朝ごはんに食べたい。

私には、独特の食べ物に対する褒め方がある。
と、最近気づいた。それは、

「朝ごはんに食べたい」

である。

あるときは、テレビで紹介されているお店。こんがり焼けた厚切りトーストにたっぷりチーズを載せたメニューにひと言。
あ〜これ、朝ごはんに食べたら幸せだろうなぁ〜。

またあるときは、SNSの手作りお弁当の投稿を見てつぶやく。
これ、朝ごはんにも良さそうだな。

この癖に気づいたのは最近のことで、わざとではなく自然と出てきてしまうのだ。
だから、つい人前でこの言葉を口にすると、
（またこいつ朝ごはんに食べたがっている！しつこい！と思われたかな！？）
と、少し恥ずかしくなってしまうのだが、毎回同じ人に対して言っているわけではないので大丈夫、と心を落ち着かせる。


今日、会社の同僚にお土産をもらった。

つい声に出したくなるお名前だこと

ええもんちぃ。
大阪生まれのマドレーヌで、中には黒豆が入っているらしい。
このふわふわな触り心地、優しそうなボリューム感。これは…

「ねぇ、これ朝ごはんに食べたい！牛乳と一緒に！」

あ。また言ってしまった。

しつこくてごめんなさい。
ただ、私にとってはとてつもない褒め言葉なのだ。

もちろん、これは全ての美味しい・美味しそうな食べ物に当てはまるとは限らない。
また、「朝ごはんに食べたい認定」をもらう食べ物は、黄身が半熟の目玉焼きやパンケーキのような、いわゆる朝ごはんの定番にも留まらない。
私は「朝ごはんを制す者は一日を制す」と思っているので、朝ごはんに合う食べ物というのは、もはや一つのジャンルなのかもしれない。

気取ったものでなくて良い。
一日のスタートを、
前向きにしてくれる
元気にしてくれる
ゆったりさせてくれる

そんな食べ物こそ、
朝に味わいたいな。と思うのです。

ええもんちぃは、もちろん明日の朝の楽しみに取っておく。

おやすみなさい。

ミフィ子🐰