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「城崎へかえる」読書感想 蟹みたいな本

こんばんは、みぃみです。

先日、うちの娘が卒業旅行代わりというか、
仲の良い大学の友達と2人だけで城崎温泉に
一泊だけしてきまして、その時のお土産の1つに面白い本がありました。

「城崎へかえる」湊かなえ

城崎温泉の限定本らしいです。


見た目もう蟹なんですよね笑
カバーの手触りも少しボコボコして
蟹の殻みたいです。
蟹の殻から身を出すみたいにカバーから
本を出します。
こんな面白い装丁大好きです。

今は電子書籍で本を買う人も多いと思うのですけど、私は断然紙媒体派です。
電子書籍だと目が疲れてしまうというのもあるのですが、紙を触ったり、めくるのが好きなのかもしれません。

主人公の女性が今は亡き小説家の母親との
思いを胸に城崎を訪れ、母親との記憶を
辿りながら外湯巡りをし、城崎を堪能する
内容です。

湊かなえさんだけに、どんなブラック要素が
出てくるのかと思っていたのですが、とても
ほっこりするお話でした。
湊さんは現在淡路島在住らしいのですが、
きっと城崎に行かれた時のこと、ご家族や
お子さんのことを思い出しながら書かれた
お話なのかなと勝手に想像してみました。

主人公にとって城崎は行く」というより「帰る」と感じる場所になっています。
辛い時、哀しい時に帰る場所があるっていいですよね。
特に温泉に浸かると悪いものが流される感覚があるような気がして、まさに温泉でリセットされるような。
元気を取り戻し、おいしい蟹を食べてさらに
エネルギーにするみたいな。

私はずっと関西に住んでいるのですか、
残念ながら城崎へはまだ行ったことが
ありません。
いつかこのコロナ禍が収束したら、城崎には
絶対足を運び、外湯巡りをしてみたいです。
温泉でリセット。
もしかして、五十肩が治るかも。
(行くまでに治っててほしいけど)


城崎でしか買えないというレアな本ですが、
これをチョイスしてお土産にしてくれた娘は
ナイスでした✨

最後までお読みいただきありがとう
ございました。


みぃみ

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