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#07高校情報科の授業で初めてPython(パイソン)というプログラミング言語に取り組む 第7回

今年初めて授業でPython(パイソン)というプログラミング言語に挑戦している。
 第7回は「よく分からない」という生徒の声もあったし、Chapter3を一通り終えたタイミングでもあったので、今までの復習をした。具体的には、四則演算等の算術演算子、条件分岐に使う比較演算子、乱数とfor文の使い方を復習した。
これからPython(パイソン)を学ぶ方の参考になれば幸いです。

学習内容(復習)

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算術演算子で注意するべき点は、//を使うと、小数点以下が切り捨てられることだ。また割り算の余りを求めたい時は%を使う。累乗の計算では、**を使うことも注意が必要だ。

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比較演算子では、等しいかどうかは==を使うことに注意が必要だ。等しくないかどうかは!=を使う。

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乱数を使いたい場合は最初にimport randomと宣言をする必要がある。

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引数(ひきすう)が1つのfor文は繰り返し回数を指定することを覚えておきたい。

復習として、以下のような穴埋め形式の練習問題を用意した。出力(例)を示し、入力するプログラムの足りない部分を考える問題とした。

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答えは、ア : %、イ : **、ウ : cnt + 1 、エ : random.randint(1,100) である。

1%の確率で当たりになるガチャを100回引くシミュレーションは、 日出学園中学校・高等学校教諭 武善紀之先生の 実践研究「情報科」「ガチャ」の確率シミュレーション~情報Ⅰ全体を概観してみて~を参考にした。

生徒の様子

前回、「テキストの通り打ち込めば、期待した値が出力されるが、おもしろくない」と言っていた生徒たちは、穴埋めを考えるのが楽しいと言ってくれた。

「やっと意味が分かった」「今までやってきたことがつながった」と言う生徒もいた。

「プログラミングは実に楽しい!」と言ってくれた生徒もいて、おおむね好評だった。

ガチャの問題は、数学の確率でも習ったそうで、驚きは小さかった。進度の早い生徒には、1%の確率で当たりが出るガチャを100回引いても当たりが出ない確率を電卓を使って計算してもらった。淡々と計算していた。

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プログラミング初心者に、考えながらプログラミングする楽しさを味わってもらえたようだ。

まだまだ手探りで、試行錯誤の連続だが、少しずつ前に進む感覚をつかめた。


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