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議員のリテラシーと活動次第で、まちはどんどん良くなる ~私と「地方議員」と政治~


私と「地方議員」と政治


選挙で勝てば議員になれます(逆に選ばれなければ、わたしも1市民でしかありませんし、議会で発言する権利もありません)。評価は選挙で勝ったのかだけなので、多様でよいのです。
しかし、だからこそ私は「地方議員」が何者であるのか、どうすれば自分が自信をもって活動できるのかについて整理をしてきました。
結果、自律分散の「まち」を実現する地方議員の可能性を見出したく、議員活動のポリシーを決めました。

まちが良くなる議員の動きと役割


以前の記事から、二元代表制を有効に活用するには、以下が重要であると書きました。
①市長が素晴らしくても20万人の声は聞けない。
流山市であれば28人の議員が、地域や政策課題を調べながら、市民の声を市政に反映するために動ける。
②住民の意見は何もしなければバラバラ。誰かの正解が他の誰かの不正解になる場合もある。議員は多様な住民とつながっているため、議員同士が話し合うことは住民の代表者同士の対話になる。この過程で新しい解が生まれることもある。

二元体表制をしっかり使う
パブリックコメントは本来議員がうけるもの

きめ細やかな意見を聞き、届けること=パブリックコメントは議員の仕事だ


流山市も条例を作る際に、住民からの意見を反映する手続き「パブリックコメント」(こちら)を実施しています。しかし、パブリックコメントに至るまでには、審議会などでの議論も踏まえ、(案)を作成しています。つまりだいぶ「仕上がった」段階での意見徴収になるので、住民の声を反映するにはちょっと遅い印象を受けます。

実際パブリックコメントを提出した市民からは「意見を聞いてもらっているとは思えない」という声を頂きます。

しかし、本来住民に近いのは議員。きめ細やかな声を聞けるのは議員です。重要な条例であれば、固まっていない段階で住民からご意見をいただいて(つまりパブリックコメントとして集めて)議会を通じて提案できるでしょうし、審議で住民意見を共有することにより、きめ細やかな提案ができます。これが本来のありたい姿ではないかと思うのです。

こんな地方議員と一緒に仕事がしたい(私のおススメ)

住民の声をきめ細やかに聞いて、集約し、議会を通じて届ける。その結果を地域に返していくことで住民自治を育てる。
いろんなタイプの議員がいらっしゃいますが、私のおススメの議員はこの活動ができる方々です。全部である必要はありません(私も全部は無理ですがこうありたいと思って努力はしてきました)。
限られた税金の効率利用に貢献できる議員に注目いただき、応援してほしいと思います。

●1.課題整理ができること(1人の偏った意見に引っ張られすぎない)
●2.主張が一貫していて、筋が通っていること
●3.住民が活動したいと思った時、サポートできる力があること
●4.最終的に仕組みづくりに貢献する姿勢があること
●5.人として魅力があること(近藤も学んでいます⇒①謝れる/感謝できる②身だしなみ③アイドルになることの意味)

こんな活動をする議員は、できれば支持しないでいただきたい(涙)

この職について、びっくりするような行動に触れる経験もあります。私は議会の合議体として尊重しているので、頑張って利害調整をしますが、大変苦労します。

●1.時と場合によって、180度異なる主張を展開する
●2.住民の陳情を調査、精査せず、議会で取り上げる
●3.質問がなぞなぞ
●4.そのほか、近藤の持論(誰が言うかで政策判断する、調査しない、勉強しない・マウンティングする、リスクを取らない)

あなたが名前を知っている、なんでも聞いて言う通りに動いてくれる、職員にキツく言ってくれる、そんな議員が表面的には良いように言われることがありますが、時には住民の皆様にとって不利益が発生するという具体的なエピソードや構造も共有していきたいと思います。

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私は議員=タウンマネージャーでありたいという目標をもって以下のポリシーで活動していますが、日々様々な葛藤もあります。 <ポリシー> ①自…

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