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「ごんぎつね」を読んでみる 5

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 ごんは、おねんぶつがすむまで、井戸のそばにしゃがんでいました。兵十と加助は、また一しょにかえっていきます。ごんは、二人の話をきこうと思って、ついていきました。兵十の影法師をふみふみいきました。
お城の前まで来たとき、加助が言い出しました。
「さっきの話は、きっと、そりゃあ、神さまのしわざだぞ」
「えっ?」と、兵十はびっくりして、加助の顔を見ました。
「おれは、あれからずっと考えていたが、どうも、そりゃ、人間じゃない、神さまだ、神さまが、お前がたった一人になったのをあわれに思わっしゃって、いろ んなものをめぐんで下さるんだよ
「そうかなあ」
「そうだとも。だから、まいにち神さまにお礼を言うがいいよ」
「うん」
 ごんは、へえ、こいつはつまらないなと思いました。おれが、栗や松たけを持っていってやるのに、そのおれにはお礼をいわないで、神さまにお礼をいうんじゃア、おれは、引き合わないなあ。

ごんは、二人の話をきこうと思って、ついていきました。

?ごんはなぜついていったのだろう?

兵十がごんのつぐないのことをどう思っているか知りたいから。(めいわくなのか、うれしいのか)

兵十の影法師をふみふみいきました。

影をふんでも兵十は気がつかない。それでもふみふみする。

兵十に気づかれたくないけど気づいてほしいというごんの気持ち。

お城の前まで来たとき、加助が言い出しました。
「さっきの話は、きっと、そりゃあ、神さまのしわざだぞ」
「えっ?」と、兵十はびっくりして、加助の顔を見ました。


?兵十はなぜびっくりしたんだろう?

神さまという人間でないものとは思っていなかった。

人間じゃない、神さまだ、神さまが、お前がたった一人になったのをあわれに思わっしゃって、

ごんの気持ちと同じ。

ごんは兵十をかわいそう(あわれ)と思った。

【加助の言葉は作者の言葉なんじゃないかな。】

兵十をかわいそうだと思ったごんは神さまのような存在だということ。

ごんは、へえ、こいつはつまらないなと思いました。

でも、ごんは自分が神さまだと思っていない。

兵十が神さまにお礼を言うのが気に入らない。

ごんの気持ちが兵十につたわらない。

そのおれにはお礼をいわないで、神さまにお礼をいうんじゃア、おれは、引き合わないなあ。

ごんは兵十をかわいそうだと思って、栗や松たけを持っていく。

?ごんは兵十にお礼を言われたいのかな?

お礼を言われたいのなら、ごんが持ってきたとわかるようにすればいいのに。

兵十に気づかれたくないけど気づいてほしいというごんの気持ち。

【だれかを好きになったときの気持ちってこんな気持ちなんじゃないかな。】


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