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あらの達人になりたい
最近、スーパーで売られている魚のあらが気になって仕方がない。
でも、どうやって調理するか迷うし、食べる時に骨ばかりで食べにくいのは嫌だなと思って、買うのを躊躇っていた。
『ねこまたぎだね!』と言われるほど、昔から魚は好物だ。
最近は値上がっていることや、調理の手間を考えるとつい見送ってしまっていた。
でも昨日は無性に魚が食べたくて、鮮魚コーナーを徘徊すると、ひらめ、ひらまさ、鮭のあらが売られていた。
〝ひらまさ〟という魚は見たことがなく、人の名前みたいでなんか可愛い。
お刺身コーナーでは、ひらまさくんが高価格で売られていた。見た目はブリみたいだ。
高い魚を買って食べれば美味しいに決まっている。
でもわたしは、このアラのひらまさくんを美味しくしてあげたくなった。
1パック298円也。
食べたことも聞いたことも見たこともないけど、ひらまさくん。
『君に決めた!!!』
ひらまさくんについて調べてみると、スズキ目アジ科の魚であるらしい。でも、ブリに似ているとか、味はスズキなのか、アジなのか、ブリなのか混乱しそうになったので、フィーリングでブリの仲間という設定にした。
ブリとは付き合いが長いんだ。任せて欲しい。
ブリに比べて水揚げ量が少なく、希少価値が高いことから高値で取引されているそうだ。
お得な買い物をした気がした。
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煮付けだけじゃ飽きそうだから、塩焼きも作ろう。
そう決めて調理に取り掛かった。
まずは煮付けの分は水で洗った。《熱湯をかけて、ぬめりや血合いを落とす霜降り作業というのをすると良いらしい》
塩焼きにする分は塩を振った。
煮付けの鍋には、生姜、にんにく、小葱切らずにダイブ、甜菜糖、醤油、ワインでグツグツ煮込んだ。焼き豚の味付けの要領だ。
塩焼き用は、魚焼きグリルの中でエリンギとナスと一緒に焼いた。
30分ほどで完成。
平日は帰宅するのが21時ちょっと前。これくらいの時間しか調理にかけられない。
ピーマンとじゃこの炒めもの、きのこ炒め、おひたしなんかの常備菜は時間がある時に作るが、もっとレパートリーを増やしたいなと思っている。
腹ペコの電車内で、noteの #今日のおうちごはんを見るのが日課だ 。
みなさん美味しそう。
ででんっ!!
昨日のわたしのおうちご飯。
めちゃくちゃ美味しくできました。
ひらまさくんありがとう。
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人の粗は探さず、魚のあら探しに精を出したいと思います。
『あらの達人になりたい。』
いつか鯛の頭を調理できるようになりたい。
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