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樹海、さわやか、アイスケーキ。厄年あふれる誕生日のアレコレ

写真:忍野八海のお釜池


9月26日、またひとつ歳をとった。2022年は結婚式準備の真っただ中で忙しく、近くで買ったケーキとスーパーの高い牛タンでお祝い。一昨年はサウナの聖地「しきじ」に行っていたらしい。何をしたのか覚えていなくて、googleフォトの写真をさかのぼってようやく思い出せた。「しきじ」のあとに「さわやか」へ行って、パートナーがげんこつハンバーグを4皿頼んだんだっけ。異常な食欲に目をみはったことがよみがえった。

そして今年の誕生日。26日は平日なので、前の休日に富士山近郊へと日帰り旅行をしてきた。メインは富士の樹海。近隣でまだ行ったことのない、自然があるところを探していたら、(いろいろな意味で)樹海が気になってしょうがなくなったからだ。

ただ、旅にトラブルはつきもの。しかも今年は厄年だ。

朝7時半に家を出て、樹海→富士山五合目→忍野八海→さわやか、というコースで回るつもりが、高速道路の渋滞にはまり樹海についたのが午後2時。2時間くらいはトレッキングしたい。そうすると時間的に富士山五合目はあきらめて、忍野八海にギリギリ行けるか……というところだった。

樹海トレッキングコースの入り口
倒木。樹海の地面は溶岩でできているため、木の根が地中へ深くはれないらしい
道ができていて、案内標識もあるので普通にトレッキングができる
きのこも数種類見つけた。かわいい

楽しく樹海散策を終えたあと、さわやかでの待ち時間も考えて、約30分ほど忍野八海を観光(実際には四海くらいしか回れなかった)。そしていざ2年ぶりの「さわやか」へ!

「さわやかは俺の故郷だ」と言い張るパートナーのテンションはうなぎのぼり。「駐車場に止める前に店前で降ろすから、整理券を早く獲得してきて!」とミッションを与えられ、到着してすぐに走ってお店に入り込もうとした……が、

本日の受付は終了しました

店員らしい人物が深々とお辞儀をしているイラストが描かれた看板が、私の目に飛び込んできた。時刻はおよそ18:00。駐車場整備のおっちゃんに聞くと、17:15の時点で終了していたそうだ。

「さわやか」の閉店は23:00。オーダークローズを通常より早めの22:00だと見積もっても、最後の人はおよそ5時間待ち…? 狂っている。本当に狂っている。「なんでそんなにみんな『さわやか』へ…!?」なんて不満を大爆発したけれど、自分たちも旅の重要なポイントに入れるほどにはげんこつハンバーグが好きだ。「さわやか」狂人集団を担う一員である。たぶん、こういう人がゴマンといるのだろう。

2021年の誕生日に食べた「さわやか」のげんこつハンバーグ

そのあと行った焼き肉屋では、惰性で行ったにもかかわらず過度に期待をしてしまい、予想以上においしく感じられなかった。「もうここで食べるのを止めよう」と、おなかが満たされる前にオーダーストップしたにも関わらず、総額2万もかかっていてさらに追い打ちをかけられる。この金額なら、大好きな新井屋で、おなかが張り裂けるくらいまで食べられるよ……。帰り道に、ゆずのなかでも一番ダークなアルバム『トビラ』を聞きながら「悪口大会しよう」と提案するほどには結構なへこみようだった。

そして迎えた26日、誕生日当日。平日だから前借りにと旅行に行ったものの、やはり当日にもちょっとした何かがほしい。そんな話をしていたら、パートナーが出前で鮨を頼んでくれた。19時に届き、食べる準備をはじめようとしたら「ちょっとトイレ」と突然消える彼。しばらく経って戻ってくるやいなや「サプライズ失敗した……」と一言。

どうやら、19:10にアイスケーキを届けてもらう予定が、間違えて店舗受け取りにしてしまっていたらしい。サプライズで「じゃじゃーん」と喜ばせる予定だったそうだ。思いがけない「サプライズ予定でした」の報告と、配達に来るはずのものが届かない事実に、まさかの2人そろってサプライズを体験した誕生日。厄年の効果恐るべし……。

タクシーで取りに行ったアイスケーキ

だけど、「忘れられない思い出、プライスレス」なんて言って取りに行くのも、そんなに悪くなかったな。

9月26日のnote


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