8月のインドへ

こんばんは、今日の担当はまゆりです。
更新が火曜日（しかもギリギリ水曜）になってしまいました、ごめんなさい。お詫びになんか踊ります。

ひゃっきーが今回はお休みで、のんちゃんの「今度生まれてくるときは」の「は」を引き継いで「8月のインドへ」。

ジョージハリスンが大好きなのと、失恋した勢いでインドに一人で行ったのが2009年2月。意気込んで向かったにもかかわらず、過酷すぎて最初は毎日おいおい泣いていました。なのに3週間後、今度は帰りたくなくて空港で泣いていました笑。インドが好きになっちゃった。そして半年後の8月、就活前最後の夏休み、わたしは再びインドの地に一人で立っていました。

最近急に涼しくなってきちゃったから、ギラギラの太陽が恋しくなって、なんとなく2回目に行った、真夏の8月のインドの日記を読み返したらとても楽しそうだったので公開してみます。

二十歳の頃の思い出を、三十路過ぎたいま、恥としてここに撒くなり。

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8月4日　デリー
8：30起床。日本では考えられない。むんむんとした暑さと喧騒と排気ガスでインドに帰ってきたなと感じる。ニューデリーの駅で明日のバラナシまでの夜行列車のチケットを買う。バラナシから今回はネパールに行く。駅は冷房が効いていて天国。ゲストハウスに帰ると、主人のディパックさんがチャイをくれた。うまいけど熱い。むんむんだなインド。両替で街に再び繰り出し、クリシュナ（インドの神様）のかわいいTシャツを買う。夕飯はドミトリーで一緒に泊まっているみどりちゃんと屋上でタンドゥーリチキンとコーラ。夜は満月だし涼しい。インドで初対面のみどりちゃんと恋バナをする。楽しい夜だ。

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8月5日　デリー
夜の出発まで街をふらつく。途中道を教えてくれた二人組のインド人がハンプティダンプティみたいで素敵だった。ガンジー記念館に着いて1リットルの水を一気に飲み干した、あつい。そのままガンジーGATへ。履物を脱がなくてはならず裸足で歩く。やけどするかと思った。すごくきれいで静かな公園。祈りを捧げている人もいた。
早めの夕飯はドーサ屋さんでチョコレートドーサ（クレープみたいなの）。ヨーグルト付き。インドのヨーグルトはうまい。街はお祭り中らしく、女の人がみんなヘナタトゥーをしている。美しい。

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8月6日　デリー
まだデリーにいる。夜行列車の予約をしくったのだ。昨日の夜、発車前の電車に乗ったら名前がなかった。手元を見たら前の日のチケットだった。
ああ～
朝、同じ列車に乗りたいという宿で知り合った女の子と再び駅に行き、チケットを買いなおす。せっかくなのでそのあと一人でマックに行って、初めてのマハラジャマックセット。ピリ辛カレー味でおいしい！露店でマンゴーラッシーを飲み、暑さに負けて宿で夜まで待機させてもらう。夕方に雨。
朝一緒にチケットを買った女の子は夜行電車に乗らなかった。あのあと恋に落ちたので残るらしい。すごい、めっちゃかっこいい。
電車で相席になった韓国人の三人組と、広末涼子の話や嵐の話で盛り上がる。夜中から豪快に腹を下し、列車のトイレから出られない。相席の子たちが席の荷物を見ていてくれるし、心配してくれるしで泣きそう・・・。

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８月7日　バラナシ
夜中中トイレと寝台を往復し、朝げっそりしてバラナシに着いた。リキシャーのおじさんと喧嘩しながら、以前泊まったゲストハウスへ。胃と腹が限界でドミトリーのベットでぐったりしていたら「おかえり～」の声。前にも会ったお兄さんがまだ滞在して仙人みたいになっていた。
ゲストハウスのおかみさんに医者に電話してもらい、そのまま町医者へ連行され、点滴2時間、注射2本。保険に入っておいてよかった…。お医者さんに「マユリーダイジョブ！」と言われ、とうとう泣く。絶対昨日のマンゴーラッシーのせいだ。でも美味しかったんだよな。

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8月８日　バラナシ
今日も腹がやばい。こんな調子でこの後ネパールへ行けるのだろうか。腹は痛いが朝ご飯は食べる。大好きなバナナカード（バナナにヨーグルトをかけたもの）をおかわり。昼寝して今日も点滴。
そのあと、半年前に通っていたミュージックショップへ行って前回シタールでした借金をオーナーに返す。利子なし！体調が回復するまでここにしばらく滞在するのでシタールを再び習うことに。半年前と同じアメット先生。明日から早速教えてもらえるとのことで、練習用のシタールを抱えて宿に帰る。屋上で弾いていると、仙人に成長したと言ってもらえてうれしい。
夕方はこれまた馴染みだったチャイ屋へ。覚えていてくれてうれしかったけど、店主はめちゃくちゃ元気がなかった。心配。
同宿のお姉さんに、日本では押尾学が捕まって、のりピーが逃亡中だと聞いた。二人でキヨシローを聞いて寝た。

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さて、この後わたしは無事にネパールに行けたのか？二回目のインドで新しいラブを見つけたのか？借金してまで買ったシタールは今どこにあるのか！腹の調子の行方は！？

日記がだいぶ果てしないのと、１０年前の記録は想像以上に恥ずかしく、ここでいったんお開きです。またもしも機会があって、恥を捨てることができたなら、いつの日か第二弾として続きの日記を公開しようと思います。

次はまきさん、「8月のインドへ」の「へ」でお願いします。

これはインドで飲んだ中で一番おいしかったチャイ屋のおじちゃん