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子連れ発!新しい生き方・働き方

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副業・社会起業・パラレルキャリアなど、ちょっぴり時代を先取りした経験から、新しい時代を生き抜く価値観やスキルなどのヒントになるnoteをまとめています!運営:子連れMBA(一般社… もっと読む
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#オープン社内報

ワーママの板ばさみと、変われない日本企業の正体

ワーママはサンドイッチの間のきゅうり 職場で言いたいこと、やりたいこといっぱいある! でも、あと1時間でお迎えに行かなきゃいけないし、今は言い出せない。 お願いだから話しかけないで・・ 仕事と子育てで板挟み、会社で思い切ったことをやりたくっても、言い出すと子育てに影響するので、やりたいことがあってもグイグイいけない。それがワーママ(ワーパパも)の日常です。 まるでサンドイッチに挟まれているきゅうりのように、身動きがとれません。 ワーママを挟むパンの正体は?こんなサンドイッ

努力は夢中には勝てない〜Play first〜

「努力は夢中には勝てない」 趣味でも、仕事でも本当にそう、納得しかない言葉です。これは『論語』の言葉「知之者不如好之者、好之者不如楽之者」を訳したものだそうです。 「好きこそものの上手なれ」でしょうか。 私は、マインクラフトやレゴは、ご飯や寝るのも後回しで夢中でやっている11歳と6歳に全く勝てません! 歴史でいうと、出世のために南極大陸を目指した軍人のスコットと、根っからの冒険家のアムンセンのお話もそうですよね。(悲しい結果となるスコットは、得意な人の力借りたらよかったじ

傷つかない程度になぐり合うのが多様性

私の初めての起業の大失敗はずばり、自分1人がぐいぐい引っ張って事業を立ち上げたことです。これが本当にしんどかったし、成果もほんとでなかった! 起業すると自分の時間をコントロールでき、子供との時間も増やせるはずだったのに、会社員のときよりも長時間労働で、深夜も休日も駆り立てられるように働くし・・更に、自分だけが長時間働いて責任を負っているんだというピリピリ感が、周囲のメンバーにも伝わり、今思うと最悪でした。 この反省から、非営利活動の「子連れMBA」では、6年前からメンバー

新しい時代の基礎力は「よみかき妄想」?!

私が数年前にひょんなことから突然会社勤めを卒業し、一番困ったのは「妄想力のなさ」でした。幸いなことに目先の収入を追わなくても、何をしてもよい!という最高に自由な状況におかれたのに、自分が何をやりたいかが全くわからなかったのです! 組織の中にいたときは「こうしたらもっと面白いのに!」なんてアイデアは山程出てきて、イノベーションや妄想力には自信があった自分なのに・・いかに他人につくられた土俵で生きていたかに気づきました。 そこから徐々に妄想力を取り戻しつつあるものの、妄想力は

新しい時代の「学び」とその「学び方」

8月から参加している「アメリカン・エキスプレス・リーダーシップ・アカデミー2021」が後半に突入。進むごとに自分も事業もパワーアップして、めちゃくちゃ役に立っています。が一方、noteにプログラムでの「学び」を投稿しようと思うものの、なかなか書けないのです。 なんでかな・・と考えたところ、文章でシェアできるような「知識」は「学び」ではないこと、そして最近「学び」の内容が大きく変わっていることに気づきました。 そこで今日は、これからの「学び」とその「学び方」をみなさんにお伝

子育てを経験するとこれからの時代グーンと生きやすくなる話

これを改めて感じたのが、先日お招きいただいた、乳幼児玩具メーカーのピープルさんのインスタライブでお話しした時。 育休中のみなさんを元気づける「子育てでキャリアアップ」というテーマでしたが、キャリアアップというよりも、「子育てを経験すると、これからの時代に大切になる力がめちゃくちゃ身につくなあ!」と話しながら気がつきました。 子どもが乳幼児でも、もっと大きくなっても、いろんな悩みが次々にでてくる子育て。そんな日々楽しく格闘中のみなさんに、声を大にして伝えたいのが「子育てをする

イーロン・マスクから学ぶ、壁が消える世界

「イーロン・マスクが特許をオープンソース化した理由がぶっ飛んでステキだった」この少し前にバズった記事。これがまさに、これからの時代感をあらわしていると同時に、新しい経営理論からも理にかなうもので驚きました! 今日は、イーロン・マスクが、特許を公開する狙いをもとに、新しい経営理論からみたこれからの時代感について書きます。この時代感を先取りする方法も書きましたので、新しい時代を味方につけたい方はぜひ読んでみてくださいね。 テスラ社が特許をオープンにしている理由ずばり、テスラ社

自分のOSを入れ替えよう!〜デジタル庁トップ石倉洋子先生の講義から

先日、幻の講座を受けました。大注目のデジタル庁のトップに就任された石倉洋子先生による「テクノロジーで激変する時代、リーダーはなにをすべきか?」という講義です。 なぜ幻かというと、石倉洋子先生は「デジタル監」という公務員になられたので、本来は民間の仕事は一切受けられないとのこと。ちょうど就任前に今回の件が決まっていたので登壇いただけたので、超ラッキーでした! この講座も、非営利団体のリーダー向けに、アメックスさんが提供してくださっている「アメックス・リーダーシップ・アカデミ

「魚の目」をやしなう経営学

先日、子連れMBAのMBA(Makers of Business Art)講座の打ち合わせで、早稲田大学の教授と話していて驚いたこと、それは、講義のテーマとして先生から提案されたマーケティング理論です。 Better Marketing for a Better Worldなんと、マーケティングのコンセプトに"Better World"という言葉が入っているのです!単に売れる仕組みをつくるだけのマーケティングはもう時代遅れ。 「サステイナブル」「Better World(よ

「と」の大切さ

私たちの運営する、子育て世代のリーダーを輩出するラーニングコミュニティ、子連れMBAの「MBA」は、経営学修士ではなく「Makers of Business Art」。 ビジネスとアート? 実はこのふたつの言葉を繋ぐ「と」 がとっても大切なのです。 今日はぜひみなさんにも使ってもらいたい「と」の大切さについて書きます。 論語と算盤渋沢栄一さんをご存知でしょうか?明治という激動の時代に、470社以上の会社の設立に関わる起業家として、近代化に大きな影響を与えた方です。 彼の

最先端の経営学から、リーダーシップ3つの誤解

政治の世界でも、誰がリーダーになるかドキドキしますね。国を象徴するリーダーが社会に与える影響はとても大きいですから。こんな重要な「リーダーシップ」なので、半世紀以上にもわたって世界中で様々の研究がなされてきたそうです。 このリーダーシップの最近の研究結果、知ってしまうと人生が変わるくらいパワフルなのです。   新しいリーダーシップを知って人生が変わった人。それが私です(笑) 会社で受けさせていただいた女性社員向けのリーダーシップ研修のおかげで、考え方や行動が変わり、人生まで

これからは誰もがリーダー!最新のリーダーシップ理論の話

リーダーシップと言えば 「ああ、グイグイ引っ張る人よね」とか 「チームリーダーとか管理職になると必要かな」 そんなイメージの人が多いでしょう。 でもそれは昔の話。今の時代、特にこれからのリーダーシップは違うのです。 今日は私が初めて知った時に「まさにこれ!」と膝をたたいた、新しいリーダーシップ理論、「誰でもリーダーシップ」理論(勝手に名付けました)をお伝えします。 私はこの理論、めちゃくちゃ好きでして、書きながら興奮しています(笑) イメージしやすく例を使っていますので、

パラレルキャリアに飛び込む3つの方法〜8人のワーママの実録から

これまでと働き方がガラリと変わりつつある今、副業・複業といった「パラレルキャリア」にちょっぴり興味をお持ちの方も多いでしょう。 「でも、一体どうやって始めるといいの?」 今日はそんな素朴な疑問にお答えします。 私の属人的な経験ではなく、子連れMBA(私の運営するラーニングコミュニティ)のプログラムを通してパラレルキャリアを立ち上げた7人+1人のワーキングマザーの実体験から見出した、パラレルキャリアを始めるための3つの方法についてお話しします。 「そもそもパラレルキャリア

大将軍の見てる景色、見えてますか?

久しぶりの「脱サラ起業あるある」、今日は「意思決定の量の多さ」です。脱サラ起業で一番辛かったのは、前回書いた「9時5時の呪縛」ですが、今日は起業家でなくとも人生において大切な話をします。 決めることが多すぎる自分で事業を始めてから、大変だったことのひとつが、「意思決定が多すぎる」こと。カッコいいことでいうと、ミッションや戦略策定などありますが、こんなハイレベルなことばかりではないんです。 文房具やコピー用紙の選定から(アシスタントさんいないので)、とにかく意思決定の量が半