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#15 なんばパークスシネマ

難波の映画館

 今回は、なんばパークスにある大きな映画館、なんばパークスシネマをご紹介します。よく考えたら、難波にある映画館は今やもう、なんばパークスシネマと、なんばマルイに入るTOHOシネマズなんばの2館くらいになってしまいました。といっても、昔は2スクリーンくらいずつの小さな映画館が道頓堀や千日前に点在していたのが、現在では11スクリーンあるなんばパークスシネマと12スクリーンあるTOHOシネマズなんばに集約された感じです。

なんばパークスシネマ
https://www.parkscinema.com/site/namba/

 なんばパークスシネマができたのは、なんばパークスが2期工事で拡張して、南側のヤマダ電機に隣接するところまで広がったときなので、2007年だったでしょうか。その少し前にTOHOシネマズなんばが現在の姿になったので、これで難波周辺の映画館のシネコン化が完了したという感じでした。南大阪在住の私としては、南海難波駅の南口よりもさらに南側にできたなんばパークスシネマは、ちょっと嬉しい存在でした。それまで道頓堀にあった松竹や東映の映画館は、南海電鉄利用者の私には微妙に遠かったもので。道頓堀の松竹と東映の場所、よく間違えてたし。いや、これは私の問題ですが。

なんばパークスシネマの場所

 なんばパークスシネマは、南海電鉄の難波駅のすぐ横にある「なんばパークス」に入っています。すぐ南にヤマダ電機の建物がある、なんばパークス南端の8階に入口があります。

 北側のなんばCITYのほうから行く場合、なんばパークスを南北に縦断するようにつながっているエスカレーターをひたすら昇っていくと、たどり着きます。エレベーターを使うなら、なんばパークス2階の広い通路を南端のほうまで行き、左手にあるスターバックスコーヒーの奥のエレベーターで8階まで上がると、なんばパークスシネマのすぐ前に到着します。ちなみに、このエレベーターがなかなか来ないとき、すぐ奥にある立体駐車場連絡エレベーターを使う手があります。立体駐車場用のエレベーターのため、店舗側につながっていない階もあるのですが、たしか6階くらいがこのエレベーターとつながっていたはずです。6階で降りて、あとは8階までエスカレーターを使います。

会員制度・PARKS CINEMA members

 なんばパークスシネマには、PARKS CINEMA membersという会員制度があります。カードを作る場合はカード発行手数料として100円かかりますが、カードを作らずウェブのみで入会することもできます。入会費や年会費は無料です。

 PARKS CINEMA membersの会員になると、1回の有料鑑賞で鑑賞ポイントが10ポイントたまり、60ポイントたまると無料鑑賞クーポンに引き換えることができます。このポイントは、無料クーポンに引き換えずにずっとため続けることもできます。ただし、ポイントの有効期限は最終加算日から6ヶ月間で、期限を過ぎると全ポイントが失効します。有効期限内に有料鑑賞してポイントが加算されれば、そこからまた有効期限が6ヶ月延長されますが、無料鑑賞クーポンを使って鑑賞しても残りのポイントの有効期限は延長されないため、注意が必要です。

 また、有料鑑賞するごとに、次回鑑賞時に割引が受けられる購入特典クーポンが付与されます。このクーポンを使うと、窓口購入が1,500円、ウェブ購入が1,400円になります。クーポンは鑑賞翌日に付与され、60日間有効です。なお、この購入特典クーポンを使用して鑑賞した場合でも、また購入特典クーポンが付与されます。さらに、年1回、誕生日に付与されるお誕生日クーポンもあります。このクーポンを使うと映画1本1,000円で鑑賞できます。

 劇場コンセッションでポップコーンやドリンク等の飲食物を購入したとき、PARKS CINEMA membersの会員QRコードをかざすと、無料鑑賞クーポンが当たる「コンセチャレンジ」に参加できます。当選した場合、翌日にクーポンが配信されます。これ、最近はどうかわかりませんが、1年ちょっと前だと私は50%くらいの確率で当たっていました。1等が無料鑑賞クーポンで、2等は割引鑑賞クーポンだったと思います。ぜひ一度挑戦してみてください。

基本料金・スペシャルプライス

 なんばパークスシネマの料金は次のようになっています。

・一般           1,900円
・高校生          1,500円
・3歳から中学生        1,000円
・障がい者手帳をお持ちの方 1,000円(同伴2名まで)

 また、サービスデイや割引サービスは、次のとおりです。

・シニア割引     60歳以上/1,200円
・レイトショー      毎晩20時以降/1,400円
・ファーストデイ  毎月1日/1,200円
          (12月1日は映画の日で1,000円)
・レディースデイ  毎週水曜日/女性1,200円
・夫婦50割引      どちらかが50歳以上の夫婦
             /2 人で2,400円

 なお、3D作品は、鑑賞料金プラス追加料金300円で見られます。

難波でここだけの上映

 大阪では梅田と難波で1館ずつしか上映がないような映画を、難波では、なんばパークスシネマだけが上映してくれることがよくあります。南大阪のシネコンでは上映されない映画が、なんばパークスシネマなら上映されている!なんてとき、私ははるばる見に行きます。少し前だと、『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』とか。一昨年のトロント国際映画祭で上映されていて、ぜひとも日本語字幕つきでもう一度見たい、と思っていたこの作品、大阪ステーションシティシネマとなんばパークスシネマだけで上映されていました。そろそろ世の中は外出自粛ムードになっていたものの、これを見逃すわけにはいかない!と3月下旬になんばパークスシネマまで行きました。感染リスクを避けて難波まで車で行き、一番後ろの座席で隣と2、3席空けて、映画だけ見てとんぼ返り。私みたいな映画好きは1人で映画館に行くし、映画館までの道中も映画館の中でも誰ともしゃべらないし、ちゃんとマスクもアルコール消毒もするから、緊急事態宣言が解除されたらまた映画館に行きたいなあ、と思っています。

※料金やサービスは、2020年4月現在の情報です。

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