見出し画像

【オール5。ついに】第13回目参加startup weekend田川

第13回目の参加となったstartup weekend。会場は福岡の田川。私は北海道に住んではいるが、福岡の参加は2回目となる。参加を決めたのは7月。福岡でstartup weekendのオーガナイザーかつ同僚の先輩にお会いする機会があった。そのタイミングで「11月に田川でやるよー!」と教えて頂いた。「行きます!」って言った。田川がどこにあるか分からないけど、福岡にあるのだから行けるだろうと。なんとかなると思ってた。

そんなことを思い2ヶ月後。開催前日。福岡に住んでいる学生時代の友だちと飲みに行ったとき。「明日から田川ってところに行くんだけどさー」って話した。友だちは大変驚いてた。色々話を聞くと、かなり行きにくいところにあるらしい。確かにそうで、1本ずらすと1時間以上到着に差が出ることがある。だから、ちゃんと計画を立てて向かう必要がある。調べたところ朝イチに行くのがよいという判断になった。博多で働いた後では到着がかなり遅くなる。ゆっくり起きて出勤の予定だったが仕方がない。
次の日は博多から1時間と少し。田川に向かい、ホテルのロビーを貸してもらい、そこで働いた。まぁ誰もいないから快適だ。お昼ご飯もおいしかった。ちなみにホテルは駅舎を改装したホテル。窓には電車が見える。ふーん面白い。今回もまた楽しい3日間になりそうだ。

そんなこんなで退勤後、会場に向かった。いつも通り交流をして、アイスブレイクをして、1分ピッチ。とは言いつつ、最初から居たのが久しぶりだった。ピッチも半年ぶりとか。何言おうかなーって。実は前々から叶えたかったものがある。

「自炊しない人も栄養バランスの取れた食生活を(コンビニ弁当とか炭水化物多いし、高いし)」
「自炊しなくても美味しい鍋を食べたい(スーパーにレンチン鍋あるけど、温めてみると具材が思ったより少なくてショックなんだ)」
これだ!!!サブウェイみたいに鍋の具材をカスタマイズして。家に持ち帰ってレンチンして完成。よし!

ピッチはかなり気合い入ってた。ピッチした。反応は悪くなさそう。これは残るか。。。
「死神っち」っていうピッチをした方がいたが、まぁインパクトがすごい。なんかやってみてほしい!!って気持ちになった。
あとは、僕を誘ってくださった同僚の先輩。恐縮なのは承知だが、ピッチが上手だ。お話がわかりやすいし、心に来る。以前、「出世」というテーマで、「働いてる会社お偉いさん方々」みんなお話上手。ぼくもああなりたい」と書いたのだけど、同じ気持ちになった。もっと上手くなりたい。面白く、楽しく。笑いに溢れたら嬉しいじゃん。

ちょこっとだけ脱線したが、結局、自分のアイデアは残った。ここからチーム集め。ぼく合わせて3人チームができた。1人は同い年の教師。こういう機会がないと交わらないから面白い。あと1人はぼくより10個上の方。驚いたのは自分が過去に大お世話になった方々をご存知だということだ。それも北海道。まさか福岡で北海道の人の話をするとは思わなかった。ぼくも共通の知人の方々に影響を受けて生活感が変わったのですごく嬉しかった。面白い3日間になりそうだ。

2日目。課題を整理する。話していくうちに
「鍋じゃなくてもいけそう」「栄養以上に美味しいもの食べたいって気持ちになるんじゃない?」などなど、議論が難航する。「これでなければならない理由」がないからあちこち行ってしまう。言ってることも間違ってないので。そんな話をしていく中で「鍋でなくてもいいんじゃない」となってきた。「じゃあどうする?」って。ピボット(アイデアが変わること)しかけた。しかけただからしてない。しなかった理由がちゃんとあって、2日目のコーチング時間(アイデア、ビジネス面でのフィードバックをくれる場)で、鍋を面白がってくれたから。「ワクワクする」「本当にやりたいか」すごく大事な2つを改めて認識した。どうしても優勝するために、課題設定、ソリューションは本当にこれでいいのかと、頭の血の巡りを悪くする石に邪魔されていた。そして、色々言われはしたが「これだ!」と決めて動いていくしかない。

そしたらこれだ!はなんなのか?それは、「鍋」を変えずに進めていくことだ。ひとまずコンビニで鍋を買いに行く。レンチン鍋。

まぁうまい。十分うまい。ただ、量であったり具材であったり。改善の余地はある。また、人それぞれ好みがある。そしてすぐに食べたい。だったらこれだ!

・レンチンできる鍋
・豊富な鍋、具材から選択可能
・選ぶのが面倒な人のために、アンケートによって鍋と具材をリコメンドする
・工場で鍋の具材を入れて発想
・うまい!しあわせ!

となると本番までに必要な手順はこんな感じ

まずは、顧客がどんなものか説明ができるようにすることだ。
必要な項目としては
・いろんな鍋、具材から頼めるよ
・アンケート結果からAIによって鍋、具材を選んでくれるよ

これを作る。ぼくが。ただ、プログラミングなしでできるところもあるので、そこはお願いする。アンケート項目も作ってもらった。それを変数として追加。あとはピッチ資料。全部お任せした。結局これが大正解だった。2日目の夕方からプログラミングを集中できてよかった。そして楽しかった。楽しすぎて深夜2時半までやってた。

3日目。ほぼ寝ず。8割型できた。作りながらユーザからのフィードバックをもらう。反映できるところはして、無理なところは今後の展望に。そんな感じでできたデモを貼っておく。

今回嬉しかったのは、ChatAIのAPIキーを使って開発ができたことだ。ChatGPTを使えばなんでも質問できるけど、プログラミングに取り入れることもできる。これができると自身が開発したところに当てはめることができるんだ。よは、 AIを搭載したwebサービスを作ることができるということ。すごく嬉しかった。ただ、URLを叩くとみんなが開けるようにはできなかった。また一つできることが増えたけれど、逆にできないこともわかった。次頑張るぞー!

そして、ビッチ本番。順番は1番好きな最後。最後は、今までのピッチを全て吹き飛ばせることができる順番だから好きなんだ。できるかは分からないけど、吹き飛ばせるチャンスがあると思うと、ワクワクして楽しく話せる。さらにピッチも半年ぶり。みてろみてろ!

そしてピッチ終了。いくつか質問は頂きつつ、悪くない回答はできた。最後には「オール5」とも頂いた。

さぁて順位はどうなるか。オール5だよ?いいって言われたよ?評価良さそうよ?ウキウキで待ってたら。。。


2位でした。


えーー!優勝できなかったじゃん。もーーー。自分はもう2度と優勝できないんじゃないか、毎回のように「今回こそは優勝頑張ってね!」って言われる日々。気にしてもらえてるだけめちゃくちゃ嬉しいけれど。んー。もっと成果・結果を出したい。

ただ、SWって優勝とか起業スキルとか。なんかより口とか手とか足を動かして学べるものが多いから好きなんだ。口を使ってたくさん話をして、聞き出して。手を使って黒板に書いたり、ピッチ資料を使ったり、プログラミングをしたり。足を使ってヒアリングをしたりコンビニの鍋を買ったり。ちなみに13回参加してるけど、大きく学んだことは審査の3つの項目である「顧客がいるか」「プロダクトはどんなものか」「ビジネスモデルがどうなってるか」。あとはどこに行っても、参加してる人はみんな温かくて、「何かしたい!」「これやってる!」っていう気持ちがあって。そういう気持ちを持ってる人を歓迎してくれて。あとはめちゃくちゃ頭がおかしいということだ。

最近、あちこち移動したり、SW出たり。note1年間書いてみたり。会社で「これやる人ー」って言われたら手をあげたりとかしてるから、「行動力あるよね」みたいなことは言われる機会が増えた。ただ、startup weekendに参加してるまだまだだなーって思う。何よりまだ起業してないんだもん。別に起業してるから偉いとか、大きな会社で働いてるから偉いとか、そういうのはないと思う。ただ、起業って正解がないから、答えのないものを飛び込む行動力は凄まじい。「次の1歩を踏み出したいが、前に出ない」自分がいるのは確かにそうだ。それを痛感したのが3日間のイベントの最後にある懇親会

3日間終わって一息ついて、自分の話をしたり聞いたり。この時間がすごく楽しい。自分の話を面白く聞いてくれるし、みんなの話面白いし。めちゃくちゃ嬉しい。
チームの方とも話した。3日間こうだったよねーとか。楽しかったよねー!とか。今回も本当に良いチームに恵まれたぜ。やったね。

そんなこんなで席を変えたら。「鍋のアイデアパクるから」って。冗談かなーと思いきや本当みたいで、いいピッチできたのかなーと嬉しい気持ちに。。。とはならず。「もう話進めてるから」「食、開発系は仲間がいるから」って。いや待って。スピード感がえげつない。怖い。怖くなった。起業家のスピード感を痛感した。きっと能力とかスキルよりもこういう力の方が大切なんだなって気付かされた。すごかった。
何人かで飲んで話してたのだけど、「startup weekendがみぎーにとってコンフォートゾーンになってるんじゃない?」って。確かに、100%の確率で自分が会いたいと思える人に会えるから、安心感は半端ない。そして3日間であらゆる力を試せるという意味でもすごく合ってる。コンフォートゾーンかと言われて確かにそうだって思ってしまった。ちなみに、startup weekendは金曜の夜から土日にかけてやるイベント。社会人であれば平日働いてヘトヘトだから土日はリフレッシュしたいところ。それでもSWに参加するのは、楽しいし、趣味感覚になってるからだ。趣味っていうのは移動して会場まで行くこと、人に会うこと、3日間めちゃくちゃ頭使うこと。これを趣味と言える精神は良いことなのかなと思いつつ、確かに次のステップに進まないといけないタイミングなのかもしれない。だから、これからの自分の生き方としては、まずは引き続きstartup weekendに関わること。全国各地参加したり、なんなら海外進出も果たせてないから来年中に行ったり。オーガナイザー経験して、「北海道でファシリテーターして開拓したいなー」といううっすら思い描いてる夢を叶えたり。そして、自分自身で何かを始めることだ。それが起業なのか個人事業主なのかは分からない。その一つに鍋がある。あとは、エンジニアと街づくりしてる人とコラボするとかも興味があってやりたいって思ってる。ちなみに、今在籍してる会社でやりたいこと、なりたいことはたーーーくさんあるから辞めて起業なんで選択肢は、まだ選べない。とりあえず理想としては、あちこちのSWに参加しつつ、あちこちで働く旅するweb系エンジニアしつつ、なんかおもろいことしてるやつーだ。何になるかはわからないが、少なくとも来年もこのままだとずっとこの先もこのままなんだろうなーって。北海道に引っ越して2年半。色んな新しいものを手を出してみて、色んな出会いがあって、すっごく楽しい今。このままいたらもどに戻っちゃいそうだ。「満足できなかった、楽しいって思えなかった過去を取り戻す勢いで生きる」が今の自分のモットー。がんばる。

今年のSWは残すところあと1回。早いもんだ。そして次は北海道の苫小牧。
苫小牧には色んな思いがある。
初めて参加したのが苫小牧。
個性あるれる人々の面白さ、素敵さを初めて強く感じたのも苫小牧。
自分に自信が持てるようなったのも苫小牧。
改めてSW面白いなーって思えたのも2回目参加の苫小牧。
そんな場所で。3日間どんなことがあるんだろうか。友だちも何人か呼んでいる。遠方から来てくれる子もいる。「苫小牧に面白い学生連れて行きたいなー」って勝手思い描いてた夢が少しだけど果たせた。初めて参加した時に「北海道には活力あふれる学生が少ない」ってのを聞いた。決してそんなことはなくて、学生らにとって苫小牧の距離感がちょっと遠い(物理的にも心理的にも)、イベント良さが届ききってないからだと思う。
ちょっと昔の話だけど、SWのことを勧めたら「なんか私たちを利用しようと企んでそう」って言われたことがあって結構ショックだった。それが何回も参加してみて、インスタで投げたりnoteを書いたり。「面白そう」って言ってくれる子が増えた。うれしー限りだ!あと1ヶ月!楽しみだぁーー!毎年12月に苫小牧は開催されるので、SW苫小牧は僕にとって季語だ。

そんなわけで最後までありがとうございました!SW田川も、九州の滞在も最高でした!素敵な1週間に感謝!

ここから先は

0字

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?