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デジャブは褒め言葉 - 24 JAPANについて-

半沢直樹が放送される少し前、ある情報を目にしました。それは「24の日本版制作」というニュースです。

24 - TWENTY FOUR -はアメリカで放送されていた海外ドラマシリーズです。一番の特徴は「事件はリアルタイムに起きている」とあるように、放送時間60分をリアルタイムのように映像化しているということです。途中CMもはさみますが、この分はもちろん時間もその分進むという徹底ぶり。ちなみに1シーズン24話構成で、全8シーズンあります(派生を除く)。

実はこのドラマシリーズのファンで、TSHUTAYAでのレンタル開始日には並んで借りに行ったというのも懐かしい話です。なお見たのは2シーズンまでで第2シーズンはDVDボックスまで買うというほどのめり込んでいました。

それほど好きなこの作品ですが、日本版が放送されるというのには正直驚きました。あの映像や内容からすると、とても日本で放送できるようなスケールではないと思っていたからです。

またこれは偏見的な話になりますが、日本のドラマというのは原作があるとするとそこに妙なアレンジが加えられることが多々あります。

確かに原作をそのまま映像化するとつまらない、もしくは無難な作品になるという見方もあるでしょう。しかしアレンジというのは映像化するにある程度は必要だと思いますが、これは一種のギャンブルであり、どう転ぶか分かったものではありません。

成功すればあの「半沢直樹」のように大ヒットドラマとして成り立ちますが、失敗例だと「原作では髪の長かったはずの女性がなぜか短髪になるなど、数々のアレンジにより不評を買った古書を巡る物語」のようになってしまいます。

さてそんな「24 - TWENTY FOUR -」ならぬ「24 JAPAN」のですが、先週の金曜深夜に第一話が放送されました。

自分は普段テレビを熱心に見る人間でもありません。しかし今回はどのようになるか非常に興味があり、数年ぶりにリアルタイムで鑑賞をしました。

で、鑑賞した結果なのですが、驚くほど原作に忠実に描かれていました。あれほどスケールの大きい作品が日本版としてこれほど忠実に描かれるとは正直驚きです。またこれは褒め言葉として書きたいのですが、あまりに忠実なため十数年ぶりのデジャブを見ているように感じました。

もちろん違いはあります。原作だと黒人初のアメリカ大統領が決まるであろう予備選当日の1日に対し、日本版では女性初の総理大臣が誕生するであろう総選挙の1日といった具合です。

ちなみに原作の数年後にオバマ大統領が就任し、現実化されました。日本も今後そうなるかといわれると・・・微妙なところです。

このような原作に忠実な内容は正直言ってどこか無難なものの印象を受けるかもしれません。しかし原作を見ていない人にとっては常に驚きの連続になることが予想されますし、原作を見ている人にとっては日本版だとどのように描かれるのかということを期待して見ることになるでしょう。

原作がすごすぎたからこそより強く成り立っている2通りの鑑賞方法。今後がとても楽しみです。

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