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自分を知る方法〜キャリア整理術〜

前回のnoteで予告した通り、以下を整理する方法を書きます。

何をしてきた人(事実/経験)で、
どんな力がある人(経験を通して得たスキル)で、
どうありたいと思っているか(大事にしている価値観)

具体的な整理方法に入る前に、大事なことをお伝えします。

何をしたいかより、どう在りたいか

キャリアを考える上で大事なのは、何をしたいかより"どう在りたいか"です。「何がしたい」起点で考えると可能性が狭まるからです。

例えば、「YouTuberになりたい」として、YouTuberになることでどうありたいのか?と考えていきます。

"有名になりたい / 役に立つ情報を届けたい / 誰かに喜んでもらいたい"
がでてきたとします。
そうすると、YouTuber以外にも実現可能方法はありそうですよね。
このような感じで、まずは自分がどうありたいかを大事にしてください。


次に、誤解されやすいポイントについてです。

経験と能力は別物


経験 (やったこと) は、能力を証明するエビデンスになるけど、能力やスキルがあることとイコールではありません。経験と能力は別物なんです。

・経験:事実としてやったこと
・能力:経験を通して得た力

事実としてやったこと(経験)を書き出す作業から始めましょう。


書き出すポイントは2つです。

1. 職種の定義は会社によって違う

同じ営業職でも、会社によって定義はバラバラです。
インサイドセールスとフィールドセールスが分かれてる会社もあれば、インサイドセールス/フィールドセールス/CSまで一人でやるケースもあります。

ターゲット顧客がSMBかエンタープライズかでも違うし、売るものが有形か無形か。有形でも部品か完成品か。価格帯によっても変わります。

営業は「なにを / どこに / どんな風に」に分解して書いていくとわかりやすいので試してみてください。

2. パズルのピースは細かいほどいい

やったことを分解したものを「ピース」と呼んでます。ピースは細かければ細かいほど、いろんな絵が描けます。どんどん分解しましょう。

たとえば、採用業務。
「採用やってました」とひと言で終わらせることもできますが、採用に至るまで色んなことをしていますよね。
職種ヒアリング、要件定義、媒体選定、求人作成、エージェントリレーション、面接、部門間調整、オファーレター作成などタスクベースで書き出します。どんな職種をどんな媒体を使って採用していたのかも書いてみましょう。

Webエンジニアの場合は、開発言語、手法だけではなく、プロダクトにおける立ち位置を細かく分解していきます。

どの職種も作業ベースで分解していくイメージでやるとうまくいきます。

ピースの分解はできましたか?
次の作業に移ります!

ピースにラベルを貼る

次は、分解したピースにラベルを貼っていきます。ラベルの種類は3つ。
①好きなこと ②得意なこと ③ストレスなこと です。


それぞれの定義を説明します。

① 好きなこと
    やってて夢中になれること or 楽しいと思えること

② 得意なこと
     結果がでるイメージがもてること or 実際に結果がでたこと

③ ストレスなこと
    できるようになりたいとも思えないストレスなこと

ストレスラベルを貼る時に2つ注意点があります。
1) 苦手だけどできるようになりたいものはストレスラベルを貼らない
2)  ストレスなシチュエーションについても書き出しておく

ストレスに感じたことや違和感を覚えたことを書き出していくと、自分が大事にしていること (価値観) を知ることができます。いくらキャリア戦略としてよい選択肢だったとしても、違和感がゴロゴロ転がってる場所だと続かないので価値観を大切にしましょう。


ラベルを貼ってくと、1つのピースに2つのラベルが貼られることもあれば、ラベルが貼られないピースもあることに気づくと思います。

ラベル無ピース:仕事だからやるけど、好きでも嫌いでもない普通なこと
好き×得意Wラベルピース:あなたが価値発揮できること

"好き×得意" の割合が多く、 "ストレス" が限りなくゼロに近い仕事が幸福度が高い仕事と言えます。


最後に

私は、「これまでやってきたこと全てがキャリア」だと捉えています。一見 関係ないように見えることでも、次のチャンスにつながる種だったりします。

今うまくいかないなーと思っていることがあるとしたら、
・好きと得意が重なる部分が少ないのかもしれない
・自分にとってストレスな要素が増えているのかもしれない

そんな風に整理できると、落ち着いて前へ進めます。大丈夫、大丈夫。


働くことは価値交換してることと同義だと思ってます。

ー  誰と価値交換するのか?

給与を払ってくれるのは会社だから、価値交換の相手は「会社」が正解なのかもしれない。でも私は「市場に提供する価値と交換している」と考えています。

サービスや事業を評価するのは、社内ではなく市場です。
このキャリア整理を通じて、外をむいて仕事ができますように!

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