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モントリオールでのワーホリ中に一人暮らし出来た
カナダのモントリオールでワーホリ中に、半年間一人暮らしをしました。
ワーホリでも一人暮らしができた体験についてと、その他の住居についてをまとめます。
以下の動画で一人暮らししていた部屋を披露しています、よければご覧ください。
渡航前は、住環境の選択肢が
【ホームステイ】【学生寮】【シェアハウス】
しかないと思っていましたが、意外とワーホリでも【一人暮らし】の選択肢があり、実際にできました。
モントリオールに到着した日から、ホームステイを2ヶ月間
学校を卒業してから、寮に2ヶ月間
その後、一人暮らしを半年間。
私自身の体験を以下に起こします。
ホームステイ
基本情報
![](https://assets.st-note.com/img/1693500446732-UQ7it6LWgD.jpg?width=1200)
期間:2ヶ月
立地:NDG(Notre Dame de Grace)
近所にバス停あり
家賃:約$2300/2ヶ月(毎日3食分の食事代、手配料、ハイシーズン割増料金含む)
![](https://assets.st-note.com/img/1693500446755-isr3YFy1qd.jpg?width=1200)
学校提携のステイ先家族を紹介してもらい、学校に通う期間の約2ヶ月間(8週間)、ホームステイで過ごしました。
私が選んだのは、3食付き・鍵付き個室のプランでした。
学校から、バスとメトロを乗り継いで約30〜40分前後の立地。
広さ、明るさ、清潔さは申し分なく、机や収納もありました。
ホームステイの後悔?
実際に住んでみると、正直長くても1ヶ月で充分かと思いました。
理由は、
ご飯のメニューやタイミングが自分と合わない場合がある
・毎日朝ごはんを食べる人間ではないため、朝ごはんのための早起きが多少辛かった
・部屋で昼寝をしている時などにご飯に呼ばれることがある
シャワーを浴びられる時間帯が限られていた
・22時までに浴びてほしいと言われていたため、遊んで夜遅くに帰宅した際はシャワーを浴びられなかった
友だちとご飯に行く時等の連絡が面倒
・3食(平日の昼ごはんはお弁当)食べることが基本となっていたため、いらない場合は連絡が必須だった
・予定していない外食が突然入ることもあり、その時点で早めに連絡する必要があった
・しかし食事代は既に払っているため、スキップするのも勿体ないこととの葛藤
などが個人的に気になったためです。
住んでみたら意外とすぐに生活に慣れたという点も大きいです。
初めての海外だったので、安心を買うつもりでホームステイの選択をしました。
しかし上記のような気になる点があったりして、実際住んで2週間目くらいに「なんかもう大丈夫な気がする」と謎の自信が湧いてきたのです。
ホームステイの期間を短縮したい旨を学校側と連絡を取ってみたところ、学校側の返金ポリシーだと、
退去希望日の2週間前までに学校に通知が必要
退去希望日から4週間分の滞在費は返金不可
とのことで、計算すると私の場合は返金額がほぼ無しという状況だったので、短縮はしませんでした。
他人との生活、しかも自分が完全部外者での「お邪魔させてもらっている」感覚もあまり心地よくなかったです。
これは、そもそも私にそのあたりの耐性がないことが一因です。
もし最初に戻れるなら……
もしもう一度ワーホリを初めからやれるとするなら
【ホームステイなし】または【ホームステイ1ヶ月】
にすると思います。
しかし、到着直後で何もわからない中、ステイ先の家族がいろいろと教えてくれたり、今でも連絡を取るようなルームメイトと出会えたりしたことは、結果的によかったです。
寮
基本情報
![](https://assets.st-note.com/img/1693503119016-cpEMcapoZf.jpg?width=1200)
期間:3ヶ月
立地:最寄駅 ブルーライン Côte-des-Neiges
目の前や近所にバス停あり
家賃:$450/月
学校を卒業してホームステイを出たあと、寮に移り住みました。
次の住居を探している最中に、外国人向け女性寮の情報を偶然に発見。
いかにも留学!というイメージのシェアハウスに憧れはあったものの、人と住むことに不安もあったので、これ幸いとばかりにその寮へ応募しました。
鍵付き個室で、部屋にはベッド、冷蔵庫、洗面台、机、収納がありました。
キッチン、バスルームは共用で、24時間出入り可能、郵便物もレセプションの人が受け取ってくれます。
各部屋にインターネット環境はありましたが、wifiルータは各自で用意が必要でした。
家賃が安かったことが最大のメリット
部屋の大きさは大きめと小さめで2つあり、私は空き状況から小さめの部屋となりました。(大きめの部屋は家賃+50$)
寝るには充分ですが、ビジネスホテルに泊まっているような感覚になるサイズ感でした。
ベッドはシングルサイズあるかないかくらいの大きさで、寝相が悪ければ余裕で床に転げ落ちそうでした。
最寄の食料品店に行くにも、徒歩10分はかかる上、道中にはとても急な坂。
部屋に暖房はありましたが、冷房はありませんでした。
窓も自由に開け閉めできないほどに重く、もし夏の間に住んでいたらと思うと気が気じゃありませんでした。
都心や職場から少し遠い立地ではあったものの、なんといっても家賃が安い!
不便な点もありましたが家賃の安さで目を瞑れました。
この寮を3ヶ月で出た理由は、
最低居住期間が3ヶ月だった
職場や食料品店が遠く、不便だった
共用キッチンは使う際に予約が必要で、不便だった
夏に暮らせる気がしなかった
などです。
同じ時期に学校で知り合った友だちと一緒に住めたことは、今ではいい思い出です。
一人暮らし
基本情報
![](https://assets.st-note.com/img/1693503210217-yMKm6qJ2n6.png?width=1200)
期間:6ヶ月
立地:最寄駅 オレンジライン Sherbrooke / グリーンライン Saint Laurent
目の前や近所にバス停あり
家賃:$1,195/月(インターネット代込、電気代別)
移り住んだのは"Studio"と呼ばれるワンルームで、リビングとバスルーム(ガラス張りのシャワー、トイレ)で構成されていました。
前入居者が使っていたベッドなどの家具を譲り受け、それを使って暮らしていました。
シンクは比較的広め、ビルトイン型食洗機・冷蔵庫・オーブンレンジがついているなかなかオシャレなシステムキッチンがとてもよかったです。
中でも特に決め手となったのはエアコンつき、洗濯機乾燥機つきの点です。
洗濯機については後述します。
アパートがある立地は、ダウンタウンというほどではなかったですが、ダウンタウンの尾を引いているような比較的にぎやかな場所でした。
この頃にはシェアハウスへの憧れはほぼ消え去り、それよりも「家賃は高いが手が届かないわけでない」一人暮らしがしたいという思いが強くなりました。
ちなみにモントリオールでなのかケベック州でなのか、はたまたカナダ全土でなのかはわかりませんが、水道代は別途かかりません。
家探しの方法
家探しは、FacebookのMarketplace※で行いました。
私が使った検索ワードは"Studio rent", "Studio apartment"など。
Studioじゃなくてもよかったですが、検索がしやすかったので選びました。
家探しをしていると暗号に出くわします。
Studio = ワンルーム
1/2 = バスルーム
shared = 複数人で家や部屋をシェアする
などです。
例えば "3 1/2 apartment"
これは3bedroom+1bathroomのあるapartmentという意味になります。
ややこしいですね。
Studioと書いてあっても、よく見るとShared apartmentの一室だった、みたいな物件情報も少なくなかったので、説明文はしっかり読むことをおすすめします。
物件情報の説明文には
大体の住所や最寄駅
入居可能時期
契約期間
家具付きかどうか
光熱費やインターネット代が込みかどうか
などが書いてあるので要チェックです。
※後から知りましたが、このMarketplaceで生活の大体の売り買いが成立します。
賃貸情報、家具、家電、寝具、雑貨、化粧品など、あらゆるものが日々やりとりされているのを見かけます。
日本よりも「美品・未使用にこだわりがなく、とにかく安く欲しいものを手に入れたい」という人が多い印象です。
管理会社などは通さず直接やりとり
私がMarketplaceで検索した物件情報は、ほとんどがSubletのものでした。
Subletとは、「契約期間中に他の人に契約を譲ること」のようです。
譲りたい人は事前に管理会社へ申請し、手数料のほか申請書の記入・サインなどが必要。
物件情報の投稿者(前入居者)とFacebook上で、現在譲り先がまだ空いているかの確認や、入居希望日、見学希望日などのやりとりをします。
実際に足を運んで、部屋の内装や周辺環境を確認し、住みたいと思える部屋であれば次のステップへ。
その後、申請に必要な収入状況、勤務先情報などを要求されるため、場合に応じて提出します。
同時期にメールで送られてきたSublet申請書データにも必要事項を記入して返送します。
前入居者が管理会社へSublet申請書データを転送してくれるので、審査を待ちます。
私は一週間弱で許可の連絡が届きました。
許可の連絡は管理会社からも直接メールが届きましたが、実際に鍵を受け渡す日はいつにするかなどの打ち合わせは、前入居者と新入居者(私)が直接行います。
引越当日、前入居者と新居で会い、鍵を貰ったり設備の説明をしてもらいました。
譲り受ける家具の支払いもその場で(オンラインバンキングで)行い、受け渡し完了。
管理会社は登場しません。
入居。幸ライフ開幕
やはり一人暮らしは快適!
メトロ駅から徒歩8分
徒歩圏内にバス停数カ所
食料品店
薬局
郵便局
Bixiステーション(シェアサイクル)
レストラン
にぎやかな区域のため、人が常にいて安心
かといって騒音で困ることはない
と、とても恵まれた環境でした。
ある程度、自炊も楽しかったです。
エアコンがある生活が初めてだったので、初夏になり暑くなりはじめてからはどんどん使っていきました。
扇風機のぬるい風で辛抱しなくていい夏がとても幸せでした!
モントリオール部屋探し事情
普通は個人の洗濯機、無し!
私が借りた一人暮らしの部屋には、ドラム式の洗濯乾燥機が標準装備されていました。
おかげで、いつでも、少量でも、好きなだけ洗濯することができました。
日本では、部屋に個人の洗濯機を所有することは当たり前ですが、ここでは違います。
基本的に、(単身向け)アパートの個室には洗濯機置き場がないです。
かわりに、アパートの共用部にランドリールームがあることが多いです。
コインランドリーのような施設がアパートの中にある感じです。
そのためもちろん住人全員と共用なので、自分が使う前に誰が何を洗ったのかもわからないし、使える洗濯機が今あるかどうかも行ってみないとわからない、といった点があります。
お金も毎回かかるし、これに関しては私は正直デメリットしかないと思います。
ただ乾燥機は当たり前のようで、さらに洗濯機との一体型よりも独立乾燥機が主流の様子です。
乾燥機を日常的に使ったことがない身として感じたことは、「日本に帰国しても、乾燥機絶対欲しい」です。
洗ったものがその日に乾いて、すぐ着れたり仕舞えたりすることの感動は大きかったです。
一人暮らしの部屋に標準装備されていた洗濯乾燥機は、一体型だったり容量が小さかったのもあるのか、独立乾燥機に比べ少し物足りない感じがしました。
独立乾燥機が欲しい!
実際に足を運んでみることはかなり重要!
見学に行った際、印象と違うなと感じた場合は正直に伝えて辞退します。
私も寮を申し込む前に何件か見学しましたが、しっくりこなかったので辞退してきました。
掲載写真はいいところのみを切り取れます。
さらに広さ、明るさ、清潔さ、匂い、音、周りの環境など、行ってみなければわからないことが多々あるので、実際に見てみることはかなり重要です。
辞退を伝えるのは見学に行ったその場でなくてもいいので、なるべく早く借りる気がないことは伝えましょう。
見学の時間を取ってくれた相手も、譲り先をなるべく早く決めたいと思っているはずです。
候補から完全にすり抜けて、迷惑がかからないようにします。
おわりに
ワーホリでも一人暮らしは意外とできました。
自分の収入にしては少々無理しすぎな家賃でしたが、海外での一人暮らし経験料としては、総合してよかったと思います。
【ホームステイ】【学生寮】【シェアハウス】のほか、【一人暮らし】という選択肢もあったということを知ってほしいです。
思ったより簡単に手続きできたので、シェアハウスなどに後ろ向きなら検討してみてもよいかと思います。
〜この記事で伝えたいこと一覧〜
ワーホリでも一人暮らしは意外とできる
ホームステイは最低限、またはなしでよい
内見は大事
エアコン生活は快適
乾燥機が欲しい
北海道出身