【おさんぽ道楽】旧石川組製糸西洋館(埼玉県入間市)
先日、旧石川組製糸西洋館に行ってきました。
こちら、私にとっては L'Arc-en-Ciel 「Lies and Truth」のMVでとてもよく見たお屋敷で、以前から行ってみたいと思っていたんです。
見どころガイドの時間に合わせて到着。
お屋敷の成り立ち、歴史、建築様式等じっくりお伺いさせていただきました。
🔶旧石川組製糸西洋館とは?
🔶それもまた歴史
~時代とともにたしかにそこに在るということ
戦後、進駐軍が使用していた期間が10年ほどあり、その間住居として彼らの住みやすいように改築が行われている箇所が随分とありました。
建築当初のありのままの姿が判然としない部分もあるようです。
判明している部分は修繕し、判明していない部分については、「改築されたこともまた歴史」として残しているようです。
たしかに、正直丁寧に改築して居住していたようではなく、米軍の利便性第一で改築された様子が伺えましたが、現代から見ると「進駐軍が使用していた」ということが歴史です。
そういった痕跡に、時代の流れとともにこの建物はここに存在し続けていたんだ、ということを強く感じました。
後世建てられたレプリカではない本物の証であると感じました。
🔶グッとポイント
~石川幾太郎と設計者 室岡惣七
西洋館は石川組製糸の創業者 石川幾太郎 が建築していますが、設計を 室岡惣七 に依頼しています。
室岡惣七は当時、自分の事務所を持っておらず東京電灯(後の東京電力)所属の技師でした。
隣村(現狭山市)の出身で、幾太郎が同郷の若者である惣七に将来性を感じ、設計を依頼したのではないか、とのことです。
惣七は期待に応えるように、西洋館に様々な趣向を施しています。
見どころガイドで各部屋を説明いただきましたが、本当に隅々まで手が込んでいました。
その後、惣七は期待通り名を成し、個人事務所を設立するに至っています。
とても素敵なエピソードだなと思いました。
西洋館は糸を輸出している米国の取引先が来日した際の迎賓館的役割が大きい建物です。
石川組製糸としてアメリカ人に恥じぬ「顔」として建てられた側面がありますが、そんな大切な建物の設計を、まだそこまで名を挙げていない人物に託すなんて。
そして託された側も力の限りを尽くした、という。
グッときました。
🔶旧石川組製糸西洋館 (外部リンク)
上記入間市のサイトに公開日が掲載されています。
毎月5日間前後一般公開されているようですが、冬季は寒さのため(館内に冷暖房設備がありません)お休みとのことです。
🔷今後のお絵描きupについて
この【おさんぽ道楽】シリーズですが、今までは1ヶ所につき複数の絵をまとめて1つの記事を作成してきましたが、それだと更新頻度が下がってしまって💦
今回から描けたらすべての絵がそろっていなくても一度上げてしまおうかなと思います。
なので西洋館の絵はあと数枚描くつもりです。
次の更新になるか、別の絵を挟んでの更新になるかは不明ですが🎨
引き続きお付き合いいただければ幸いです😊
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