家が揺れるんです。。交通規制するのに必要なことは?~私と「自治(地域コミュニティ)」と政治~
この記事で伝えたいこと
大型交通車両が通って家が揺れるんです・・
市民の方から、こんな声を頂きました。
陳情者のお宅を訪問すると、車両が通るたびに家が揺れていました。「朝から通行が多く、振動でびっくりして起きてしまう・・交通規制をして欲しい」とのこと。切実だと感じました。しかし同じ地区に住む方々で、どの程度の方が声を上げているか?と聞くと「分からない」とのこと。
「うーん・・どう対応しよう・・」と頭を悩ませています。
交通規制は、どうやって実現する?
交通規制や安全対策など、その地域の住環境に影響が出るものは、その地域住民の一定の合意をとる必要があります。
今回の頂いた要望を尊重すると、大型交通車両が進入できないようポールを立ててしまう策や速度規制も考えられます。しかし住む方々の車両交通の利便性も低下させる可能性がありますから、この経緯を知らない住民から、行政に「不便だろ」と苦情が届くことは十分に考えられ、行政も安全対策のために対応したにも関わらず、その仕事は評価されないということになります。
ですから、同じような悩みをもつ居住者が一定数いることと、それを改善するための策(特にそこに住む住民の利便性を低下させたり、権利を侵食する策)については、そこの住民の合意として要望をまとめ行政に提出する必要があります。
特に進入禁止や、ゾーン30(15)については、地域住民の100%に近い合意を得る必要があります。
道路の路面標示や白線の表示、注意喚起看板は、ハードルは高くないものの、景観との兼ね合いも重要です(住宅の資産価値が低下する可能性があるため)。地域合意は自分の100%の意見は通らないことも前提として、意見集約するプロセスが大変重要なのです。
意見集約は、どこでやるの?
さて、この数字は何の数字でしょうか?これは、流山市全体の自治会加入率(令和3年10月1日時点)です。これは20年前の平成23年10月1日と比較して、約10%低下しています。
これまで流山市においては、要望提出の母体として、自治会が大きな役割を果たしてきました(市も自治会からの要望は大切にするという姿勢を貫いてきました)。しかし特に新興住宅地域の自治会においては加入率が3割を切っている会もあり、地域の意見を集約し要望する母体として難しくなっています(ちなみに某既成市街地の加入率は7割強ありました)。
自治会は、お祭りやイベントを通じて顔の見える関係を作ろうとしています。行政に対して要望項目をあげるようなハードな利害調整をする前に、日々の住環境や地域や行政情報に関して、顔の見える関係で情報交換できると調整も円滑になりますね。こういった意見集約の取りまとめや顔の見える関係づくりに向けての、自治会の役員の方々のご尽力には大変頭が下がる思いです(感謝)。
私も居住しているマンションの防災活動の取り組みを通じて試行錯誤しながら実践し、行政に対して提案できるいい策は無いか模索してきました。
近藤の行動(これからどうする?)
地域の合意形成が難しい場合は、その地域に根差した市議に問い合わせることで、その地域の課題の論点を知ることができます。今回の陳情対応については、時間はかかりますが私の居住地域と近いため、同じ悩みを抱えている住民がいらっしゃるか調べることから始めていきます。
自治会の課題は地域によって異なりますが、加入率の低下や高齢化については注視していかなければなりません。
近藤みほは、忙しい働き世代が楽しく、地域コミュニティに関わりやすい仕組みを実践し、提案してきました。これまでの実践と実績、今後の政策ついては後日発信しますが、来期は、マンション管理組合のみならず、自治会にも加入して実践も行いながら、市政の仕組みに反映するために活動していきます。
皆様が関心を持てば政治は変わります。
近藤からのお願い
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【読み放題・見放題】近藤みほのせきらら活動報告
私は議員=タウンマネージャーでありたいという目標をもって以下のポリシーで活動していますが、日々様々な葛藤もあります。 <ポリシー> ①自…
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