日記 0529-0604
2024.5.29 水
休みだが6時前に目覚める。二度寝して10時に起床。冷凍のパンと卵とウインナーを蒸籠に放り込み、身支度。書店のシフトが出たので6月の予定を整理し、再就職手当の書類を準備した。
昨晩読み終えた、山内マリコ『結婚とわたし』をパラパラと開く。この本を読みながら、私は自然に、夫(山内さんの)の思い遣りのない言動に山内さんと一緒になって怒ったり、山内さんが繰り広げる演説に「いいぞやれやれー!」と大きく頷いたりしていた。けれど読み進めていくうちに、男性らしさの中で生きる彼らの苦しみも見えてくる。「男女の問題も突き詰めれば、立場の問題」という一文に、なるほどなぁと思った。フェミニズムに触れる一歩として、視野が広がる一冊でもあったな。
夕方、ホホホ座へ行き美しいZINEを購入。当分の楽しみができた。そのまま自転車を走らせ、三条のBOOKOFFへ。レコードを売りにきたのだが想定していたよりも全く値がつかず、結局メルカリへ出品することに…。無念。
重たいリュックを再び背負ってキュロットに向かう。オムライスは今日も素晴らしく美味しい。食後にジャスミン茶をいただき、店を出たのは19時30分。なんとなくまだ帰りたくなくて、以前に彼から教えてもらったすずきさんへ寄り道することに。2階の窓際の席で、あたたかいカフェオレをいただいた。今度はケーキも食べてみたいな。
2024.5.30 木
書店勤務。幼年誌が一気に入ってきて、付録付けと品出しと返品。雑誌の品出しは、とりあえず週刊誌が最優先なのは分かるけど、その他の優先順位がまだ分からない。自分でも、あまり効率の良い動き方ができていないなと思う。客注処理や文庫の出し方も早く教わりたい。とにかく今は、できることを1つずつ増やしたい。
帰宅後、動けるうちに家事掃除。水回りもやる。メルカリの出品も済ます。上出来、と思う。風呂に浸かって、大崎清夏『目をあけてごらん、離陸するから』を読み進める。物語の抑揚。緩急。
いよいよ体が怠くなってきたので、夕飯はカップ焼きそば。寝る前にハーブティーを淹れてクッキーをつまんだ。
Instagramのリール投稿で、女性がandymoriの曲に合わせて踊っている動画に出会し、あーあと思う。よごさないで、と思う。何も知らないくせに。私だって、何も知らないのだけれど。世界で一番お前が正しいんだよって俺が歌ってやる みんなの前で。高校生の頃の私は、音楽に救いを求めていたな。
2024.5.31 金
パン屋のバイト。いつもアルバイトが2人のところ1人だったので、どうなるかと思ったけどなんとかなった。雨に降られて帰宅。身体が冷えたのですぐに風呂。夕飯の支度。同じく雨に降られて彼がやってきた。やっぱり身体が冷えていたので、先に風呂へ案内する。夕飯は生姜焼き、じゃがいもと玉ねぎの味噌汁、キャベツの千切りがてんこ盛り。彼が美味しそうに食べていて嬉しい。食後に珈琲を飲みながら、新しくできたお店のことや、最近買った美しいZINEのこと、パレスチナのことを話す。
2024.6.1 土
午前中から活動しようと約束していたのに、ふたりして昼前まで眠ってしまった。幸せだったので良い。彼を見送って、ゆっくり身支度。朝兼昼食に、トーストとパンオショコラ、目玉焼きとウインナー、ハチミツヨーグルト。昨日彼が淹れてくれたコーヒーに牛乳を入れて、冷たいカフェオレにした。
ナチュラルフーズドングリへ署名をしに行った。これまでもオンラインの署名はしていたけど、自分の手で自分の名前を紙に書いて、意思が強まった。少しずつでも、微力だとしても、自分にできることをやろう。
自転車を漕いで、楽しみにしていた吉田山大茶会へ。すごい盛り上がり。試飲をしたり、お店の人とお話したりしながら、満足のいくお買い物ができた。家でのお茶時間が楽しみ。この夏は水出しもたくさん飲みたいな。
メタボ岡崎へ移動。豊島で出会った友人のポップアップへ。今回も空間すべてに可愛いが溢れていた。彼女の作るものは、暮らしの中にさりげなく溶け込んで、彩りを与えてくれる。嬉しい日々を本当にありがとう。
その後、丸善で本棚を眺めて過ごし、予約の時間になったのでトラモントへ。今日はジェノベーゼをいただいた。パスタが運ばれてくるまでの時間も含めて、この場所が好きだな。『長い読書』(島田潤一郎)を読みながら、食後にあたたかいカフェオレをいただく。まだもうちょっと読みたくて、店を出てから六曜社へ。地下は並んでいたので一階の席に座る。続きの頁を開いて、そのまま読み終えた。今の自分に必要な本だっだと思う。
2024.6.2 日
パン屋のバイト。黙々と洗い場。頭の中がうるさい。ちょっとダメなモード。あ、舐められてるなと思う。そういうのって、ちゃんとわかる。
2024.6.3 月
書店勤務。初めて会う先輩の指導が、なんというか理不尽で癖が強く、嫌な気持ちになった。静かに心の距離をとる。昼頃から頭痛。13時退勤で助かった…。帰って納豆ご飯を食べて、郵便局でメルカリの発送を済ませ、薬を飲んで眠った。
夕方、風の音で目を覚ます。頭痛は治っていた。身支度を済ませて、夕飯を食べにミンへ向かう。久しぶりのチキンカツ。勢いよく食べたから口内を火傷した。食後に初音湯へ。トロッとしたお湯が気持ち良い。オロナミンCを飲みながら脱衣所でひと休みし、彼の家へ向かってまた自転車を漕ぐ。しばらく野良猫を待ったが来なかった。布団に入り、ぽつりぽつりと言葉を紡いで、おやすみと交わして眠った。
2024.6.4 火
9時起床。天狗堂でパンを買って食べた。高校の購買を思い出す。チョココロネ、チョコレートがたっぷりで嬉しい。
彼と別れて、珈琲ヤマグチへ。アイスカフェオレをいただきながら、『現代短歌パスポート 3 おかえりはタックル号』を読了。歌集、久しぶりに読んだ気がするな。二杯目にあたたかい紅茶を注文。パレスチナを思い、短歌を詠んだ。小さな声も、大きな力になると信じたい。
腹が減り、マップにチェックをつけていた門前小僧で鯖の塩焼き定食をいただく。初めて伺ったけれど、お母さんもお客さんもあたたかく、とても良いお店だった。15時まで営業しているのもありがたい。また必ず来よう。
食後に、この春新しくオープンしたtavoanへ。台湾茶を本格的に、そして気軽にいただける素晴らしいお店だった。どのお茶も気になり迷いつつ、阿里山高山烏龍茶を注文。透明感があり、柔らかな甘み。美味しい〜。これからたくさん通いたい場所ができた。
一度帰宅し軽くご飯を食べた後、出町座で『Here』と『Ghost Tropic』を鑑賞。どちらも余白のある詩的な作品だった。『Here』は特に食事のシーンが印象的。鑑賞後は小腹が空いていたので、家に帰って冷凍の焼きおにぎりを2つ食べてから眠った。
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