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女性議員ゼロの自治体に、女性議員はなぜ必要か? という座談会やります 

女性議員ゼロの自治体が全国にどの程度あるのか、またどんなことが発生しそうかにの私の見解は、以下にまとめました。

私自身は結果的にジェンダーレスで育ってしまったので、女性の困難な部分について見えにくい所もあるかと思い、女性議員ゼロの自治体に住む女性に悶々とした出来事をヒアリングしてみました。こちらです(↓)

○女性議員ゼロ自治体の「なにこのエピソード・・」の連発

地区の清掃で側溝掃除をしていたら、区長から「側溝掃除は女子どもでもできる仕事なんだ」と言われた。

「女子どもでも??」って・・なんて上から目線な・・

親戚、近所の人、同級生などから。「女の子なんだから」とか、「女のくせに」というフレーズを聞いて育ってきた。 自分は夕飯後、食器を洗うが、兄はテレビを見ている。「なぜ兄は手伝わないのか?」と聞くと、親からは「女の子だから」という回答しか帰ってこない。

レッテルまみれですね。

私からすると「なにこれ人権侵害??」というレベルなのですが、世の中はまだこのような状況なのでしょうね。。私は田舎育ちでしたけど、弟も普通に料理をしていましたし、弟と差をつけられることはありませんでした。
それはうちの母が「女性も経済力をつけなさい」というポリシーだったからでしょう。しかし、うちは母子家庭。母は家事も仕事もこなし過酷に見えました。しかし母はそれを(女の仕事として)私に強要せず、一人の人間として尊重してくれました。しかし家庭を一歩でた地域は男性優位。私がそこで一生を過ごすイメージは持てませんでした。

○ジェンダーレスの時代に「女のくせに」が再生産・・

親戚の宴会の席では、男性が酒を飲む。女性はその準備、食事の提供、後片付け。ようやくゆっくりできるのは、宴会の後。 とても腹立たしく思っていたが、時代のせいだと諦めていた。しかし最近友人の夫が洗濯を干している様子を見た小学生が「男のくせに洗濯している」というのを聞いて、性別役割は強固に残っているし、何もしなければ再生産されていくように思えた。

洗濯できないなんて・・。でも私も田舎でよく見た風景。母はよく働いていました。

そういえば、先日うちの次女も学校で「お前、女のくせに○○だな」「女が家事をやるもんなんだよ」など言われて、怒って帰ってきました。
「あなたがまっとうに怒れてママは誇らしいよ^^」と伝えました。

父に私の手料理を出した折、「共働きだと、こうなるんたなー(つまり手抜き)」と言われて悲しくなったが、これがこの地域のスタンダード。

文句言うくらいなら、自分で作りなさいw、と今なら言える

○声上げて、駄目だったら移住しよう



以上、4つくらい列挙するだけで具合悪くなるのですが、ここまでひどい環境だと「流山市に移住されたら?」とお勧めしたくなります^^。流山市にもこのようなご家庭はあるのでしょうが、私みたいなものが生きていけるのだからまだまし!だと思います。人が多いので多様な価値観を持つ方がいて、自分と同じような考え方を持っている人とも出会えます。
そういう時、人は幸せを感じますね。
何より、流山には「自分の人生を生きたいと思えば、サポートしてくれる先輩が(女性も男性も)沢山います」yo^^。

○自分の未来を想像できない時、女は黙って去る

エビデンスはこちら。地方は女性が流出しているとのことです。
まぁ、上記のような文化であれば当然ですよね。。

特に、福島県、岐阜県、三重県、静岡県、北海道、岩手県、長野県、鹿児島県、岡山県、山口県、大分県、石川県、群馬県の13エリア(以下減少数順)については、女性の転出超過数が男性の1.5倍を超えるアンバランスな減少を見せているとのこと。
女は無駄に戦わず、黙って出ていきます。地方創生どころじゃないですね。。

これを読むと構造がよく分かります。明解。


○風土を変えるために、女性議員は有効だと思います



こういった発言をする方は「悪気はない」と言います。無意識なんですよねー。このような状況を改善するには、女性が市政に参画し、啓発事業や家庭や育児、ケアに従事されている女性がフェアに活躍できる仕組みづくりに貢献できれば、風土を変える意味で、とても有効だと思います。すぐには変わりませんが、3年頑張れば風は変わることを私も実感しています。
男性でもできますが、やはり優先順位は自分事が一番になります

○わいがや座談会&「女性地方議員@雑談室」開設します

こういったことを、もっと多くの方と話すために、わいがや座談会「政治の女性はなぜ必要か?」」を2/7に行うことにしました。

また、女性議員と話していて「メンターが少ないな」「一人で頑張ってるなー」と感じましたので、主旨に賛同して下さった女性議員と「女性地方議員@雑談室」というメッセージグループを作りました。ざっくばらんな相談の場です。

さらに嬉しいことに、この雑談室の顧問を前和光市長の松本武洋氏が引き受けて下さることになりました^^。

全国の悩める女性地方議員、そして、女性議員が少ないから議員を目指してみようかなという女性、ご連絡ください。「女性地方議員@雑談室」にご招待します。
余力で運営しますので、近藤のゆるゆる運営でイライラしない人限定になりますが。

○最後に、多様性の第一波に感度が悪い地域は、他にもきっと問題がある


女性女性女性と乱発することに、自分でも違和感を感じますが、多様性の一波である女性の人権にさえ感度が悪いということは、男性の色々ある個別事情に対しても配慮がないということです。つまり見えない人権侵害が存在する。

自分がフェアにまちづくりに参画出来ていることを実感できるって、生きる源であり、幸せなことですよね。幸せな人が増えれば幸せな地域になります。そんな地域づくりに貢献するためにも、胸を張って主張を発信していこうと思います。

応援頂けると、他自治体への視察や研修費、専門家にアドバイスを求める、同じ思いを持つ議員さんに直接会いに行き対談する等、活動量を増やすことが出来ます。まっとうな政治を行うためのサポートよろしくお願いいたします。