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タオル玄人に見える(かもしれない)タオルの選び方

三保原屋本店は静岡の家庭用品専門店。創業は1687年といわれています。
今年も6月22日からIKEUCHI ORGANICさんのイベントを開催します。

今日はタオルの選び方について。
私たちは実店舗での販売が多いため、お客様に接する機会も非常に多くあります。

そんな私たちが「おぉ!玄人さん現る!」と思うお客様の動きを記載してみます。お店で玄人感を出してみたい方は是非ご参考になればと思います。

タオル選びの玄人さん

結局は手触りを確かめているだけなので、決まった動きはありません。

いちいち言語化せずに、触って触って、使って使って、ご自身の好みを知ることが大切だと思います。

ちなみに、タオル表面のクルクルしている部分を「パイル」と記載し、今回はガーゼについては記載しておりません。

①タオルの毛先を指でつまむ

商品に遠慮して、こんな感じで触る方も多いはずですが、動きに意図を感じると「玄人!」と思います。

出荷時に柔軟剤がつけられているかどうかを確かめます。

タオルには価格も大切なので、タオルを比較的安価にし、最終的には販売をしやすいようメーカーさんの方でタオルに柔軟剤をつけてから出荷することもあります。

触っているうちに指先が柔軟剤等を感じるタオルの一部は、すぐにかたくなってしまうものもあります。

②タオルをぎゅっと掴む

触っていいのかな??と思う方もいらっしゃると思いますが・・。

パイルの立ち上がりを見る行為です。
また、パイル以外のタオルのコシを確かめることもできます。

タオル屋さんが「良いタオル!」と喜ぶものは、
「キュキュ」「ギュギュ」と、きしみ(?)や、新雪を踏むような音がします。

③タオルの重さを感じる

タオルの設計図は非常に面白いのですが、
大きく
●タオルの基礎部分
●タオルのパイル部分
に分けることができると思います。

タオルの重さを見ることで、
・どんな太さの糸を
・どんな密度で

織っているかを知ることができます。

重ければOKや、軽ければOKというワケではありません。

これもいちいち言語化せずに、
好き嫌いの感覚が分かるまでタオルを触り続けて、感触を得ている方は、玄人さんだなと思います。

④パイルの長さを見る

タオルのパイルの長さを見ます。
結局は、フワフワが好きか、しっかりめが好きかという違いにはなってきます。

タオルの表面積がある程度同じであれば、
吸水量の多いものは、乾きにくく。
給水量の少ないものは、乾きやすい。
と、考えてもいいと思います。

⑤タオルのパイルを見る

ここからはマニアックになっていきます。
最近は、細い糸や、無撚糸(撚り)

・無撚糸

・単糸
・双糸
(ループという言葉になっていますが、パイルのことです。)


など、糸の種類や使い方を見て、ご自身の好きなタオルを確かめていると、完璧にタオルにハマっている方だなと思います。

もしかすると、普通のお店の店員さん並みにタオルに詳しい方の可能性があります。。

好きなタオルを!

色々と記載をしましたが、最終的には沢山タオルを触って、ご自身の好きなタオルの方向性が分かるといいなと思っています。

まずは、新しいものを買わなくても、お家にある好きなタオルと向き合ってみてください。

タオル選びを楽しむ

また、タオルはギフトで選ばれる方も多くいらっしゃいます。
「あの人には、こんなタオルを送ろう!」
「こういう理由で、このタオルを選んだよ!」
などなど、買い物に心が入ると、ギフト選びも面白いかなと思います。

最後に、タオルを洗濯すると、かたくなる・・という方は以下のnoteもご覧ください。




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