女性の身体〜美しいの正義〜

前々回に書いた「女性の身体」に対する色々な声が嬉しくて、それと同時に自分が女性である意識が強いんだなって気付かされました。やっぱり、みんなそれぞれ身体に対して思っていることはあるのだなと。

この、「身体」について。これからもいくつか触れていきたい。そして、私が発信したいと考えるようになった性のことに関しても後々。(まだまだ勉強不足だからね)

今回は、身体という分野から、私には身近過ぎたことで、そしてみんな一度はしたことのあるもの。

ダイエットについて。というより美しさと言った方が正しいかな。

何度もnoteで書いてきてるけど、私は芸能事務所に入ったというきっかけだけでなく、極度のダイエットを沢山経験してきた。知識だけはめちゃくちゃにある。
現在は人の身体つきや触り心地で何を食べすぎていて何が足りないのか分かるまでになった。(軽い身体マニアである)

私は小さい頃、両親が共働きで、割烹料理店を営む祖母の元で育った。バリバリのおばあちゃん子。厳しく育てられたが、何よりこの世で一番美味しいと思うものを沢山食べた。
おばあちゃんのお店の料理。
その頃の私は贅沢すぎるほどの食事をして、とても舌が肥えていたと思う。

その幸せの結果として現れたのはぽっちゃりとした身体であった。
当たり前の見た目である。
まあでも小さい子は少し丸くても可愛いものだ。特に大人からちやほやされる。そこまで気にすることでもなかった。

がしかし、その可愛らしいまんまるの私をデブなチビと自意識するようになった出来事がある。

ダンスだ。

私は6歳の時に今の師匠に出会い、ダンスにのめり込んだ。そのダンスはシアタージャズと言って、例えばスーツを着てハットを被り踊ったり、大人数のフォーメーションで魅せたりするもので、フリーというよりは型や美しい形というのがある種類のダンスだ。
だからこそ、私は自分自身の体型を意識するようになった。そのダンスは細くてすらっとしたダンサーが映えるもの。小さくて丸い自分が気になる。もっと細ければ、ここの肉が無ければ背中を反ることが出来るのに。

その頃から私は痩せたいという思いが芽生えるようになった。

自分がそれから痩せたいと思うきっかけは生きていく中で沢山あった。

恋をした時、バカにされた時、芸能事務所に入った時。

大袈裟に聞こえるかもしれないけど、ずっと、学生時代のほとんどは痩せたい気持ちと戦っていたかもしれない。
痩せれば〜出来る。
痩せれば〜になる。
痩せれば痩せれば痩せれば。

そして現在はというと。

ピークより10キロ以上痩せた。
痩せ体型とは言えないけど、痩せた。
でも今よりもっと努力していた頃もある。
なのに、ダイエットを意識し過ぎていない今何故？

学生時代は私の中での定義が完成していた。

細い＝美しい

私は美しくなりたいがために、細くなりたかった。

でも生きている中でダイエットと戦い、色々な人を研究する中で気づいたことがある。

美しい人は自信がある。

そう、私は美しくなりたい、と同時に
何より自信が欲しかったのだ。

ダンスを踊るにも、恋をするにも、人前に出るのにも。

誰かに愛されるにも。

私は愛されることで自分に自信が持てた。
だから、そのパートナーとお別れした今でも、彼が私に与えてくれた言葉や行動が私を動かし、良い方向に向かったことで、自信になり、極度なダイエットをするわけでもなく、自分が一番自信を持って生きられる体型でいられている。

美しいと感じる人はみんな痩せているわけじゃなかった。
私は細いラインという造形に美しさを感じていたのではなく、その自信のある輝きに魅了されていた。
勿論、今世界の素敵なプロポーションとされる体型には憧れる。けど、細過ぎるパリコレモデルを見てもそうなりたいとは思わない。

自信を持って生きる人は美しいと思うし、そうなりたいと思う。
例えば渡辺直美さんや柳原可奈子さんを見ても体型より先に彼女達の表情に目がいくし、だらしないなぁと感じない。
太っていること＝だらしない・美しくない
ではなくて、太っていることによる内面、自信の無い内面が外に現れるから、そう見えるのではないか。
私の大好きな友達やダンサーにも、体型を気にしないで、他にある自信が魅力となって、輝いている、美しい人がいる。

じゃあ何故美しい人に太り過ぎていない人が多いのか。

モデル体型や造形美の世界基準があることとは別に、女性の身体にも書いた通り、心と身体は繋がっていて、何より心が疾患を抱えてしまうこと、ストレスが悪いのだが、このストレスとして現れるのが

食べる

という行動だそうだ。ストレス太りはあっても、直接ストレスが原因で痩せることは無いらしい。
だから太り過ぎた体型にストレスを受けた証拠が現れているため、自信の無い、内面にマイナスを抱えた状態になる。

要するに、太った体型で精神的に安定するには多くの努力がいるのだ。

だから自信に満ちたり、精神的に安定すると痩せる、というか太らなくなる。
ダイエットのために、食べないことがストレスになったら結果的に太ってしまう。だから、ダイエットの記事には無理するなとか、ストレスを溜めるなとか、の言葉が並ぶのだ。

渡辺直美さんや柳原可奈子さんは仕事やクリエイティブにおいて絶対的な自信があるのだと思う。だからこそ、彼女達から自信を感じるし、美しいのだと感じる。

美しいの定義は人それぞれ違う。
けれど絶対的に言えること。

美しい人は自信に満ちている。

体型だけでなく、表情や顔つきにもそれは影響する。だから最近、褒められることが増えた。完全なるすっぴんでも、心から笑えればいい顔になるんじゃないかな。

美しさは心とつながる。

あなたにとっての美しいの正義をかざすために。自信を持てる心になろう。

だからまずは私が貴方に根拠も無いけど自信を。

これを読んでくれた貴方はもうめちゃくちゃに世界で一番美しい！！