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教育事業部授業レポート【京都市立京都堀川音楽高校】

こんにちは!NPO法人Mielka教育事業部です。

今年度実施した出前授業を紹介していく授業レポート。

第2弾は京都市立京都堀川音楽高校さんです!

京都堀川音楽高校さんでは京都市をテーマとしたワークショップ型授業を行いました!

【導入】

まずはMielkaがどのような活動を行っている団体なのかの紹介と、そして授業を担当するメンバーの自己紹介を行いました!退屈しないよう簡潔に、かつ活動の意義が伝わるように紹介しました。

【ワークショップ】

自己紹介のあとは早速ワークショップに入っていきます。
今回のテーマは「京都市のいいところと気になるところ」です。
まずは「いいところ」からポストイットに書き出す個人作業を行ってもらいます。
一人2~3個ほどを想定していましたが、生徒の皆さんが思った以上にたくさん書いてくれていました!

Mielkaメンバーの出身地である広島市を例に挙げて紹介

「いいところ」を書き出したら、ペアで意見交換してもらいます!
非常にクラスの仲がよく、ペアワークも活発な印象を受けました。
Mielkaの授業担当者も気になる意見があったら会話に参加して深堀りします。

「いいところ」をペアで話し合ったら、次は「気になるところ」(問題点)を同じようにまずは個人作業で書き出してもらいます。
こちらも「いいところ」に負けないくらい皆さん思いがあるようで、たくさん書いてくれました!

個人作業が終わったら、再びペアワークへと移ります。
「いいところ」の時と同じく活発に話してくれていましたが、中には「気になるところ」が一つもない、というペアも...。
もちろんそう言い切れるのは素晴らしいことですが、「普段生活していてちょっと不便だなと感じる時ない?」とアドバイスして改善点を探してもらいました。

ペアワークが終わったら、いよいよクラスでの共有の時間です。
ペアで共有した意見を列ごとに発表していってもらいます。
列の後ろの方の生徒さんも前の人とかぶらない意見を選んで発表してくれて、とても多様な意見が出ました!

音楽高校ということもあり、京都市内出身者が全体の半数以下だったためか、他の市町村との比較からみえてくる意見も多くあり、生徒のみなさんにとっても新鮮だったのではないでしょうか。

意見が出揃ったら、意見をカテゴリー別に分類していきます。
例えば「歴史ある文化の継承」という「いいところ」や「観光客が多すぎる」という「気になるところ」は「伝統」のカテゴリーに。「高校や大学が多い」という「いいところ」は「教育」の「いいところ」に。というように分けていきます。

カテゴリー別に分類することで個別の利点や問題点につながりを持たせることができ、それぞれの分野で何を改善していけばいいのかを「見える化」することがねらいです。

生徒さんが出してくれた意見を分類するとこんな感じになりました!

文化・芸術・教育面では「いいところ」がたくさんでた一方で、「気になるところ」は交通面に対する意見が多かったです。
特にバスや地下鉄など公共交通機関に関しては不満を持っている生徒さんが多かったようですね。

【まとめ】

ワークショップを通じて京都市の「いいところ」と「気になるところ」を整理できたら、授業のまとめに入っていきます。

政治参加とは「身近なことに対して疑問を持ち、その事柄に関して疑問を持つこと」であることを伝え、今回のワークショップが政治参加の第一歩であることを確認します。

それから大阪都構想における住民投票やアメリカ大統領選など僅差で決着がついた選挙の事例を紹介し、一票の重みを知ってもらいます。

最後に選挙以外の様々な政治参加の方法を紹介しまとめを終えました。


~最後に~

以上、京都堀川音楽高等学校さんで行ったワークショップ型授業の紹介でした。いかがだったでしょうか?

「政治参加」と聞くとハードルが高い印象を受けますが、自分が住んでいる街のいいところや改善点を考え、話し合うことも立派な政治参加の一つです。
今回のワークショップを通じて、生徒の皆さんにはそのことを実感してもらえたのではないでしょうか。

生徒の皆さんが非常に積極的で、またいろいろな観点からの意見を出してくれたので、私たちも気づきが多くとても有意義な授業でした。多様な視点から物事を見ることの重要性を改めて痛感させられました。

Mielkaではワークショップ型の授業以外にも模擬選挙型の授業など様々な形式で授業を行っています。ぜひ他の記事もご覧ください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!

今年度行った塔南高校さんの授業レポートはこちらから👇

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