マガジンのカバー画像

勝手にアニメキャラのセックスを想像してみた

41
「頭がよくて、バリバリ仕事をする女性ほどSEXに貪欲である」 そんな妄想を抱いているしょーもない貧乏男性が、アニメキャラクターのSEXを、勝手にでっち上げました。 ただそれだけの…
運営しているクリエイター

#二次創作

勝手にアニメキャラのセックスを想像してみた

第39回 黄前久美子-7 だが麗奈はそんな私を「どこがおかしいんだこのバカ」という視線で見ている。 「久美子、私にだって人並みに性欲はあるんですからね」と、嘆息する麗奈。 「ねえ麗奈、麗奈がオンナになったのはいつ? どこで? 相手は?」 私は興奮のあまり、たち上がって麗奈に質問する。 「ちょ、ちょ、ちょっと久美子、落ち着いて」 私が興奮し立ち上がったのを見た麗奈も、慌てて立ち上がり、私をなだめすかせる。 彼女は私の目の前で、掌を「パン!」と1回叩いた。 「久美子、お願いだ

勝手にアニメキャラのセックスを想像してみた

第38回 黄前久美子−6 「ウグッ! ウグッ! ウグッ!」 私が秀一の背中で細かく動くたびに、彼の顔が引きつる。 それでも彼は、腰の動きを緩めるどころか、ムキになって私の深いところをかき回す。 コチョコチョコチョコチョ。 「ウッ! ウウッ! ウッ! ウウッ!」 コチョコチョコチョ、コチョコチョコチョ。 「ウゥグッ! ウグッ! ウゥグッ! ウグッ! 」 嬉しくなった私は、思わず彼を力一杯抱きしめる。 「クソ! 久美子め!」 私に囁いた秀一は、これまで以上に激しく腰を動かす。

勝手にアニメキャラのセックスを想像してみた

第37回 黄前久美子−5 頬を膨らませて、言い返す私。 「だって、本当だろう?」 おでこに軽くデコピンをしながら、応じる秀一。 あの、今おっぱいの話をしているんでしょ? だったら今の指ピンは、あんたの愛してやまないおっぱいか、硬く屹立した乳首にやってほしかったんだけどな……。 「心配するな。数年後には、お前のカラダはムンムンに熟れているから」 秀一はにっこり笑って、私に話しかける。 「ほんとにー?」私が疑いの口調で言うと 「久美子、俺の言うことが信じられないか?」 反論す

勝手にアニメキャラのセックスを想像してみた

第35回 黄前久美子−3 麗奈たちの前では、自分の弱さを曝け出してきた事は何度もあった。だが秀一の前では、弱い自分を見せたことはない、と私は信じたい。 私は、そばに誰かいることを信じて目を開けた。 ところが、そこには、私以外の人間が見当たらなかった。 男も、女も。 大人も、子どもも。 成人も、老人も。 そばに誰もいないというのは、私に限らず、とてもしんどいのだ。 それでも私は、ありったけの勇気を振り絞って、叫び続けた。 「しゅ──いち──っ、どこ──? お願いだから、

勝手にアニメキャラのセックスを想像してみた

第34回 黄前久美子−2 「だったら久美子も、俺を楽器みたいに扱えばいい」 秀一はそう言うと、軽く私の唇にキスをする。 そして彼は両手掌と指で、むき出しになった私の乳房を丹念に揉みしだきはじめる。 彼の愛撫はピアニッシシモからピアニッシモ、そしてピアノになり、メゾフォルテから、メゾフォルテへ。さらにはラルゴからレントへと、彼は自分がディナーミク(強弱)とアゴーギク(速度とテンポ変化)を駆使し、私の身体を愛撫した。感興の趣くままに、胸からお腹、腋の下、身体の側面、太もも、そし

勝手にアニメキャラのセックスを想像してみた

第31回 新沼文世−11 翌朝、二人は夕べのことは何もなかったかのように、私に接したことを覚えている。 地味でおとなしいイメージの母の痴態を目撃した私は、母に気づかれないようにそっと視線を母のいる位置に向けた。 よく見ると、母はまぶたに水色のアイシャドウを塗り、胸にはネックレスをしていた。 そのような装いをしている母の姿を、私はその後も度々目撃している。 私は子どもなりに、母がそのような格好でいるのは、父に無言で 「パパ、今晩も『おまじない』をしてね」 と、無言のアピール

勝手にアニメキャラのセックスを想像してみた

第30回 新沼文世−10 「それでも、母親の喘ぎ声が大きすぎて子どもが目を覚ました、というケースはあるみたいだな」 「親はびっくりしないかな? 自分のベッドで寝ていたはずの子どもが、いつの間にか自分たちのあられもない姿を見られてびっくりし、翌朝気まずい思いで『おはよう』って挨拶をするのってありそう」 「いや、意外とそうでもない。むしろあけすけに語りあっている」 「日本とはエラい違いだね。こっちでは、そういうことは隠し通すのが常識で、親が愛し合っている現場を見て『不潔だ』と思

勝手にアニメキャラのセックスを想像してみた

第29回 新沼文世−9 そしてゆっくりと私の中に入ると、思い切り力と情熱、そして愛情をこめて、私の中をガン! ガン! と突きまくった。 「イヤ────────────────ッ!!!イヤ───────────ッ!!!」 「ダメ───────────────────────────────ッ!!!」 「バッカ──────────────────────────────ッ!!!」 ワタシはうつ伏せの姿勢にもかかわらず、口をずらして大声を出し続ける。 壁が薄い部屋だったら、ワタ

勝手にアニメキャラのセックスを想像してみた

第28回 新沼文世−8 今晩も彼とたわいないおしゃべりをしていると、あっという間に時間が過ぎてしまう。 ふと腕時計に目をやると、時間の針は23時半を指そうとしていた。 「うわっ、もんこんな時間なの?」 今から店を出ても、私の自宅がある路線の終電は乗れないのは確実だ。 「じゃあ、僕のアトリエに泊まっていけば?」 ちょっと待て、私の家だって、タクシーに乗れば3,000円以内で行ける距離だぞ。 終電に乗り損ねる=男の家に外泊決定という発想は、およそ「天才デザイナー」に相応しくな

勝手にアニメキャラのセックスを想像してみた

第27回 新沼文世−7 「朱に交われば赤くなる」ということわざの通り、私もただの「淫乱オンナ」になってしまったんだなと、長いため息をついた瞬間…… 「ふーみん」 という声と共に、私の視界は真っ暗になった。 「あわわわっ」 強引に私は後ろを振り向くと、私の視線を隠した男は、いたずらっぽい笑顔を浮かべた。 「よう」 彼は右手を挙げて私に挨拶し、そのまま隣に座る。 「お客様、ご注文は」 マスターの問いかけに、彼は即座に 「じゃあ、ジントニックで」 といった。 「食事は?」 という

勝手にアニメキャラのセックスを想像してみた

第25回 新沼文世−6 彼は逞しい腕を私の背中に回した。そして自分と同じタイミングで、私の上半身を抱きかかえて起こした。 「わかった。なるだけ君が痛がらないようにするから」 耳元で囁くと、ゆっくりと私にキスをした。再び私をベッドに横にすると、素早くコンドームを装着した。 「最初は痛いかも知れないけど、すぐに気持ちよくなるから」 彼は私の中に入ると、ゆっくりと腰を動かした。 「ウウッ! ウウッ!!」 「ウグッ! ウグッ!!」 彼が私の中で動くたびに、強烈な痛みが走る。 彼

勝手にアニメキャラのセックスを想像してみた

第24回 新沼文世−5 「学内でも、内部生は固まって行動するんだ。おまけにうちは、附属校がいくつもあるんだけど、彼らは彼らで出身校別にグループを作っている。それだけでも問題なのに、彼らは普段から仲が悪くて、お互いがお互いを見下している」 「ああ、それなんかわかる気がします……」 彼の言葉を受けて、私も相づちを打った。 「私も女子校出身者ですけど、女子校って所属するグループが違うと、お互いに陰口を叩いていましたね。とにかく陰湿で陰湿で……」 私ははーっと、ため息をついた。

勝手にアニメキャラのセックスを想像してみた

第23回 新沼文世−4 このパーティーも一応、業界関係者のために開催されたものだ。二人きりで長い間、いっかっしょで話し合う姿を誰かに見られたら、なにを噂されるかわかったものではない。 「引き留めてしまってごめんなさい。私も別件があるので、今回はこれで失礼します」 と、舩見さんは頭をぺこりと下げた。 「いえいえ、私のほうこそ。ここで簡単に、打ち合わせをしておきたい人もおりますので」 と、私も応じる。 私が移動しようとすると、舩見さんが私を呼び止めた。 「せっかくなのだから

勝手にアニメキャラのセックスを想像してみた

第22回 新沼文世−3 そして、その年の9月下旬。 そのファッションブランドが開催したショーは、無事に成功した。 来場者たちは、口々にブランドの先進性、前衛性を褒めそやした。 そしてその夜、都内の一流ホテルで、打ち上げパーティーが開催され、私も関係者の一員として、その場にいた。 もちろん、舩見さんもその場にいた。例によって例のごとく、彼のそばには複数の女性がいた。 私は彼を会場内で見つけると、いそいそと彼のそばにすり寄った。 「舩見さん、今日はお疲れ様でした。ショーが成功