ミュージカル刀剣乱舞『静かの海のパライソ』　刀ミュ　感想レポ　※2020の感想です

※※昨年2020年のものの感想です、2021のものとは内容が異なるかもしれません※※

刀ミュはあつかし再演を除いてはトライアルから現地観劇しています。（あつかし再演だけは当たらなかった）あと筆者はとてもオタクなのでそこを不快に思う方は読まないでください。
筆者は夢女でもありＢＬもたしなみます。二次創作もしてる。

今回は運よく中止になる前に観ることができました。

※※※※ネタバレ含みます※※※※
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舞台全体について

「静かの海」とは月にあるクレーター、月のウサギの顔の部分でありアポロ11号の着陸した場所だそうです。
そしてパライソはそのまま天国ですね。

まるでレ・ミゼラブルのような民衆の歌からはじまるミュージカル。葵咲本紀でも人間パートが増えていましたがまた今回は違う感じ。
『個』ではく『群』のパフォーマンスで思わず息を飲みました。

島原の乱ですね。みほとせの様に今回も成り代わりストーリーです。
歴史ってなんだろう。何もしなくてもその様に進むものではないのだろうか。
時間遡行軍と関係なく、誰かが道筋を立てて誘導しないと史実の通りにならないのかな？
となるとその道筋を立てているのは誰で、刀剣男士の歴史を守るという行為はなんなんだろう。

右衛門作は自分のたどらなければならない道筋を知っていたのか。
それとも知らなかったのか。
右衛門作が牢に入るのも、唯一の生き残りなのも歴史通りでしたが全部鶴丸がそうなるように無理やりやってた感じ。
だから周りの人物も刀剣もいきなりの展開に戸惑っているし暴力性すら感じる。

鶴丸国永　自分的にはミュージカルの鶴丸が一番思い描いていた鶴丸に近いです。顔は幼いのに声がとても太くてしゃべると急に貫禄が出る。
鶴丸と三日月がメインで歴史を紡いでいるのだろうか。三日月よりも若い鶴丸は割り切れないまま葛藤していて、彼はこの先どういう道を辿るんだろうか。ステでも自己犠牲な役回りをするし悲劇が来そうで怖い。
ていうかミュの三日月って本丸に普通に居ますよね？
鶴丸は月にある「静かの海」を知っている。

大倶利伽羅　今回の清涼剤刀。鶴丸は大倶利伽羅が居ないと相当つらいのでは。大倶利伽羅が支えてあげないと鶴丸は壊れてしまいそう。鶴丸の独白を受け止めたのも大倶利伽羅ですね。

日向政宗　すごい綺麗な顔しててびっくりした…。くるす先生の作画のまんま。まだキャラが掴めないのでまた出てきてほしい。殺陣がとても綺麗だった。

浦島虎徹　ゲームの画面そのまま飛び出してきた浦島虎徹です。ながそねが「鶴丸国永と三日月宗近を信じろ」って言ったらしいけどどういう場面でどういう経緯で言ったんだろ…。いい意味で動くキャラなので楽しい場面も悲しい場面も見せ場が多かった。

松井江　とうとう出てきた松井江。歌合では度肝を抜かれましたね。鼻血や血に関するコミカルなシーンはもっとほしかったかも。
声が意外と太くて意外と男らしく解釈が合う…。
二部衣装脱いだ時　おっこれは前がこんなにガードされているってことは背中が空いてる系かなっと思ったらそんなことはなかった。あとなんで袖が逆になってんだろう。

豊前江　とうとうとうとう出てきた豊前江。待ってました…豊前江のブロマイドとペンラシート（ブレスレット付き）買いました。
思った以上に元気キャラだったし思った以上に豪快だった。あと他の刀への呼び方が短いのはそういうキャラだからかな？
鶴丸のことは無条件に信用しているっぽい。
二部衣装は松井が脱がない代わりに肌がとても出ている。
セクシーなダンスの時に耐え切れなくて頭を抱えたら前の席の人も同時に頭抱えてて笑ってしまった…。

鶴丸の独白シーンがとても悲しかった。
鶴丸は目の前の海と、月に見える静かの海と、三日月と、天を見て死んだ民衆の行ったかもしれない天国を思って独白したのかな…と思いました。

話としてはどんどんステのようにな雰囲気になっていっているような気がする。最後のシーン、民衆と共に終わるのも今までと違う印象を受けました。
どんどん不穏になっているような気がします。鶴丸の心が折れないか心配だし、（葵咲本紀・歌合で）明石は何かに気づいて嗅ぎまわってるし、どう進むというかまとまるんだろう。

重い話も、トンデモ歴史論も好きなので私はとても好きですが最後どう畳むんだろうと考えています。

東京公演最後の三日間は中止になりましたね。５月にまた観る予定ですが、無事に観れたらまた印象が変わってきそうです。

早くライブや演劇が無事に観れる情勢になりますように。

※追記3/30
二部衣装ってマタドールですよね？
興奮して記憶が無いです。