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本当にうつくしい島のはなし

初めての沖縄旅行は今から約25年前、宮古島だった。
たまたま旅行パンフレットを見ていて、あまりに海がうつくしかったから、何の予備知識もなく「宮古島に決定〜〜‼︎」と軽く決定した。

今やわたしの“アナザースカイ”である。

ガイドブックを見て決めた良さげなビーチへ向かおうと、タクシーに乗り込んでその行き先を運転士さんに告げると
「そこに行くなら、絶対こっちのほうが綺麗サァ」
と、連れてってくれたビーチ。
そこで海の家をやっていた夫婦と仲良くなって、いろいろな人たちと出会って、アナザースカイになったのである。

毎回遊びに行くとき、現地のお友だちへのお土産をあーだこーだと考え持っていく。
いつも遊んでくれるみんなの喜ぶ顔が見たいから。
でも、ある時、いつも泊まってるペンションのオーナーが
「まみちゃん、いつも大変ね。色んなお土産買ってきて、気をつかってお金つかって」
と言うのだ。
「だって、いつもお世話になりっばなしでお礼がしたいから…」
「みんなはさ、まみちゃんが元気に帰って来てくれたら嬉しいサァ。まみちゃんが感じた嬉しい気持ちは、何もここにではなくて、普段の生活の中で誰かに役に立ててお返ししたら、それでいい。」

そんなに優しい考え方があるなんて、びっくりした。

だから、また宮古島に帰ろうと思うし、ここがわたしのアナザースカイなのだ。

たまたま乗ったタクシーの運転士さんに感謝。
たまたまここへ連れてきてくれてありがとう。

海も本当にうつくしいし、人々も本当にうつくしい。

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