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【おさんぽ道楽】新宿側道(裏道?)散歩 & 大人のプチ自由研究<千駄谷住宅>

本日は新宿でお気に入りのおさんぽルートをご紹介したいと思います。

まずは場所🗺️

 新宿側道 map (2023-10-24 描) 

新宿駅南口の辺りを東西に走っている甲州街道。
その街道の側道です。

私はいつも文化学園大学側から入ります。
あおい公園横に階段があり、そこを降りると「新宿裏道世界」


新宿裏道・駅の方へ伸びる道
(2023-10-10 描)

左手フェンス横の建物が「葵会館」
この辺りは側道というより「裏道」かも。

まっすぐ進むと こくみん共済 coopホール/スペース・ゼロ の前に出ます。

スペース・ゼロ
(2023-10-24 描)
ここにもたくさんお芝居を観に来ました

この前から甲州街道に平行する形で 葵通り が通っており、「側道」と呼べるのはここからかもしれません。


新宿裏道・甲州街道~向こうのビル群
(2023-10-22 描)

ここは葵通りに出る前。
裏道に入る階段を降りてすぐの辺りです。
下を京王線が走っていて、時折ごーっという音が聞こえます。

塀の向こうには甲州街道、そこに並ぶ大小様々なビル、その向こう側に西新宿の高層ビル群が見えます。

「境界だな」

っていつもこの場所で思います。

新宿は言わずと知れた日本で一二を争う繁華街でありオフィス街。
朝の新宿駅は、酔いつぶれたホスト、上京してきたらしい大きなキャリーバッグを引いて飛び切りおしゃれをしている女の子、通勤するサラリーマンの群れ、ホテルから出てくる最近戻ってきた外国人観光客・・・
様々な人たちが忙しなく行き交っています。

大勢の会社員が吸い込まれていく高層ビルの足元を、空き缶を大量に抱えたホームレスが歩いている。

そういう光景も日常です。

同じ時間、同じ場所に居ても、きっと見えているものは違う。
見えているものが違えば、必然的に考えることも違うでしょう。

みんな何を見て、何を考えているんだろう。

多様性が混じり合う混沌とした街にたくさんの見えない境界線がある。

私は境界線の上を歩きながら、「どの世界の色にも染まりたくない」と思う一方で、一人ラインの上を歩く寂しさも感じています。


🔶【大人のプチ自由研究】
裏道へ続く階段を降り、新宿駅の方に曲がらず真っ直ぐ南へ進むと、すぐに異様な光景に出くわします。
細い道の両側にフェンスで覆われ「立入禁止」と随所に掲示された廃団地群が現れるのです。


千駄谷住宅
(2023-10-22 描)

人より長く伸びた雑草に遊具が埋もれています

ここは元は国家公務員宿舎だったそうで、2011年の「国家公務員宿舎の削減計画」により廃止。
それからなんと2023年の現在まで建物も手付かずのままです。

「新宿に突如出現する廃墟」として見物するのは楽しいですが、これだけの都会でこれだけの敷地(団地は6号棟まであり、9500㎡あるとも)が国有地として有効活用されていないと考えると、ちょっと複雑ですね。
広いだけに扱いが難しいのかもしれません。


裏道&側道、この廃団地も新宿駅南側の改札・・・南側って甲州街道口や新南口ややたらと改札がありますが、てきとーにどこから出ても甲州街道に出れると思いますので、甲州街道を西向き(初台方面)に10分ほど歩けば行けます。

新宿の境界や廃墟を感じに、良かったらお散歩してみて下さい🌟

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