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自分に優しくの意味をよく考えたい。

今から書く内容には、少しトゲがあるかもしれない。けれど私は自分にも向けた注意喚起としてこれを書き記したい。

自分に優しく、私も時々、いやいつもかもしれないけれど、自分に優しく過ごしている。それは、好きな音楽を聴いたり、好きなことをしたり、好きな人と会話したり、自分が心地良いことを選んで生きている。けれど、同時に周囲の人の感情も考えずに、ひとりよがりで幸せにはなれない。

私の心の中にはいつも大切な人たちの生活や、状況や、例えそれが見知らぬ人であっても、元気をなくしている人、弱っている人が居たら気持ちを向ける。その時だけは、自分に優しくないかもしれない。結果、自分がボロボロになってしまうことさえある。

でも、私の人生を振り返ってみてもやはり、それは私の性分で、私にとって自分に優しくとは、他人に優しくと同義語だ。この二つはセットである。

自分にだけ優しくしていて、自分を守ることだけ考えて、結果、周りの人に誠意を示すことが出来ない場合、その人の「自分に優しく」は説得力がない。周りの苦しみに目を伏せて、自分のせいではないと割り切って切り捨ててしまうことで、その人は幸せになれるのだろうか。徳のある人と言えるあろうか?

人を取り巻く環境は日々変わっていく。その人のそばに今寄り添っている人でさえ、いつか離れて行く。人は結局、最後は1人で生きている。そんな時、自分を励ましてくれるのは、自分だけを守って生きている人ではない。周囲に与える影響を考えながら言葉を紡いでいきたい。無責任にいい言葉だけを並べないように・・・。

それが正しく相手に伝わらなかったら、それは受け手の問題ではなくて、発信者の問題だと思っている。


人生は、徳を積むために生きることではないかと思う。そしてそれは決して、自分を守ることだけでは成立しない。

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