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でも生きている




生きているとボロボロになることが多い。

会社やバイトで怒られて
なんでこんなに私はできない人間なのだろうと自分を責めたり

クラスの人気者を見て
いいなぁ、私もあんな風になりたい。と
自分と比べて落ち込んだり

これだけは成功させたい!ということで失敗をして自己嫌悪になったり


とにかくボロボロになることが多い。

でもその「ボロボロ」って実はかっこいいことだと私は思うのだ。

ボロボロになるのは新しい自分になるためだと私は思う。

蝶々も、
最初は芋虫で、成長してサナギになる。
サナギの時は殻の中がドロドロの液体になってるらしい。
それから綺麗な蝶々になる。

跳び箱だって
ジャンプ台で一度深く沈まないと高くは飛べない。

なんというか、そういうことなんだと思う。

私達は新しい自分になりたくて、
もっとなりたい自分になりたくて、
ボロボロになるのだと思う。

そう思って作った楽曲だ。

もっともっとたくさんの人に聴いてもらいたいなぁと、グツグツと思ってたこの楽曲
トラックメイカーのKotaro Saitoさんにリミックスをお願いした。

Kotaroさんとの出会いは、なんというか、変で面白かった。


Spotifyのバイラルチャート、知ってるかな?
今、SNSで話題になっていたり、
純粋にファンが聴いて共感共有した音楽のデータから作られるチャートだ。

そのバイラルチャートにアイラヴミーの『セーブミー』が8位にランクインしたことがあった。

それがものすごく嬉しくて嬉しくてたまらなくて。
まさか、独り言のつもりで作ってきた曲達が、今いろんな人に聴いてもらえてるんだ!!と興奮してツイッターに書き込んだところ

「おめでとうございます!僕もなんだか嬉しいです。僕もチャートに入った時のことを思い出しました。」

と、急にKotaroさんからコメントが来たのが始まりだった。

全く知らない人だったのだけど
チャートの話をしていたので、
SpotifyでKotaroさんを検索してみたらびっくりした。
うまく説明できないんだけど
楽曲が、すごかった。
この世に私ひとりだけしかいないんじゃないか、と思うような、自分を1対1でゆっくり見つめ直せる、そんな楽曲が散りばめられていた。

それからたまにツイッターで交流は続き


ある日、アイラヴミーの企画イベントになぜだかいた!!!!!!!笑

と、いうのも
音楽コンシェルジュふくりゅうさんのお友達でもあったようで、
一緒に見にきてくれていたのだ。

この日はバンドにヒップホップと垣根を越えたイベントにしたくて、ある意味異色な1日だったのに
全ての「おんがく」を心から楽しんでいて(楽屋からずっと踊ってるの見えた)
やっぱり変で面白い人だなぁとビビビっと来たのだ。
しかも終演後「全アーティスト最高だった!!!」と最高の笑顔で言ってくれた。

話してるだけで「おんがく」への愛がじわじわ伝わる。
踊っているだけで「おんがく」への愛がぐんぐん伝わる。
なにより楽曲から「おんがく」への愛とかこだわりとか、いろんなものが伝わる。

それでリミックスをお願いしたいと思ったのだ。

Kotaroさんのリミックスは大胆だった。
私が大切にしてる歌詞を大幅に省いて、まさかの展開に持っていった。
初めはすごくびっくりして何度も何度も聴いた。
聴いてるうちに気がつく。
一度聴くと、また聴きたくなる。
不思議な感覚だった。

そこもKotaroさんのこだわりだった。
曲をあえて省略する。
すごく勇気がいる選択だと思う。
なのに、その選択をしてこんなにかっこいいトラックを作ってくれた。

私だったら出てこない選択だったり、
そこに対する熱いこだわりだったり、
とにかく愛がものすごい。
そんなところが好きだ。

そして
でも生きているのトラック。
初めて聴いた時、私の好きなゲームを思い出した。
undertaleだ。
undertale好きな人ならわかると思うのだが
ものすごく、いいよね
ゲームの中身も「おんがく」も。
クールなんだけど情熱的で心に訴えかけてくる。
お洒落なんだけど、涙腺にくる。
涙がボロボロ出てきてしまう。

そんなundertaleを思い出した。

クールだけど情熱的だった。
それで、訴えかけてくる。
歌詞だけじゃない。音が訴えかけてくる感覚だった。

ものすごいぞ、今回のリミックスも。
早く聴いてもらいたくてたまらない。
すっごく泣けて、すっごく明るい未来が見える。
そんなリミックスだ。

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追記。

みんな!できたよ!!


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