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コンテンツ制作に携わる人が大切にしたい5つのこと

転職やキャリア領域で3つのメディアの責任者をやらせてもらいつつ、会社の公式Twitterの中の人や広報を通して、日々「コンテンツ」というものに向き合っています。

ワードプレスで記事を公開することもあれば、Twitterを投稿したり、Youtubeで動画をアップしたり、プレスリリースを書いたり…

目的・用途に応じていろんな媒体で情報を発信するわけですが、「コンテンツ」という括りで捉えた時に、これだけは大事にしないと伸びないな〜っていう共通のポイントがあると思っています。

当初は数名の体制で運用していた事業部も、20名を超えて拡大する過程で、なかなか一人ひとりにこの思想やポイントを伝えることが難しくなってきたので、ここで改めて言語化して残しておこうと思い、ものすごく久々に(笑)note書きます。

コンテンツに携わる方にとって何かしらの気づきになれば幸いです。

コンテンツ・メディアの最大の役割はファン作り

私が勤めているアクシスでは「ヒトとITのチカラで働くすべての人を幸せにする」というミッションを掲げていて、現在はメディア事業・エージェント事業・キャリアコーチングサービスなどを展開してます。

その中で、メディアはアクシスという会社やサービスのファンを作るための一番最初の接触点であり、ナーチャリングの機能も果たすような存在。全てのサービスの「集客」という役割を担う存在であるべきと考えています。

その目的に沿って、転職やキャリアの考え方・ノウハウをWebメディアやYoutube、TwitterなどのSNSを通じて発信しているわけですが、メンバーに繰り返し伝えているのは「うちだからこそ発信できる情報」にこだわること。

「競合がこういう記事を発信してるから、こういう情報を網羅すればいいはず」みたいな話って結構アリがちかなと。

SEOだったら、上位記事のコンテンツの寄せ集めみたいな構成作っちゃったり、Youtubeなら競合がやってるテーマや過去にバズったコンテンツの焼き直しみたいな…

(極論かもしれませんが。)誰にでも発信できる情報には価値がない。単に情報をまとめただけでもだめ。ユーザーの課題解決につながるコンテンツになってなければ意味がないのです。

自社のサービスを通して培った独自の知見や転職・キャリアのプロだからこそ提言できるアドバイスをコンテンツに落とし込むことを大切にしています。

それが、アクシスという会社やサービスの信頼性と権威性を担保し、競合優位・差別化になる。

そしてその結果として、ファンが増える→サービスを使ってもらえる→収益が増えるという順番なんだと思います。

メディアやコンテンツにおける正しい努力って何か

シンプルに言うと、メディアを伸ばすために、SEOやYoutubeなどの特定のWebマーケティングのスキルを磨くことやアルゴリズムをハックしようとすることは枝葉で、本質じゃないよってことです。

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メディアの役割は「ファンを増やすこと」。

そして、ファンを増やすために一番大切なこと(=正しい努力)は、競合よりも高い価値のコンテンツを質と量の両輪で追求していくことだと思います。

メディア=コンテンツの集合体と定義すると、Webメディアだけじゃなくて、YoutubeやTwiter、インスタグラム、アプリはすべてメディアであり、媒体が変わったとしても本質は同じです。

コンテンツを作る人が大切にすべき5つのこと

じゃあ、コンテンツを作るときに何を大切にすれば、伸びるメディアを作れるのかというと、ざっくり以下かなと。

1. 情報の正確さと独自性にこだわる
└インタビューや調査データなど1次情報の取得にこだわる
└自分が発信する領域やサービスのことをキャッチアップする

2. 読者が知りたいこと・困っていることを解像度高く把握する

3. ユーザーの課題解決につながるコンテンツを追求する
└誰の何の課題を解決するのか、どんな提供価値を届けるメディアなのか、メディアの世界観を追求する

4. 誰にでも伝わるように、わかりやすく情報をまとめる
└1文1文にこだわる丁寧さ緻密さ
└構成力・編集力・日本語力

5. 上記の一連の流れに楽しみややりがい、情熱を見出せるか。
 地道さに耐えながら、やり続けられるか

マーケティングスキルが高い人≠コンテンツ作りが上手な人ではない

自分自身も手を動かして、メディア作りをやっている中で思うのは、マーケティングとコンテンツ作りは別の頭だなってことです。

マーケティング = モノが売れ続ける仕組みを作ること
コンテンツ作り = 妥協なき世界観の追求

かなと思っていて、この2つの視点を必要な場面に応じて切り替えて使うようにしています。

これを切り分けないと、マネタイズが優先されて、ユーザー体験が阻害されてしまって本末転倒になってしまう失敗もあるあるだなと。

徹底的に価値のあるコンテンツ作りをする思想と、そのコンテンツをより多くの人に見てもらい収益を伸ばすというマーケティングの思想を頭の中に共存させながら使い分けられるバランス感覚と柔軟性。

これが大事だな〜と思います。


また、ちょこちょこ仕事の気づきをnoteに残していきます。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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