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SNSは趣味?仕事?

当時好きだった人の膝の上から眺めていたパソコンの画面には、「mixi」の文字が書いてあった。「何、これ?」と聞くと、彼は「子どもにはまだ早い」と言って取り扱ってくれなかった。今思えばたった3つの差なのに、若い頃は大きな壁のように感じてしまうのはなぜだろう。

どうしても「mixi」に入りたくて検索をかけると、完全紹介制と書かれている。彼からは紹介されたくない。でも周りでやっている人がいない。困っていると、当時よく見に行っていたブログの人が「mixi始めました」と書いていたので、「いつもブログ見ています」と連絡を取り、紹介してもらった。時々私は自分でも予想できない位の行動力を見せる。今回もそれだった。理由は彼と一緒のことをしたかったから。思えばこれがSNSの始まりだ。

その後も色々なSNSが出てきたけれど、Facebookは「海外で知り合った友達と連絡を取り続けたかったから」、instagramは「運営メディアの宣伝に使いたかったから」、twitterは「仕事のために発信をしていきたいから」と、それぞれ目的があってはじまっている。「好きだから」で始まっていないところ、余裕がないというか、必死すぎてなんだか恥ずかしい。目的をもって始めているのに、具体的な達成までのマイルストーンが出来ているわけでもなく、それでも趣味に振り切って更新しているわけでもなく、なんだかすべて中途半端な気がしてきたのだ。

利害関係なしに、単純に好きだからやってしまうことって、思い返せばすごく少ないかもしれないなぁと思う。文章を書いているのは好きだけれど、その先には「スキルアップ」という目標があるし、毎日書くのはいわば筋トレだ。仕事は好きだけれど、どちらかというと「夢中」に近い。会社の目標やメディアのありたい姿を目指してやっているので、中には大変だ、やりたくないと思うこともある。「単純に好き」というものでもない気がする。

趣味なのか仕事なのか。最近は境界線がすごくあいまいだ。SNSだって立派なビジネスツールだし、そうでなければ単純な友達との連絡手段。誰かから依頼があったり、「仕事」として関わっているものについてはストイックにやれるけれど、SNSは楽しみの延長にもあって、力のかけ方が難しかったりする。「SNS講座」なんてものに行ってしまったら余計、だ。

個人で可能性が広げられる世界だからこそ、選択肢が多くて大変だよなぁと単語が全然わからない文字おこしの休憩にふと、ぼんやり考えています。

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テーマ #SNSについて思うこと

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