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出産は本当に死ぬかもしれないということ 産後入院編

Hello, みろろんです。今日は月曜から開いていたレストランに潜入。屋内はマスクがやっと義務付けられました。普段とかわらずお気に入りのピザレストランへ。変わらないおいしさ!ここ6か月ほど外食していなかったのでうれしかったです。

前回緊急帝王切開で手術室に入った私。


目が覚めるとドラマにあるような鼻にチューブ、酸素マスク、心電図・・・。

体は疲れ切っていたのか全く動きませんでした。看護師さんが来て何か食べるか、と聞かれましたが、食欲もなく、紅茶のみ。(こういうところがイギリス)

赤ちゃんはどうなったんだろう?考えている間もなくいろいろ検査にお医者さんもくるようになりました。

痛みは全くなく(たくさん痛み止めを打っていたためか)ただただ動けない自分。毎日チェックに来てくれる助産師さんも時々赤ちゃんを連れてきて見せてくれました。

次の処置はお腹の血を抜くカテーテルを入れるというもの。

2人がかりで袋のついた管2本を、切ったお腹の左右に入れます。痛み止めのせいか全く痛くないのですが、その管が入らない!というか血が抜けない!笑

3人で笑いながら、

「えー、これどうなってるの??」

となごやかに管を通しているところはイギリスを感じさせます。

真空パックの袋のツメを押すと内出血していた血がその袋の中へ・・。(グロテスクですみません)

私は虫などの解剖は苦手ですが、人体は大丈夫。興味深く観察していました。

次の日はリハビリのスタッフが来て

「今から廊下を歩くから」

と言われます。

「え?」

昨日からの血の入った袋をぶら下げながら歩かされます。しかし3歩ほど歩いたところで貧血が。吐き気がする、と訴えたらリハビリは中止になりました。

それからもプラズマという血の成分を輸血し続け、自分では訳の分からない状態。

そんな時でもお見舞いは来ていただけるらしく。突然、友人(入院中も来てくれた人)が!

「大丈夫? どうしてるかと思って受付にいったらHIghly dependency unitに言われて焦ったよー。」

何もしらないのに来てくれるあたり、イギリスを感じました。でもうれしかったです。


そうしているうちに「ここにはいられないから病棟に移ります。」と突然言われます。

夜になってから病棟に移されました。6人部屋なのに他のベッドもない大きな部屋に私だけ。まだ歩けないのですが・・・。

「今日は静かだから大丈夫。何かあったら呼んでね」といわれ、放置。

そして横には赤ちゃんが。。透明の水槽のようなところに寝かされていました。

夜になると赤ちゃんが起きますが、私は動けない。ブザーを鳴らして

「赤ちゃんが泣いてるんですけど」

というとおしめを替えてくれたり、ミルクをのませたりしてくれましたが、情けない、私は動くことも抱っこすることもできない。いつの間にか涙があふれていました。

「イギリスだから緊急帝王切開になったのか? 私が悪いのか?」

やるせない気持ちを抑えることができず、一人でしくしく泣いていました。


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