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素材も、作り方も、配送も、全部がエシカルなTシャツを作ります!!

原価の見える服屋さん第二弾となるTシャツの販売をクラウドファンディングにて行う予定です。期間中は割引にて販売するだけでなく、先着で特別価格での販売を行いますので、ぜひこの機会にご参加ください!

プロジェクトの開始日や参加方法などについては、LINEにて配信いたしますので、以下のリンクからご参加いただき、続報をお待ちください(匿名で参加可能)。

初めまして、原価の見える服屋さん代表の高尾です。(写真、かっこつけててすみません...笑)

環境や労働問題に本格的に関心を持ったのは、学生時代に東南アジアを旅行して日本との環境の違いを身をもって実感した時からです。その後、マレーシアでの教育支援ボランティアに参加し、半年間はリーダーとして活動しました。
いつかは環境や労働問題の解決に貢献できるような活動をしたいと思い、社会人になってから貯めた貯金で、2022年11月から「原価の見える服屋さん」をオープンしました。

「原価の見える服屋さん」のご紹介

原価の見える服屋さんとは、「倫理的なファッション」を意味する「エシカルファッション」という言われる服屋さんです。
私たちは環境に優しい素材の生地を、可能な限り廃棄や汚染を抑えた方法で生産し、ゴミが発生しないように梱包や配送を行い、ブランドとして一気通貫で環境への負荷を減らしています。

また、私たちはフェアトレードの生地のみを取り扱うことで、ファッション業界における人権問題にも向き合っています。
洋服の原価率は20~30%と言われており、1,000円のTシャツだと200~300円で作られているということになります。労働に見合った対価が支払われない現状はもちろん問題ですが、一向に改善に向かわないことにもっと危機感を感じてしまいます。
そこで、私たちは原価に着目して、全てをエシカルにした時の原価を全て公開しながら服を販売することにしました。

予想通り、少し高くなってしまうのですが...
原価率を可能な限り高くすることで、少しでも多くの方にお届けできるよう活動しております。

販売している商品の1つがエシカルというだけではなく、ブランドとしての全ての活動をエシカルにすることで、応援する気持ちでご購入いただいた分が、全てエシカル視点で活用できるので、”買ったり、広めることで応援できる”ブランドを目指しています。

どこをとってもエシカルなTシャツを作りたい!

第一弾は11月にプルオーバーを販売しましたが、第2弾は春夏に向けてTシャツを製作したいと考えています。

しかしながら...実は最小ロットを製作するのに資金が足りていないのです(土下座)

近年のトレンドは「受注生産」と言って、注文を受けてから生産するという方法も多いのですが、いくつかの理由から原価の見える服屋さんでは、最小ロットで先に発注する方法をとっています。

  1. 生地や生産方法へのこだわりを反映するため、受注生産のような工場さんへの負担がかかる方式は取らないようにしている

  2. ある程度の数をまとまって生産することで、価格への転嫁を可能な限り抑え、上質な商品を可能な限り安く提供している

  3. サイズが合わなかった際のお取り替えなどに対応できるように在庫を確保している

商品の仕様

  • カラー

    • きなり

  • 素材

    • フェアトレードオーガニックコットン100%*

      • *bioReというプロジェクトで生産されたコットンを使用しています。プロジェクトの説明は後半にするので、気になる方は後半にジャンプしてくださいね!

  • 特徴

    • 裏毛の生地を使用しているので、洗濯してもよれにくいです

    • 首周りにはリブを使用して、伸びづらくしています

  • 生産の工夫

    • 生産工程を全て公開しています

    • サスティナブル工場のナカノアパレル様に生産いただいております(ナカノアパレルさんについて、詳しくはこちら

    • 生産の際に端切れが極力出ないように、工場さんと連携して発注方法を工夫しています

    • どうしても余ってしまった端切れは全てアップサイクルしています

    • 配送は全て寄贈いただいた紙袋を使用して配送します

私たちが公開している原価の定義

原価率の計算は以下の方法で行なっております。

原価 = (生地代 + 縫製代) / 生産枚数

  • ブランドの運営に関わる一切の費用や、服の開発費、配送料など、製品に直接的に関わらない要素は原価に含まれておりません。

  • 厳密にはサイズごとに生地の使用量が異なりますが、同じモデルでの価格は均質化しています。

  • 原価は生産の度に見直しを行うため、価格の変動がありますが、ご了承ください。

きなり色だけのラインナップにはワケがある!

きなり色を漢字で書くと「生成り色」で、漂白したり、染めたりせず、誰の手も加えていないことを意味します。

Tシャツ1枚を生地を染めるには150Lの水が必要だと言われており、人間の飲む水の量が3Lだとすると、なんと50日分です。

きなり色は、そのままの色を使うことから、色に個体差が生まれたり、時間が経つと少し色が変化したりします。

着飾らずに自分らしくあることと、着るごとに変化していくオリジナリティを楽しんでいただけたら嬉しいです!

長く着れる服を可能な限り安く届けるべき

全てエシカルに服を作ったとしても、価格だけを重視すればもっと安く作ることもできます。しかし、ちょっと高い割にすぐにダメになってしまう服では、無駄な廃棄を出してしまうだけです。
私たちは、フェアトレードのオーガニックコットンの中から100近い生地を取り寄せ、厳選した生地の中で、さらに裏毛やリブといった厚手の生地を使っています。
生地の選定には、耐久性だけでなく、肌触りやシワになりづらさなども考慮して選んでおり、普段使いしても長く着用いただけると自信を持って言い切れます。
本題とはズレますが、私たちが生産する服をデザインする際に気をつけているのが、エッセンシャルラインのみを研究し尽くしてから生産することです。
エッセンシャルラインとは、長年に渡って着用され続けている服のことで、逆に言えばすぐに終わってしまうトレンドは追わないということです。

実はファッション業界の問題は生産工程にある

最近は再生プラスチック素材やサスティナブル素材を使った服も増えてきて、環境意識の高まりを感じます。
それ自体はとても喜ばしいのですが、素材をサスティナブルに変えるだけでは、環境問題は解決せず、むしろファッション業界の大半の問題は生産工程にあると言われています。
有名な例を挙げると、不利な立場に置かれている農家からの低価格での買取・工場での労働者搾取や児童労働・大量生産と廃棄などがあります。
詳しく書きすぎると、とてつもなく長くなってしまうのと、みなさんも暗い気分になると思うので、残りはこちらのnoteにてご覧ください!
何を申し上げたかったかというと、本当に必要なアクションは購入する際には素材だけでなく生産工程も見て消費活動を行うことです。しかしながら、生産工程を開示することは各企業にとってもリスクが多く、現状はほとんど開示されていることがありません。

私たちは、そうした状況を鑑みて、パノコトレーディング様のお力をお借りして、VIRTUAL TRAVEL TICKETを採用し、生産工程の全てを開示しています。プルオーバーを製作した際のリンクを参考として掲載いたします。

パノコトレーディングさんについてはこちら

bioRe Organic Cottonとは

私たちの服はbioReプロジェクトで生産されたオーガニックコットンを使用しています。

このプロジェクトの特徴は、これまでお話してきたような”素材だけ”のアプローチに止まらず、フェアトレードはもちろん、現地農家のオーガニック農法への移行サポートや、より効率的なオーガニック農法の研究による農家への支援、現地のインフラ整備など、幅広く活動されています。

もっと詳しく知りたい方はこちら

お客様の声

とてもしっかりした素材感で適当にハンガーに掛けておいてもシワがつきにくく、脱ぎ着を繰り返しても襟も袖も伸びたりヨレたりしにくいです。無地のエクリュカラーも大人っぽくてカジュアルにもキレイめにも着れます。

生地もデザインもこだわり抜かれたことが伝わるプルオーバーでした。リブがしっかりしていて、洗濯後のシワも目立ちにくいので使い勝手も抜群です!

自分が何にお金を支払っているのかが明確なので、気持ちよく購入できました。白系のアイテムは買う機会は少ないのですが、「世界をちょっとでもよくしたい」という作り手の志に強く共鳴し、今回購入させていただきました。

見た目はしっかりしているのに、触ってみると赤ちゃん用の服のように柔らかく肌触りが良いです。買ってよかったです!

オーガニックコットンやフェアトレード、長く使えること、配送バックのことやステッカーにまで全部にこだわって妥協している所が無く、この商品、ブランド、この人になら!と気持ちのいいお金の使い方ができました。

初めは黒の黒色で制服を探していましたが、今ではきなり色以外考えられなくなってしまいました!

商品のお届け時期

4月中旬お届け予定です。(※時期は前後する可能性がございます。)

進捗については、LINEオープンチャットやメールに加えてSNSで随時公開いたします。

最後に

これを読んでくださっているということは、飛ばし飛ばしでも最後まで読んでくださった方ということですね...。たとえ直接的なご支援をいただけずとも、私たちにご興味を持っていただけただけで大変嬉しいです!!

「原価の見える服屋さん」という名前自体、熟慮の末、おしゃれな名前にするのではなく、より多くの方に興味を持っていただけるきっかけになるようにと決めました。

見た目は大変シンプルですが、どの服よりもストーリーの詰まった服になっていると自負しています。

何色にも染められていない”きなり色”の服を、ずっと長く着ていただくことで、皆様の色に染めていただければと思います。

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