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赤ちゃんのための防災グッズ

本日9/1は防災の日🚒
保育園や幼稚園で防災訓練や避難訓練が行われたところも多いのではないでしょうか?

そこで今日の記事は防災について。
赤ちゃんがいるおうちで、準備しておくとよい防災グッズについてです⛑️

(ラジオ、ライト、ホイッスル、防寒具、携帯充電器など一般的な防災グッズは省いています。)


備蓄品と防災バッグの2つを準備

災害が起きたという時でも、家の中にいれば安全という場合と、避難所などに逃げる必要がある場合があると思います。

避難の必要はないけど、災害によってライフラインが止まったり、買い物に行けないというときのための備蓄品
避難が必要なときに持ち出す防災バッグ
の2つを準備しておくといいでしょう!

赤ちゃんは成長が早く、月齢によって授乳に必要なミルクの量や離乳食などが変わります。

定期的に備蓄や防災バッグの中身を見直し、対象時期が過ぎてしまいそうな離乳食やおやつなどは消費、新しいものを入れるようにしましょう!
これをローリングストックと言います。



防災バッグのポイント❗

災害が起きて、いざ、避難しなければいけない!という時のために、防災グッズをまとめたバッグを作っておきましょう!

このときのポイントは
最低限
絶対必要なもの
なるべく軽く

です。

災害時は両手が使えた方がいいので、リュックなど両手が空くタイプのものを選びましょう!

災害が起きてとりあえず避難の時に必要なものを入れます。
支援物資が届くまでや、一時家に物を取りに帰るまでの1週間程度を乗り切るイメージです。


授乳で一番経済的、衛生的なのは母乳

災害時はミルクを作るのも大変。一番経済的で衛生的なのは母乳です。
母乳が出る方は母乳メーンとし、必要なときのみミルクを使うというのもありです!

ただ災害時はママの食事や水分も少ない状況、精神的にもしんどくなるので、母乳の出にも影響します。

無理しすぎてママが倒れるのだけは避けたい!
ミルクグッズも念のため用意しましょう。


ミルクグッズ🍼


災害時はミルクを作るお湯がなかったり、哺乳瓶を消毒することができません。
そんなときにおすすめなのがこちら👇

★液体ミルク

お湯で溶かす必要がなく、そのまま飲ませることができます。紙パックタイプと缶タイプがあり、哺乳瓶の乳首を取り付けられるアタッチメントや液体ミルク用の乳首も販売されています。

画像:グリコ、meiji


★使い捨て哺乳瓶

折り畳み式になっており、組み立てると哺乳瓶になります。プラスチックでコンパクト。
哺乳瓶などの消毒が必要なのは最低6か月。赤ちゃんが6ヶ月以上になり、消毒が不要な月齢の場合、綺麗に洗えたら再利用できます。また赤ちゃんのお下を洗うボトルなどにも使えるので、使い終わってもある程度水洗いできたら取っておきましょう。

画像:chu-bo


★小分けタイプの粉ミルク粉ミルクも缶ごとは持ち歩けないので、コンパクトなキューブやスティックタイプの物を用意しましょう。水があればとりあえず作れます。お湯が確保できない場合もあるので、溶けにくい物は避けた方がいいです。
私個人の見解ですが、グリコさんのアイクレオは溶けにくいです。

画像:明治

画像:森永


★水(軟水)
自分たちが飲むのも、ミルクを作るのにもつかいます。ミネラルウォーターを使用する場合には軟水にしましょう。
赤ちゃんのためのお水でもOKです。

画像:WAKODO


★携帯用簡単湯沸かし
発熱剤と添加水が入っていて、アルミの袋に入れると60℃程度まで液体を温められるグッズです。水さえ確保できれば、それを温めてミルクを作ることができます。

画像:ピースアップ


★マグやスプーン
哺乳瓶がない場合、スプーンで少しずつ飲ませるのもOK。100均で使い捨てのレジャー用のスプーンがたくさんセットになっている物が売ってますよね。マグや紙コップなどでミルクを作り飲ませることもできます。
またストローで吸う練習が進んでいる子の場合は、トレーニングマグやストローで飲むこともできます。

画像:MIKIHOUSE

★小分けの消毒剤や洗浄剤
哺乳瓶やマグなどの洗剤や消毒剤も小分けタイプがあります。
ある程度水が確保できてからしか使えませんが、飲み水に使うのには抵抗があっても、きれいな水なら消毒して哺乳瓶やマグを何回も使えますよね。
できれば消毒するのがベストですが、災害時は緊急事態ですから、きれいに洗えればokですよ。

ジップロッグなどを何枚か持っておき、そこに水と小分けの消毒液を入れ、哺乳瓶などをつけましょう。

画像:ミルトン



まんまグッズ🍚


★離乳食
月齢に合った離乳食を用意しましょう。今はほとんどが温めなくてもそのまま食べられるタイプですし、物によってはスプーンなども付属している場合があります。

画像:WAKODO


★お子様が好きなお菓子
お菓子があると、それを食べて乗り切れたり、少しお腹が空いた時のつなぎにも。3.11の時に、お菓子があってそれを1日の楽しみにしていた。おかしを分け合う時間があったから、息抜きになった、心も元気で居られた。なんて意見もあります。保存がききやすく、お子様がよく食べるお菓子があるといいでしょう。

★非常用のごはん
最悪お湯や水でべちゃべちゃにすれば離乳食替わりになります。お子様が好きなふりかけなどがあればそれも持っておくと食べてくれるかも。ふりかけくらいならコンパクトで邪魔にならないですしね。

★使い捨てのお皿や食器
100均で安くたくさん入ったものが売ってます。1パックずつ入れておくといいでしょう。


お着替えグッズ👕

★おむつ
おむつは必須です。お子様にあったサイズを用意しましょう。おむつは吸水性に優れているので、他の用途でも使えます。たくさんあるに越したことはないですが、多すぎてもかさばります。袋から出したばかりの圧縮されている状態で、旅行用の圧縮袋などに入れるといいです。

★おしりふき
こちらも必須。厚手で水分量も多いおしりふきは体拭きなどにも使えます。1パックは入れておきましょう。トイレに流せるタイプのおしりふきもあります。

画像:ムーニー

★お着替え
何セットか持っていくといいでしょう。肌に直接触れる肌着は多めに持ちましょう。ウェアは少なくてもいいです。こちらも圧縮袋などに入れてコンパクトにしましょう。

★バスタオル
ブランケット代わりにもなり、保温にも使えます。赤ちゃんのお着替えやおむつ替えで寝かせなければいけない時にも使えますし、大きい物は授乳ケープにもなります。2枚程度あると、清潔なものと不潔な物に分けられます。
レジャーシートやコンパクトで使い捨ての防水シートなどもあります。

★ガーゼ
赤ちゃんの口を拭ったり、体を拭いたり、色々なことに使えます。水があれば水洗いして使えるので便利。

★袋
汚れたものを入れたり、ごみ袋にしたり、何かと重宝します。臭いが気になる場合には、消臭効果の高いおむつ用ごみ袋などもいいでしょう。


画像:クリロン化成


★保温性のあるアルミシートなど
今はアルミ製で保温性の高いシートやケープなどが売られています。寒い時期の災害で一番大変なのは暖を確保すること。コンパクトな物が多く、ブランケットや授乳ケープ、おくるみにも使えます。

画像:ボウエキ


★ウエットティッシュや濡れコットン
避難所ではどうしても不衛生になります。せめてお下は清潔に保ちましょう。口や体を拭くだけでなく、哺乳瓶やマグ、スプーンなどを簡単に綺麗にできるので、重宝します。

★使い捨てカイロ
こちらも暖を取るのに最適。また水でミルクを作った場合にミルクを温めるのにも使えます。

★冷えピタ
夏の場合には熱中症に注意が必要。クーラーの効いた部屋にいられるとは限らないので、赤ちゃんの体温を調節するのに、冷えピタは手軽でおすすめです。


移動グッズ👟

★靴
避難する時には抱っこだとしても、立てる、歩けるようになった子の場合には靴も持参しましょう。災害時は地面が危ないことも多いので、足を傷つけないためにも必要です。


★抱っこヒモやスリング
両手が空く方がいいので、直接抱っこではなく、抱っこヒモやスリングを使って抱っこしましょう。いつも使っている物が装着にも慣れているのでいいと思います。


★ママと赤ちゃんのための避難具
スリングのような形で安全ベルトがついていて、赤ちゃんを入れて避難できるグッズもあります。防災頭巾の生地でできており、格納するための袋はママの頭を守る防災頭巾にもなるというもの。産院などに災害グッズとして常備されていることが多いようです。一番は使い慣れた抱っこヒモがいいですがこんなものもあります。


画像:レスキューママ


絶対に持って!何かあった時のために🏥


★母子手帳・保険証

体に何かあったとき、受診が必要な時、母子手帳や保険証は必須になります。生まれる前からこれまでのママと赤ちゃんのカルテになるのが母子手帳。

母子手帳や保険証はできれば常に持ち歩いてほしいですが、コピーなどを防災バッグに入れておくだけでも、いざというときに役に立ちます。


★現金・口座情報のコピー
お金が必要な場面も出てきます。カードやモバイル決済は使えないので、最低限現金を持ちましょう。また通帳や印鑑がなくなってしまったとしても、コピーがあれば銀行は対応してくれることがあります。

現金は1人5000円が目安です。


★いつも飲んでいるお薬
いつも飲んでいるお薬は持っていきましょう。災害時は医療も麻痺します。薬が欲しくてもすぐに処方してもらうのは難しい。必ず持っていきましょう。多めに処方してもらえる場合は数日分ストックするのもありです。



災害の時、赤ちゃんを守れるのはママやパパです

赤ちゃんによってはアレルギーや好みによっていつもと違うものでは食べてくれない、飲んでくれないという場合もあります。支援物資でもらえるミルクや離乳食は選べないのが実際。

またおむつやお洋服もサイズがあっていないといけません。

いつも使っている物を少しだけ多めに買ってストックに回すのがおすすめ!


赤ちゃんやお子様を持つご家庭のために内閣府 防災情報のページに

赤ちゃんとままを守る 防災ノート

というものもあります。ぜひ参考にしてみてください。


災害大国の日本。いつ災害に巻き込まれて被災者になるか分かりません。
赤ちゃんを持つ親御さんにとってその状況はとっても不安だと思います。
備えあれば患いなし
この記事が少しでもお役に立てるといいな🍀

以上助産師Rでしたー🦊


参考文献



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