アイボリーホワイトの部屋に映るのは ーモノから見える、人の大切にしているものー
『星の王子さま』に、こんな一説がある。
有名な一説だから、聞いたことのある人は多いと思う。私もこの本を読んだのは数える程度で内容はうすぼんやりしか覚えていないけれど、いろんなところで聞いたから、この台詞が出てくる薔薇のシーンだけは今でもちゃんと思い出せる。
私も、大切なものって、目に見えないと思う。
思想とか、価値観とか、人間関係とか。そのひとをそのひとたらしめるものは、ことごとく目には見えない。だけどしっかりそこにありつづけるもの。
そして、それが形作られるのって、だいたい思春期から青年期とよばれるーーー要するに私が苦手な時期だ。
前回の投稿にも記した通り、私は家族との相性が悪く、この”思春期から青年期”をほぼ寝て泣いて叫んで過ごした。
多くの人が『目に見えない大切なもの』のひとつに挙げるであろう、家族や家。私にとっては職場のように、精神を張り詰め、求められる役割を担うための場所だった。
当時の私にとって、大切なものって何だったんだろう。あんまり覚えていないから、たぶんなかったんじゃないかと思う。
思い出もスマホの機種変更のたびにすべて捨て、大事にしていた趣味も夢もすべて病気に諦めさせられた。「人の気持ちは移り変わるんだから、ひとつのことに固執しても、どうせ2~3年後には私は変わってしまう」そんな風に思っていた気がする。
無関心、だった。
合う薬が見つかってから、私は少し丸くなったと思う。
病状が安定して、安心して過ごせる家を手に入れた。そうしたらこの家をもっと居心地よくしようという欲がでてきた。ただ『与えられたものをこだわりなく使っているだけ』だった賃貸スペースは、いつの間にかアイボリーホワイトで統一されはじめた。
今の私も、大切なものは目に見えないと思う。思想とか、価値観とか。人間関係もそう。
でも、「目に見えるもので、そのひとの大事にしているものって推し量れるのかも」とも思った。
趣味とか、性格とか、私の場合はおおざっぱさとか(笑)
だから、
あなたの周りを見渡して、何を感じるのか教えてほしいです。
私はまだ人間1年生だから、
あなたがどんな人で、何を感じているのか、おしえて。
『書く習慣』内で紹介されている、1ヶ月書くチャレンジに挑戦しています。
今日はDay17 ♯あなたの1番大切なモノ について書きました。
Day16まではInstagramのハイライトから見れるので、お時間あるときに読んでもらえると、とても嬉しいです。
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