見出し画像

〔詩〕術



買い物したものを

冷蔵庫へ詰めていたら


突然の寂寥感が

胸ぐらを掴みにかかる



一年

二年

向こう見ずの三年



その先を見通せず

泣きそうになる


涙なんて出ないのに


約束なんて言葉

アテにしない


最初から

信じなければ

ずっと

笑っていられる


そうやって

いつの間にか

自分の心に

幾重にも蓋をした


まだ

私は生きていける

ここから先は

63字

¥ 100

実冬の文章や朗読がいいなって思っていただけたら嬉しいです。 お気持ちは、自分へのご褒美に使わせていただきます😊