まま×コロナ 今、産科はこうなってる その3
こんにちは。MidWithです。
妊娠、出産、子育てに関する役立つ情報を、現役助産師がお届けします💌
今回はまま×コロナの第3段です❗今回は実際に感染してしまったときや、その疑いがあるときのお話です。
一番不安ですよね…少しでも判断のお助けになればいいなと思いを込めて🍀
症状があるときはどうすればいいの?
体が熱い、咳や鼻水などの症状があるときは…
まずは熱を測る!その他、どんな症状を確認した上でかかりつけの産院に電話しましょう。
すぐ受診して。
発熱外来を受診して。
保健所や相談センターに連絡して。
PCR検査を受けられる医療機関を受診して。
などなど、産院によって対応や管理が異なります。まずは電話してみましょう。
もしかかりつけの産院が休診や夜間などで電話が繋がらないときには、各都道府県の受診・相談センター、発熱センターに電話してください。そして指示に従いましょう。急に病院に行ってはいけません。まずは電話📞
症状が少しでもある時は、上の子などがいる場合には必ず隔離して、マスクなど感染対策はしっかりと!
妊娠中だとコロナにかかりやすい?重症化しやすい?
なかなか症例が少なく、現在調査中。詳しいデータは出ていないのが現状です。
が、現時点では持病がない妊婦さんの場合、重症化のリスクや死亡率は、妊娠していない同年代の人と変わらないと言われています。
ただ高齢妊娠、肥満、高血圧、腎臓の持病がある、糖尿病などの疾患がある妊婦さんは重症化するリスクが高いと言われています。また、コロナ感染に関わらず、肺炎になると重症化する可能性が高いと言われています。
妊娠後期に重症化した例が報告されていたり、今問題になっている変異株に関しては妊娠の適齢期と言われる若い世代に対しても感染力が強かったり、重症化する可能性もあると言われていますので、やっぱり感染予防が大事。
コロナにかかっちゃった…赤ちゃんへの影響は?
こちらもまだまだ調査中で、詳しいデータは出ていないのが現状です。
が、現時点ではコロナへの感染が、胎児の異常、早産、死産のリスクを大きく引き上げるということはないそうです。
新型コロナウイルスに感染した妊婦から、胎児(赤ちゃん)への感染は稀と言われています。
妊娠初期や中期に感染した場合に胎児に先天的に異常が起こる可能性は低いと言われています。ただまだ症例が少ないのが現状。
むしろ赤ちゃんにとって大きなリスクとなると考えられるのが、新型コロナウイルスにママが感染し重症化することで、赤ちゃんが早産になることです。
コロナ感染に関わらず、発熱するとお腹が張りやすくなります。そのため、切迫早産やそのままお産になってしまうことがあります。
またお母さんの治療のために人工早産(わざと早く産む)にすることもあります。少し嫌な話、日本ではお母さんと胎児の場合ではお母さんの命が最優先となります。たとえ早産になることで赤ちゃんが危険な状態になると分かっていても、お母さんの命を優先的に守るということです。具体的にはコロナ感染の場合には、帝王切開にするということです。
早い週数での出産は赤ちゃんが未熟だったり小さく生まれることで、産まれた後、様々な問題が起こります。小さい赤ちゃんはNICU(新生児集中治療室)に入院になったり、呼吸や栄養摂取を助けるためにお口に管を入れたり点滴を入れたり、その他色々な治療の必要があります。
また脳症の報告がありますが、こちらはコロナウイルス感染に起因するものか、発熱による脳症かの判断が難しいそうですよ。
お読み頂きありがとうございます☺️
今回はお産や産後の育児・授乳までお話ししたかったのに、長くなってしまいました…次回書きます!すみません😢
コロナの情報は毎日どんどん更新されています。特に感染による症状や影響については新しい情報が出てきます。
頑張って更新しますが…あくまで今日現在の情報ということで!💦
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以上、MidWithより助産師Rでしたー
また次の投稿でお会いしましょう👋
参考文献
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