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今日も勉強会に出席しました 「なぜ教員になったのか」 これから教員になりたい人へ

Hello, みろろんです。

最近頻繁に日本の方と交流しています。もちろんコアな時間はイギリスでの仕事ですが、在宅勤務をいいことにフレキシブルに働いています。

イギリスでは私は週18.5時間(正規が37時間なので半分です)勤務。

契約では何曜の何時から何時・・というふうになっているのですが、コロナ禍で勤務日以外の日でもオンラインミーティングがあるため、時間を調節して働いています。(上司から何か言われていないからよしとしてます)

今日はくまさんメガネ先生が「なぜ教員になったのか」というテーマで話すよ、と言われたので参加しました。

私の教員になった理由は以前書いたので、割愛させていただきます。


しかし、私のなった理由が変わっているんですよ!

他の先生に比べても・・・

少人数のZoomの場だったのでメンバー(8人くらい?)の後で話したのですが、

2021年現在でも理科の女性高校教諭は少ないとのこと。

やはりショックを隠せませんでした・・・。

20年たっても変わってないんだ・・・(世界のジェンダー指数はこの場でも証明されてしまいました)


私は教員になってからますますジェンダー問題に取り組むようになっていました。理科教員なので機会は限られていましたが。

それでも「女子が理科やって何が悪い!?」

のスタンスで生徒と接していました。

私は付属に女子大学がある女子高で特進クラスを担任していました。外部の大学に進学するクラスです。

3年では特進クラス11クラス中、2クラス。その中で理系は約4分の1。全体では極少数。

前任校では理系といえばほとんど男子クラスを教えていた私にとって、女子高の理系クラス、というのは本当に向き合いたいクラスであったのですが、生徒との温度差はありました。

私が初めての担任(サイクル、という意味で3年生は初めて)。

本当に私についてきてくれるのか?ついてきてくれても(志望校に)合格させてあげられるのか?

本当に毎日挑戦でした。

特にクラスの半分しか理系がいないのでHRでも話すことにも気を使いました。数学、理科の話は担任のクラスではできない、という思いを抱えながら、受験生としての話を中心にしていましたが、当時は反発も起きました。

「授業をしてもらっていない担任に調査書を書いてもらうのはどうか」

本当に毎日あったことをここでは書けないくらい、「私大丈夫?」という感じでした。


私が一つだけ伝えたいメッセージがあったとすれば

あなたたちは今、運命的に私の担任のクラスにいる。そして、クラスのみんなの進路はバラバラです。(文系、理系の混合なので)でも将来、同窓会をしたときに、

「こんなにいろいろな人がいる」

と感じられるようなクラスであってほしい。

「このクラスは(本校の)どのクラスよりバラエティにとんでいて、それが楽しかったと思えるのはみんなが自分の決めた道を歩いてから気づけると思う」

と訴え続けました。


彼女たちが卒業して20年たちました・・・。

今ではパワフルお母さん、子育て新米母ちゃん、バリバリキャリアウーマン、といろいろな道に進んでくれています。

そんな中でも私が伝えたかったことが伝わっているんだ、という感触があるのです。


私は毎回日本に一時帰国する旅に元生徒と会うようにしています。

連絡すると、驚くほど集まってくれるんです・・・。

卒業の年の担任の子供たちは集まってくれる方もあると思うのですが、私は初担任した生徒も集まってくれるんです!(1年のみの関わりの生徒)

2年前にも会いましたが、一人はダンサーでタイ在住なんです。たまたま東京に来たから、と時間を合わせてくれました。

他にも高校時代は東京とは無縁だった元生徒が東京で一緒にランチを食べる、なんて誰が想像できたでしょうか?

ちなみに私たちの地元は関西で、東京ではありません。私は東京に用事があり東京組に声をかけたのです。

同じ時期に苦しみ、青春を味わった人はいつになってもつながれるんだな、と感じた瞬間でした。

ちなみに不慣れな東京案内、泊まるところを貸してくれたのは、私の中学の先輩。

そうやって持ちつ持たれつ関係が続いていけばいいな、と「古き良き時代」?のことに思いをはせているみろろんです。


イギリスでは「となりのおばちゃん」とかが親切にしてくれるので、「古い」とは思っていません。コロナ禍で人と実際に触れ合えないときだからこそ、こういう関係は「今でも」続けていくべきだと思っています。

今日のオンラインでのつながりで、こういう気持ちを思い出させてくれました。感謝です。

その後また新しいつながりもできました。

オンラインでつらいな、と思うこともありますが、オンラインだからこそ、日本のいろいろな地域の方、また世界中の方と繋がることができるのだな、と実感しています。

今日も楽しかった、と言える一日をありがとうございました。


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