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クリアな頭で生きていきたい人へ
「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!(苫米地英人著)を読了。
「頭のゴミ」を掃除して「クリアな頭で生きていく」方法について、とてもわかりやすく説明されており、コーチングを学んでいる私にとって発見・気づきの多い一冊だった。
特に、自分の考えの枠の外に「ゴール」をリアルに思い描くと、それに向けて自分が動き出すことについて、著者の説明がわかりやすく、この本を読み終わったときに今までのインプットの点が線としてつながり、すとーんと腑に落ちた。
そして、夢への扉が開いてやりたいことが見えてきた。
いま、頭の中で、進む道が見える位に霧が晴れ、エネルギーが湧いてきたことに驚いている。
頭のゴミとして、
感情のゴミ、
他人の刷り込みというゴミ、
マイナスの自己イメージというゴミ、
これまでの自分というゴミ、
自分中心というゴミ、
Have toというゴミ、
我慢というゴミ、などについて記載されていた。
これらのゴミを捨てるためには、抽象度を上げる、つまり視点を上げて思考すること、ポジティブな自己対話が重要、
そうなるためには、「ゴール」を持つことが大事であるとのことだった。
夢の描き方
著者は、以下をゴール設定の基本条件としている。
・自分の本音に蓋をしないこと(自分の心の中だけでいいので本音を解放しておくこと)
・それと同時に自分中心であることを捨てること、
・ゴールは現状の外に設定すること
ちょうどこの本を読んでいるときに、私が受講中のプロコーチ養成講座でも夢を描くことについての講義が行われていて、そこでも、夢(ゴール/目的)とは、以下のようなものだとの説明があった。
・ワクワクすること
・どうやって叶えたらいいのかわからないくらいのところにある、現状の枠の外にあること
・みんなを幸せにすること
そして、講師(コーチ)は、夢を描く公開コーチングで、クライアントの思考を外へ外へと向かわせ、夢がかなった状態を一緒に心で見て、クライアントが現実路線で考えるモードになったらクライアントの背中を押して、「見て」と言って臨場感を持ってクライアントが夢を描くことをサポートしていた。
夢の描き方について何度か講義を受けていたが、この公開コーチングを見て、そして、この本を読んだ後、ようやく、
こういうことだったのか!
と理解した。
臨場感を持って夢を描くとどうして叶うのか
ゴールの設定方法について、著者は、以下のとおり述べている。
人は、現状維持というホメオスタシスが働き、変わることが難しい。
ただ、ゴールを現状の外に設定してそれを臨場感を持ってイメージしていると、現実世界との間にギャップが生まれる(認知的不協和)。
脳は、その認知的不協和を解消しようと働く。
その際、脳は臨場感が高い方を「現実の自分」として選び、コンフォート・ゾーンが臨場感が高いゴール側へ移動する。
ゴール側にコンフォート・ゾーンが移動すると、それまで見えていなかった道筋と方法が浮かび上がる。
これは真に鮮やかでワクワクするような体験である、
論理へのとらわれというゴミを捨てる
人間は考えるときに、言語という直線的に順次展開する道具を使い、しかも考える中身もA⇒B⇒Cと順番に展開しがち。
一方で現実の事象は複合的に展開し順次直線的に展開しないので、言葉で物事を順次直線的に記述、思考することはおのずと限界がある。
「部分が全体をつくる」と考えがちだが、実際は、全体が部分から成り立っているだけでなく、全体と部分が双方向に関係しており、全体がわかることで部分がわかる。
全体と部分との双方向の関係を「ゲシュタルト」という。
順を追い筋道立てて考える論理的な思考力は、思考力の基礎である。
ただ、論理(部分)を追っていると、論理(部分)の迷路に入り込む。思考とひらめきを曇らせる。
「ゴール」と「現状の自我」という抽象度の違う次元の間に、臨場感という橋をかけることで、現状の自我が認識できる部分情報とゴールの世界(全体)との間に双方向性が働いてゲシュタルトが作られる。
「現状とゴールの間に道筋と方法が浮かび上がる」とは、ゲシュタルトが作られたとも換言できるのかな。
思考優先で、感情の蓋が重たい私はグサッと心にささった。
夢を描くときも、手段や現実的なことは置いておいて、心がなにを欲しているのか自由に、そして臨場感を持って描きたいと思った。
コーチングを学び始めて感情の蓋を開け直感を信じようと思うようになったが、これからももっと「心」で感じたものを大事にしたい。
夢の扉が開く
4月上旬のコーチングセッションの記録を読むと、エネルギーが湧かないということを話していたのだが、この本を読了後、進みたい方向が見つかり、そしてタイミングよくいろんなチャンスが巡ってきて、ガガガ―ッと自分が動き始めたことを感じている。
思考優先、一生懸命、Have toをしっかりこなしてまじめに生きている人たちが夢を描くお手伝いができたらうれしい。
必要な誰かに届いてヒントになりますように。
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