【読書】良い質問はどうしたらできるのか?
こんにちは、御堂筋です。
今日は『良い質問をする技術』という本についてアウトプットします。
実は以下の記事にて参考書籍として挙げたのですが、やはり何度読み直しても非常に学びが深かったので改めて書くことにしました。
どんな人におすすめか?
コーチングを業務で行っているが中々満足のいくコーチングができずに困っている人
周りで「良い質問ですね」と言われている人がいるが、どうしてそんな良い質問ができるのか気になっている人
マネージャーとして勤務しているが部下と上手く関係構築ができずに悩んでいる人
学び①:良い質問とは「問われた人が思わず答えたくなる、新しい気づきを与えてくれる質問」である
質問を通して「気づき」が生まれることが重要です。
「気づき」は「喜び」の感情に繋がるとされています。
「アハ体験」というものです。
「明日からやってみよう」という前向きな気持ちになれる質問こそが良い質問 とされています。
良い質問とは気づきがあって、答えやすい
本書では「質問は4種類ある」と書かれています。
「答えやすいか否か」・「気づきが多いか少ないか」という観点で大別できます。
良い質問は過去よりも未来にフォーカスを当てています。
「これまでどうしてきたか」という質問は答えやすいものですが「思い出す」という行為に留まっているのでそこまで気づきがあるわけではありません。
ポジティブな気持ちになれるような将来の話をしていくことが良い質問のきっかけになるでしょう。
では「一律に同じ質問が良い質問になるか?」と言われるとNoです。
一人ひとり良い質問は異なるので個別対応が必要になります。
学び②:良い質問をするコツは「私」と「あなた」の1to1コミュニケーション
ではどうしたら良い質問ができるようになるか?
それは1to1のコミュニケーションを意識することが重要です。
そのためにも相手の話をじっくり聞く必要があります。
(「積極的傾聴」と言われています。)
メモは「質問」または「質問するためのキーワード」
例えばメモは「質問」や「質問にするためのキーワード」を優先して取ることで傾聴ができるとされています。
メモをとることに集中しすぎると相手が何を話していたか忘れてしまいますよね・・・
私は上記の方法で意識してメモを取るようになってから相手が「あー、、それは、、、」とじっくり考えるような時間が増えたなと感じています。
それだけ 相手にとって価値のある質問 だったのではと振り返っています。
「あなた」について聞く
よく「チームは〇〇で、、、」や「会社的に〇〇でしょうか」など主語の異なる質問を耳にします。
しかしあくまでコミュニケーションは「あなた」と「私」。
そのため質問でも「あなたは〜、、、」「あなたにとっての〇〇とは、、、」というように聞くことが大切です。
一対一のコミュニケーションをじっくり行うことで良い質問が生み出されます。
学び③:良い質問を作るには「疑問詞と3つのVの組み合わせ」
「疑問詞」とは「5W1H」のことです。
また質問ではクローズド(はい/いいえどちらか)よりもオープン(自由回答)の方が答えやすいとされています。
3つのV:Vision・Value・Vocabulary
「言葉」については以下の記事でもアウトプットしましたが『伝える準備』がお気に入りです。
「発する言葉によって、その人は創られる」 という表現が特に好きです。
こうした「言葉」をメモして取り上げていくことで、相手も意識をしていなかった部分にライトを当てることが可能になります。
前半で軽い質問を重ねながら3つのVを知る
軽い質問は気づきは少ないですが答えやすいという特徴があります。
軽い質問を活かして答えやすい雰囲気を作り出していきます。
特に「成功体験」について聞くことは軽い質問であって答えやすいとされています。
その話を通して3つのVを把握します。
3つのVが浮き彫りになってきたら疑問詞と組み合わせます。
上記の例があったら例えば、
と聞いてみると「導く」× 「When」の組み合わせになりますよね。
こうした組み合わせを繰り返すことで良い質問が生まれます。
まとめ:良い質問は他者の人生を幸せにする第一歩
本書の「はじめに」で書かれている内容が好きなので引用します。
「質問」とはこれだけ強い力を持っているのだなと認識できる内容でした。
私も一つひとつの質問を大切に、価値のある質問を投げかけていきたいなと思いました。
みなさんが学びになった部分は、どこになりますか?
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