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勝手にアニメキャラのセックスを想像してみた

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「頭がよくて、バリバリ仕事をする女性ほどSEXに貪欲である」 そんな妄想を抱いているしょーもない貧乏男性が、アニメキャラクターのSEXを、勝手にでっち上げました。 ただそれだけの…
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勝手にアニメキャラのセックスを想像してみた

第25回 新沼文世−6 彼は逞しい腕を私の背中に回した。そして自分と同じタイミングで、私の上半身を抱きかかえて起こした。 「わかった。なるだけ君が痛がらないようにするから」 耳元で囁くと、ゆっくりと私にキスをした。再び私をベッドに横にすると、素早くコンドームを装着した。 「最初は痛いかも知れないけど、すぐに気持ちよくなるから」 彼は私の中に入ると、ゆっくりと腰を動かした。 「ウウッ! ウウッ!!」 「ウグッ! ウグッ!!」 彼が私の中で動くたびに、強烈な痛みが走る。 彼

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第24回 新沼文世−5 「学内でも、内部生は固まって行動するんだ。おまけにうちは、附属校がいくつもあるんだけど、彼らは彼らで出身校別にグループを作っている。それだけでも問題なのに、彼らは普段から仲が悪くて、お互いがお互いを見下している」 「ああ、それなんかわかる気がします……」 彼の言葉を受けて、私も相づちを打った。 「私も女子校出身者ですけど、女子校って所属するグループが違うと、お互いに陰口を叩いていましたね。とにかく陰湿で陰湿で……」 私ははーっと、ため息をついた。

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第23回 新沼文世−4 このパーティーも一応、業界関係者のために開催されたものだ。二人きりで長い間、いっかっしょで話し合う姿を誰かに見られたら、なにを噂されるかわかったものではない。 「引き留めてしまってごめんなさい。私も別件があるので、今回はこれで失礼します」 と、舩見さんは頭をぺこりと下げた。 「いえいえ、私のほうこそ。ここで簡単に、打ち合わせをしておきたい人もおりますので」 と、私も応じる。 私が移動しようとすると、舩見さんが私を呼び止めた。 「せっかくなのだから

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第22回 新沼文世−3 そして、その年の9月下旬。 そのファッションブランドが開催したショーは、無事に成功した。 来場者たちは、口々にブランドの先進性、前衛性を褒めそやした。 そしてその夜、都内の一流ホテルで、打ち上げパーティーが開催され、私も関係者の一員として、その場にいた。 もちろん、舩見さんもその場にいた。例によって例のごとく、彼のそばには複数の女性がいた。 私は彼を会場内で見つけると、いそいそと彼のそばにすり寄った。 「舩見さん、今日はお疲れ様でした。ショーが成功

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第20回 新沼文世−1 「新沼先輩、今日はお疲れ様でした」 私は後輩の一人に声をかけられ、びっくりしてあたりを見回した。 「ああ、お疲れ様。また明日」 「先輩、明日は私ずっと出先です。ひょっとしたら、編集部には顔を出せないかも知れないので、よろしくお願いします」 「そうなんだ。じゃあがんばってね」 「はい先輩、先輩も明日は別の現場なんですよね。お互いがんばりましょう」 私に挨拶した後輩は、にっこり笑って頭を下げる。 「先輩、時間がとれたら一杯やりません? 話したいことが沢山

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第19回 真手凛−5 私の部屋がある建物は、名前こそ「マンション」とついているが壁が薄いらしく、隣室の様子がわかってしまうのが最大の難点だ。普通の生活音ならあまり気にしない私だが、まわりの環境が静かなので、夜更けになると人の声が聞こえることがある。もちろん会話ではなく、情事の真っ最中とすぐにわかる声である。 両隣の住人は、どちらも私よりも若い女性だ。付き合いはあまりないが、顔を合わせれば挨拶はする。二人とも学生で、どちらも一人暮らしだそうだ。左隣の学生は、医学部医学科の学

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第18回 真手凛−4 「ウッ! ウッ!」 「アッ! アアッ! アア────ッ!!」 夜も更けつつある頃、都内マンションの部屋にあるベランダの一角で、若い男女の低い唸り声と、ハレンチな喘ぎ声が交錯する。 彼の強烈な一撃を受けながら、私は心の中で (ヤメテ、ヤメテ、こんなこと。誰かに見られたらどうしよう。外廻りの警官に見られたら捕まっちゃう) と思いつつも、彼がもたしてくれる快楽が、ずっとずっと続けばいいのにと夢想していた。 やがて私の背後にいる男の腰は、グリグリ、グリグリと

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第17回 真手凛-3 出口に向かうエスカレーターの列の中に、さっきの面々を見つけることはできなかった。 「みんな、さっさと帰っちゃたんだろうな」浩二がいった。 「もう21時過ぎだもん。早く家に帰りたいんだよ」私も応じる。 「本当は、もうちょっと余韻に浸っていたいな……」 だが館内にある喫茶店はすでに閉まっており、中に入ることはできない。 「うーん、この近くの雰囲気のいい店を調べておけばよかったな」浩二がいった。 「お腹すいてないか?」 「うん、すいてる」 「ちょうどよかっ

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第16回 真手凛-2 「それでさ、春太の方はどうだったの?」私は、高校時代の春太について聞いてみた。 「ああ、彼は部内でもかなりの実力者だったよ。中学時代からホルンを吹いていたそうだからね」直子はそういいながら、微笑を浮かべつつ周囲を見渡す。 「千夏の方が、春太に熱を上げていたって話だけど?」和が突っ込む。 「そうそう。千夏が一方的に熱を上げたあげく、彼の部屋に押しかけてことに及んだって」 プププと噴き出しつつ、直子が千夏と春太のなれそめについて語る。 「あの二人、幼稚園時

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第15回 真手凛-1 「おーい凛、こっちこっちー」 私の姿を見つけた男性が、ホールの入り口付近で大声を上げる。 「こんなところで大声を出さないでよ。みっともないったらありゃしない」 「ハハハ、ごめんごめん。でもここは沢山人がいるだろう? ちょっと大声を出さないと、気づいてもらえないと思ってさ」 私を呼びよせた男性の名前は岩崎浩二。所属部署は別だが、同じ会社に勤務する同僚である。 そして、ここは池袋にある東京芸術劇場。 私と浩二はデートがてら、ここで開かれる演奏会を聴きにやっ

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第13回 茅野カエデ(雪村あかり=磨瀬榛名)その3 渚はリビングのソファに座ったまま、片方の手で私の乳房を愛撫し、もう片方の手で背中を触るという行為を、両手を変えて繰り返した。 「ハァ ハァ ハァ ハァ……」 時間が経つにつれ、私の呼吸は次第に荒くなっていった。 「ねえ、続きは寝室でやろうか?」という渚の提案に、私は即座に首を縦に振った。 寝室の電気をつけると、渚は情熱を帯びた唇を、私のそれに重ねてきた。 キスと同時に彼は、私が羽織っていたジャケットを脱がせ、ノースリーブ

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第12回 茅野カエデ(雪村あかり=磨瀬榛名)その2 私は現在、都内のタワーマンションで一人暮らしをしている。 自宅のあるマンションは、30階建ての20階で、部屋の間取りはは2LDK。賃貸契約で、月々の家賃は20万を超える。 20代前半の学生がそんな高額な家賃を払えるの? といぶかしむ人も多いだろうが、家賃は事務所と折半なので、私の収入でも十分に生活していける。 家賃を事務所と折半しているのは、安全面の理由からだ。それだけ今の事務所は、私に期待しているということでもある。

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第11回 茅野カエデ(雪村あかり=磨瀬榛名)その1 「はい、オッケーです!」 「皆さま、今日もお疲れ様でしたー!」 「お疲れ様でしたー!」 夜のテレビ局スタジオに、スタッフたちの挨拶の声が響く。 ……フーッ。今日も長い一日が終わったな。そう思った瞬間、私の身体を疲れが襲ってきた。 「磨瀬ちゃーん、今日もお疲れ様でしたー!」 スタッフさんが、私に声をかけてくる。 「プロデューサーさんも、今日はお疲れ様でした」と、笑顔で応じる。 当然のことながら、この笑顔は営業用だ。 仕事でな

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第9回 青山ブルーマウンテン その9 私たちは、どのくらいベッドの上で伸びていたのだろうか。 私はよっしーに視線を向けると、彼も私に笑顔を向けた。 「よかったよ……今晩も激しかったね、みどりん」 彼はそう言うと、その逞しい腕で、私を優しく抱いた。 「素敵だった」といいながら、私のおでこに優しくキスをする。 ゆっくりと私と背中を撫でると、片方のてのひらで、私の手をしっかり握る。 彼の愛情をたっぷりと受け止めた私も、彼の手を強く握り返した。 私はこの瞬間が好きだ。 お互いに求