マガジンのカバー画像

編集とライティングと、働くこと

99
未経験から編集者を目指していた2017年以前の私に向けて、編集者の仕事、参考になるnote、編集者となった自分はどんなことを考えて日々働いているかをまとめています。
運営しているクリエイター

2018年6月の記事一覧

6月の月報ー気持ちは文章に表れる

今年も半分が終わった。早い。3月から始めた毎日noteも4か月目に突入する。あっと言う間だ。今月はどんなことを書いてきたかなぁと、1記事1記事読み直してみた。 6月の感想「これで良いのかな」とモヤモヤしていた気持ちが出すぎていて驚いた。自分が読みたいものを、と思って書いていたからだろうか、書いていた時の心境がそのまま表されているようだ。その中でも、なんとか現状を良くしようともがいている様子もあって、自分だけの日記を見ているような、フォロワーのいないtwitterにひたすらつ

見えづらくなるものを、クリアに見続けること

本当に好きな人に申し訳ないなぁと、誰に向けてかよくわからない罪悪感がある。今年は見るのを迷っていたけれど、結局3試合とも見てしまった。にわかファン更新だ。 中学校の頃から4年に数回だけサッカーを見る、筋金入りのにわかファンだ。前回はパブリックビューイングをやっている六本木のクラブへ十数名で行って応援していたし、その前は確か新宿のHubで騒いでいた気がする。「みんな元気だなぁ」とテレビ越しに見ている光景の中に、昔は混ざっていたのかと思うとちょっと恥ずかしい。 今年はすっ

「やらないこと」をやることも必要

「職場に行けば仕事が気になるし、やるならちゃんとやりたいから、定時で帰るのがすごくストレスで……」と友達が言った。 ここ数カ月働きすぎだったせいか、何でもない時に突然涙が止まらなくなるなることがちょこちょこあったという。その発作は決まって夜に来ていたそう。けれどある時突然、それが出張中に起きてしまい、しばらく会社を休んでいた。 * 冒頭の話をしたのは復帰してから2~3週間が経った頃。しばらくは定時退社が義務付けられ、周りの先輩や上司が、彼女に無理をさせないよう、「そろそ

noteに対するフィードバック#1

昨日、勝股さんが出した毎日noteのテーマがめちゃくちゃ難しかった。それを受けてまぁちゃんは、理解するまでLINEで質問を繰り返した。 まぁちゃんは取り組んだ物事に対して、妥協という言葉を知らない。いつも全力で体当たりしているイメージだ。今回のテーマについても、ある程度自分の中で想像ついた後、「書いたらフィードバックください!」と果敢に攻める様子を見せていた。成長意欲の高さがむき出しになっている。 * フィードバックというのは個人的にも、やっぱりすごく大事だよなぁと思う

知識よりも自分の意見

「モリ王、車詳しい?」 先日、お世話になった人(今は飲み友達)から、こんなメッセージをもらった。ちなみにモリ王とは私のこと。彼を含めカメラマンさんと3人で遠方出張へ行った時、夜にやった大富豪で私が連続勝ちしたことをきっかけにそう呼ばれ始めた。「もりやさん」と言われるのはちょっと寂しい。だからあだ名で呼んでもらえるのはありがたいけれど、モリ王……と疑問が残っていたりもする。 車は全然詳しくない。車を見て言えるのは、ベンツとか、トヨタとかそんなレベルだ。あとは正面から見た表情

電話のガチャ切りから考えたこと

失礼します、と言い終わる前に「ガチャン」と耳元で鳴り響いた。取材依頼をした後の電話の対応だ。電話口のおじいさんは「メディア」という言葉に疎そうな口調ではあった。「うちは間に合ってますから」なんてセールストークのお断りのようなセリフを言った後、まるで何かを急いでいるかのように切られた。 ガチャ切りをされることは特に初めてではないけれど、「いいところだから紹介させてほしい」というお願いを不快に思ってしまうなんて、どうしてなんだろうなぁと疑問は残る。私の依頼の仕方が悪かったのか、

書いた後のふりかえりから考える

毎日noteの量が結構溜まってきた。テーマが重複してたりするし、過去に書いたnoteを探すのも難しかったりする。 最近、毎日noteを書いていても「ちゃんと力になってるのかな?」と疑問に思うことがある。始めたてはすごく大変で、「毎日書く」ことをクリアするのに必死だったけれど、それが落ち着いてから次の目標がいまいちわからないのだ。好きでやってる事だから、誰かから目標を命じられることはない。私は次に何を目指すのか、自分で考えなければいけない。 「文章って変わったのかな?」と考

自分の仕事の見積もりは高く

フリーの案件は仕事を受けるときに、「いくらならやれますか?」と聞かれることがある。多分先方でも大体の相場は持っているけれど、私がどのくらいで受けているのか、それによっては相場よりも抑えてやってもらえるか、みたいな気持ちが働いているのだろう。または、本当に相場感が無くてヒアリングをしているか。 料金交渉はいつも苦手で、なるべくなら先方で定額にしてほしいな、と思っているのが本音だ。けれどそんなこと言っても仕方がないのでしぶしぶ考える。始めたての頃はかかる工数を想定し、最低限ほし

言葉って、曖昧で、わかりやすくて、難しくて、面白い

「『心は折れない。なぜなら心は棒じゃないから』っていう言葉を聞いてすごい納得したんだよね」と、毎日noteで一緒の勝股さんが言っていた。 はて。と考え込んでしまったけれど、一緒にいた別の友人が、「言葉で世界は作られてる(だったかな…)って言ってたけどまさにそれだよね」と解説してくれたので、家に帰ってから少し考えた。 実際のところ心は“折れない”のに、「心が折れる」という言葉が出来てしまったがゆえに、心は折れる存在になってしまった。「心が折れる」という言葉はよく使うし、辞書