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夜が訪れ、朝が始まり、また今日は過去になる

気が付くと、先週の平日は一歩も外に出ていなかった。

実家から届いたあまたの食糧、パソコン1つですべてが完結する仕事、取材も今は少なくて、外に出なくてもすべて完結してしまう。さらに何でも話せる同居人がいるものだから、人生において必要なものすべてがここにそろっているような気さえしてくる。

学生時代は正反対で、1日家にいるのはお正月くらいだった。一人でも電車に乗ってカフェに出かけるし、予定でびっしり詰まった手帳にほっとした。当時の私が見たら、今の生活をどう思うのだろうか。

もちろん外に出ることは嫌いじゃない。いやむしろ、どちらかというと好きなほうだった。ただ、外に出なくてもできることが増えたのと、1日の大半を過ごす仕事がパソコン1台で事足りることで、快適な引きこもり生活が過ごせているのだ。居心地のよい空間。おだやかに、そして光の速さで流れる時間。なんだか順調な気がしているが、最近ひとつ、問題を抱えている。

それは、思考が多岐に及ばないこと。言い換えれば、noteで書きたいことが浮かびにくくなっていることだ。「外に出てた時も同じこと言ってたじゃん」なんていう意見もあるけれど、外界からシャットダウンしているこの状況は、外出時よりも取り入れる情報がはるかに少ない。意識して「考えること」をしていかないと、あっという間に仕事が終わり、夜が訪れ、そして朝が始まってしまう。

あぁまた今日も、仕事のこと以外はたいして考えられなかった。noteの画面を前に手を動かしていると、いつのまにか今日は過去になっていた。こうやって今週も、秒で今日が過去に変わっていくのだろうか。

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