しんどかった

まさか自分が精神科を受診するとは思ってませんでした。今になっては良かったと思います。もうあん時のしんどさと言ったら…

当時、結婚を約束した彼氏に一方的に別れを告げられ友人に突然、連絡を絶たれ。母親に相談するも「そんなんよくある事やから気にすんな」的な事を言われ考えがまとまらなくなりました。ただ寂しい。それだけがズンとのしかかって日を追うごとに増すばかりでSOSダイヤルに電話かけてました。でも繋がらないしたまに繋がっても「あなただけじゃないみんな色んな経験して成長する」となんか学校の先生の延長みたいな事言われ余計考えがまとまらなくなりました。

で、なんで精神科受診する事になったのか…？その日は朝から頭痛が激しかったのですが仕事しないと生活出来ないので我慢して出勤しました。事前にロキソニン飲んでたのですが効かずで時間が経つごとに目の前にキラキラ星が飛び始めてそこから意識が無く、気が付いたら病院で点滴打ってました。
血液検査も問題なく、そこで精神科の受診を勧められました。
第一声「は？何でですか？」でした。
血液検査問題無かったしだた疲れが溜まってただけやろ？と…
「疲れてるから行くんですよ、紹介状書きますね」とあれよあれよという間に精神科を受診する事になりました。
怖怖行ってみると優しそうな看護師さんに家族構成、最近あった事を聞かれました。
・婚約破棄された事
・友人が突然、離れていった事
・SOSダイヤルに度々利用してた事
・考えがうまくまとまらない事
・母親に相談しても軽くあしらわれた事
など上手に伝えられなかったけど看護師さんは優しい声で頷いてくれました。
診察室に入るとお洒落な空間に先生が笑顔で「しんどかったねぇ」と言ってくれた瞬間何故か涙が止まりませんでした。
そうか、私はしんどかったんだ…。そして統合失調症と診断されたのです。
お薬を頼るという所に抵抗を感じながらも飲むと頭痛もしなくなり久々に寝たぁ〜って実感しました。
あれから10数年。現在も定期的に受診し朝、昼、夕、寝る前のお薬を飲んで落ち着いています。当時の先生は引退され新しい先生なのですが親身になって聞いてくれます。

未だに解決出来ない事は母親の事。最初は心配してくれてたのか一緒にいてくれたのですが負担になったのか私を離婚した父親に預け距離を置くようになりました。そして現在も私を避けてます。だから私も考えないようにしています。今は父親と同居していますがあの時の事を比べたら楽しいです。優しい彼もいるし、友達はいませんがあの頃と比べたらめっちゃ気が楽です！

今回、少し長めの文章になりましたが最後まで読んでいただきありがとうございます。今、悩んでて辛い方の参考になればいいなと思います。
美穂菜。