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日本では年末に有名な第九ですが・・・

Hello, みろろんです。

26日はBoxing dayといってイギリスでは国民の休日です。なぜBoxというかというとクリスマスに食べた残り(!)を隣人に分け与える(箱につめる、という意味)、ということらしいのですが、我が家はターキーは大きすぎるのでチキンですませたので残りはなく・・。(大食い家族なので)

当日の私の楽しみは日本の方のYouTube。

実は私は以前ドイツ留学されていたあかぼしりなさんという方のYouTubeのファンです。彼女はピアニストなんですが、彼女は関西出身のかわいらしい方でいつも動画を拝聴しています。

実は今年はいろいろな転機がありました。

ブランクがあった趣味の楽器をまた始めたのです。うちの子はピアノを習っているので電子ピアノはあるので、まずはYouTuberさんに触発され練習・・。手が痛い・・・

ピアノの次は中学時代にやっていたクラリネット。ちょうどマインドフルネスやカウンセラーの方に呼吸法を教わり、実践するように言われていたのですが、何もないのに深呼吸するのが私の性格に合っていないので、

「深呼吸に近いやりかたは、楽器を吹くときと同じでは?!」

と思い、クラリネットを再開することに。

楽団に入り、レッスンを受け始めました。

それからほどなくしてコロナ禍でイギリスがロックダウンに。

合奏も、レッスンも中止、オンラインへ。

それから一人で孤独に練習する日々。


そこにYouTuberのあかぼしりなさんが「どんな楽器でも、どんな初心者でもOKなので一緒に合奏しましょう!」

という企画をされたので、思い切って参加することにしました。

日本では年始年末といえばベートーヴェン作曲の「交響曲第9番」。

「第九」の名前で親しまれているものです。

合唱付きのオーケストラなのでもちろんドイツ語で歌われます。

それに参加できる??


今までもいろいろなリモート演奏で募集があったのですが、著作権の問題で楽譜が手に入らず参加できずにいました。

今回は楽譜もダウンロードでき「これならできそう!」と。


実は日本で有名なんですが、ヨーロッパではほとんど年末にこの曲を聴くことがありません。なぜドイツ人作曲なのに?!

日本独自の理由があるようです。

理由1.第2次世界大戦時、学徒出陣のためにこの曲を1942年12月に演奏してから定着。

理由2.戦後の貧しかったプロ奏者のために「ボーナス」を支給するために演奏されはじめた。

(以下、タワーレコードさんより引用。もとのページはこちらから。音源あり)

私は日本にいるときに1万人の第九をよくテレビで見ていました。イギリスに来てから第九を聞くことはなく(クラッシックラジオなどでも)過ごしていたので、今回少し日本の冬を感じることができました。

ドイツに近い、と思われるイギリスで、なぜ日本でドイツの音楽を・・と思うことがありますが、ドイツに行っても聞くことができなかったので変な感じです。

また、今回1人で録画して送ったのですが、最終的に280人集まったそうで、素敵な作品になりました。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

よかったらシロウト(だけではなかったようですが!)の第九を観てみてくださいね。



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