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【SHE×HafHコラボ】一人旅で出会った本当の私②

前回の続きになります。


エンブレムフロー箱根(想像)

さていよいよ出発の日です。
プレッシャーから胃腸があほになりながらも、熱はないのでとりあえずホテルを目指して出発します。

豆腐メンタルがまず心配だったのが、ワーケーションに適したコミュ力おばけの集うホテル(偏見)に自分がなじめるのかどうか(完全なる個人の勝手なイメージ)です。
今回私が泊まらせていただいたホテルはこちら!

エンブレムフロー箱根です。
みなさんホームページを見てください。なんかめっちゃオシャレです。

”バーカウンターで出会った旅人とビール片手に旅の話が弾む”

トップページから目に入るこの一言に、普段旅行なんてしない引きこもりのコミュ障は完全にびびってました。人と話すの苦手だし、お酒は飲めないし、ご飯を食べるのは苦手だし……。
しかしSHEとHafHにプレゼントしていただいたこの旅で、成果を残さねばならない!無料で行かせてもらったからには、双方の素敵ポイントを全力でアピールせねばならない!と、出発前の私はムダに意気込んでいました。

今思えば成果とは?何を気張っているんだ?ふつうに楽しんで帰ってくればそれでいいんじゃないの?ってかんじですが。
しかしムダに見栄っ張りな悪いクセが出て、どんどん自分を追い込んでいくのでした。


やっぱり箱根っていいよね

小田原駅へ到着したら、まずは箱根湯本へ向かいます。箱根登山線を利用しますが、見た目はふつうの小田急と変わりません。余談ではありますが小田原は新幹線も停まるしロマンスカーもあるのでアクセスしやすくていいですよね。

そして箱根湯本で一度下車しホームを移動、そこから2、3両編成しかないザ・箱根登山電車へと乗り換えます。ここから本格的に箱根の山を電車で登っていく旅が始まります。

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めっちゃ山〜〜〜 いい景色です。

ご存知の方も多いと思いますが、箱根登山電車は3回スイッチバックをします。スイッチバックで車両の進行方向が逆向きになるため、運転士と車掌が入れ替わるのを見られるのもポイント。こうして山をジグザグに登っていきます。
台風19号の直撃により長い間不通となっていましたが、10月に運転を再開したそうです。本当によかった~!

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私は6年間この景色を見ながら通学していました。

紫陽花、紅葉、うっすら雪がつもった山々。
箱根の山は、季節によっていろんな景色を見せてくれます。
当時はこの景色の素晴らしさには目もくれず、日除けを下ろしてずっと寝ていました。なんてもったいない。

自然の美しさが沁みるようになったのだな……としみじみしつつも、胃腸は緊張から爆発寸前です。

ちゃんとチェックインできるかな、ご飯は食べられるかな、ビールを片手に旅人と話せるかな……そろそろ白目をむいて死にそうです。


エンブレムフロー箱根(本物)

電車でゆっくり山を登ること40分弱。
強羅駅に着きました。

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変わらない、懐かしの駅。
そして駅から徒歩1分という最高の立地にそのホテルはありました。

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おしゃんレーダー発動。厳戒態勢。ウィーンウィーン

わいコミュ障、オシャレなエントランスに震えます。
しかし今日から二日間ここに泊まらなくてはいけません。
ええい、ままよ!


ふつうにチェックインしました(当たり前だけど)
スタッフさん、めっちゃ優しかった。
ちょうど受付に外国人観光客の方がいらしていて、スタッフさんもみんな英語ペラペラで格好よかった〜。
内装もオシャレですが、観光地らしい落ち着いた雰囲気です。
ちなみに旅人トーク導入編はありませんでした(当たり前だけど)

第一関門をクリアしたので緊張もほぐれつつ、部屋へと向かいます。

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おしゃっ……

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おしゃんくない!?
デザインも格好いいです。


そんでもっていざ入室〜〜〜

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つ、ツインだー!!
うわああああああい(転がりながらベッドを行き来する顔文字)

一人で2泊もさせていただくというのに、ツインルームでした。
広い!快適!エンブレムフロー箱根最高~!!(到着してまだ5分)
そうなのです、本来ならドミトリーの利用になるのですが、太っ腹なHafHさんがコインを贈呈してくださり、無料で個室へグレードアップできたのです。※ハフコインについての詳細はこちら
今日からここが私の城です。

さぁ部屋に入ればこっちのもんよ。
どんどんどん!と荷物を置いて一人の時間にほっと一息つきます。
と、その時

てんてんてーんてんてんてーん♪
「!?!?」

警報か!?と思いきや、駅からめっちゃ発車メロディが聞こえてくるではありませんか。まぁこれも駅から近いがゆえ致し方ないこと……。

てんててれーれんてんてれれーん♪
「発車しまーす」

いやめっちゃ聞こえるな!?
これはちょっと誤算です。
といっても15時台に着いてしまった私も悪いので、強羅駅周辺を散策することにしました。ついでに事前にネットで調べた際に気になるお蕎麦屋さんが何軒かあったので、夕飯スポットを探しにレッツゴー!


強羅の洗礼

ゴー…!

おー……
おー……?

【悲報】お店閉まってる

おかしい。駅周辺をうろうろしましたがご飯屋さんが閉まっています。もしかしたらコロナの影響もあるのでしょうか?このままだと断食ステイになってしまいます。
とりあえず初日はなんでもいいやと思い、近辺のコンビニを探します。

あったー!デイリーヤマザキ箱根強羅店!

交通手段
箱根登山鉄道強羅駅からケーブルで公園下で降りて徒歩約2分。
箱根登山鉄道強羅駅からは急な坂道を上り徒歩で約8分。
強羅駅から303m

でもめっちゃ坂の上~~~!!
距離的にはそうでもないですが、めちゃくちゃ急な坂を上らなくてはいけません。しかしこれもご飯のため、唯一の救世主、デイリーヤマザキは神様です。

そして初日のご飯、肉まんをゲット!
しかし残念なことに、買い物を終えるころには周辺のお土産屋さんもほとんど閉まっており、ホテルへ帰るしかありませんでした。

部屋に戻るも特にすることがありません。
私はこれから寝るまでこの部屋で一体何をすればいいのだろう。

実家暮らしの私は、普段一人きりになることがありません。誰かしらと話しているので沈黙が新鮮です。
部屋……静かだなぁ……。
人がいないと自分も喋らないんだなぁ……。
暇だなぁ……。

詩人?


さ~て旅の行方は?

とつぜんですがここでネタバレです。
最初にSHEとHafHには申し訳ないと申し上げたとおり、この旅はいろんな意味で苦い思い出となりました。

音に敏感で神経質な私にとって、1人きりでの宿泊は癒しの旅どころかストレスとの戦いになってしまい、出発前からの憂鬱な気持ちはピークを迎えます。自分は旅行すらまともに楽しめず、ここまで生き辛い人間なのかと悲観しつづけることになりました。

まさに修行。

「こんなやつのためにプレゼントしたんじゃな~~~い」
SHEとHafHが月光(作:鬼束ちひろ)を合唱しないかめちゃくちゃ心配です。

つづく。


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