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45、こうするべきでは解決しない、不仲を隠さないことにした結果

みどりです。
このnoteでは、パートナーといつまでも仲良くいたい方に向けて、自らの体験を通して気づいたことや、 霊性をみがくために工夫していることを記事にしています。

noteクリエイターの皆さんは、noteを書くことで、何か変化が起きたことってありますか?

ここ数年、パートナーとの不仲に悩んでいた私でしたが、noteを書き始めて、パートナーとの関係が変化しています。
付き合いたての頃のようなホヤホヤ感はもうとっくにないのですが、まあまあ仲がいいんじゃないかな?と、自分なりに合格点です。
正直、こんなに変化があるとは思っていなかったので、嬉しいです。

そもそも、離婚は自分に負けるような気がして、選択しきれずにいたところがありました。会話がすれ違い、やることなすこと噛み合わない、と、苛立ちを抱えながらも、日常の忙しさに紛れて疲れ切っていたのだと思います。

そんな私でしたが、娘に起きた出来事をきっかけに、自分はいったいどうしたいのかと自己問答の日々が始まりました。



このとき、「何でこんなことになっちゃったんだろう」とつぶやいた私に、
「お前のせいだ」
と、パートナーが言いました。

このひとことがきっかけで、私自身の生き方が大きく変化していくことになるのですが、それは今だから言えることです。
あの時を振り返って話しをすると、パートナーは、言った覚えがないといいますが、当時は、本当に大変でした。


原因と結果の法則について学んでいる人なら、「原因自分説」はおおむね間違ってはいないことに気づかれると思いますが、いかがでしょうか。

私の行いの結果として、娘の体調不良が現れているなら、すべては私の責任という意味になります。パートナーとしては、そんな嫌味をたっぷり込めて言い放ったのかもしれませんが、私が知りたいのは、そんな浅い結果論ではありませんでした。

なぜなら、娘には娘の人生があり、そこは親であっても冒せない尊厳があるからです。


親子関係に悩む方の多くは母子分離ができていなかったり、おかしな軸を持った依存関係になってしまっている場合があります。
誰にでもあることですが、気付こうとすることさえ避けて選択を繰り返した結果、現象世界にクライシス的出来事が起きるのです。


そんな一大事が降りかかったとき、あなたならどんな行動をしますか?

これを気づきのきっかけにできればいいのですが、私、パートナー、子どもという複数の人間関係に加え、それぞれが世界を持っているので、なかなか思うようには事が運びません。


複雑に絡まり合った要因をひとつずつ分解して見つめ直し、優先順位をつけて取り組みました。

まずは娘の身体の回復です。

病院に行った私たちは、お医者さんの言うとおりに治療を受けるという選択もありました。が、ひとつの指針として「お母さんも調べてみて」と、アドバイスとともに、担当医が、治療に関する文献のURLを教えてくれました。

そのURLを検索してみると、なんと、娘の症状にはこの薬は効かないと書いているではないですか。ないない、あり得ない。
お医者さんとしては、「治して」と薬をせがまれると出さざるを得ない、そうしないと患者が納得しない、と、どこかで聞いたことがありましたので、URLを教えてくれた本当の理由がわかりました。我が家としては、当然その治療の選択は、なしです。
次の通院で、「効かないって書いてありました」と伝えたら、深く息を吐き
「僕なら自分の子どもにはやらないよ」
と。

社会的責任の重い立場でありながら、目の前の子どもの健康を思った時には、できる限りの情報提供をしてくださる。
素晴らしいお医者さんにかかれたことは不幸中の幸いでした。
私の美容室で提供している自然療法の施術を中心に取り組むことを話し合い、それで結果が出なければ治療に進みましょうと決まり、本人も自分で治すと自宅での療養を頑張りました。
体の一部では悪化が進みながらも同時に快復の傾向が見え始め、落ち着くまで数か月間。1年後にはわからないほどにまで、立て直すことができました。


実は、このことが起きた理由を、自分自身が納得のいく説明が、まだできていません。
その必要はないのかもしれないけれど、ことばで伝えることができたら、私という存在が、いまここに在る理由も解明できるような期待があります。


ただ、「お前のせいだ」は、かなりインパクトがあり、責任転嫁したい私と、霊性の私が揺れに揺れました。
ふつうのパートナーシップって、こんなことばを相手にいとも簡単にぶつけるものでしょうか?

男性の方は、今までパートナーにされて嫌だったことって、どんなことがありますか?
喧嘩の時って、一撃で相手を仕留めたい衝動に駆られるので、男女ともに、武勇伝ある方ってけっこういるんじゃないかな。笑ってかわせるものから、シャレにならない嫌がらせまで、泣かない程度にこっそり教えてもらいたいです。

私の場合は、嫌がらせをしようというよりは、とっ散らかった自分を整理しようと思い立ち、まず、「これは不仲だ」と、その事実を隠さないことに決めました。
そうしたら、その日から、パートナーをなんとなく無視するようになっていきました。
よく褒められる夫、自慢の夫が、一気にランクダウンどころか、存在を半分ないものとして扱い始めたのです。

会話もするし相談もする。子どももいるので家族としての形は機能しているけれど、SNSの書き込みなど、パートナーの存在に触れずにいた期間が4年くらいあります。

去年の今頃でしょうか、とあるオンラインサロンで出会った女性から、メッセージをもらいました。

あいさつ程度のやり取りはしたことがあり、SNSを通じてお互いの近況を見かけてはスタンプや短い文章での交流といった、ほのぼのした関係が続いたある日、

「シンママですよね。お気持ちお察しします」

と、私にメッセージがきているではありませんか。

「夫、ひとり、います~」

慌ててお返事したものの、ガビーン!と衝撃を受けました。
だって相手はリケジョでプロコーチです。そんな人を欺いているような、なんとなく気まずい感覚。
嘘をついているつもりはなくても、パートナーの存在を消していれば、見る側はいないと思って当たり前ですよね。自分の発信の仕方で、人に与える影響って、こんなふうになっちゃうんだ!という気持ちです。

正直なところ、「シングルになれる勇気がないから悩んでるのよ~」とか、「いなければこんなに苦労しないのに」という気持ちもありましたので、パートナーがいない世界が急に妄想で膨らみました。

さすがにそれは、パートナーに失礼だよね、という結論に至りました。

このことを機に、気に入らないから無視をする、そんなんじゃ良くないな、という反省が心にありましたので、このnoteを始めるときは、迷いなく、いちばん苦手分野のパートナーシップについて書くことに決めたのです。


パートナーと仲良くいるためのノウハウって、今や、本でもネットでも溢れていますよね。けれど、「こうするべき」という理屈だけでは人との絆って深くなりません。

実際に体験して、心が揺れて一生懸命考えて、行動してきたものした身に付かない。だから、エンドレスパートナーシップを目指すなら、表面的な仲の良さだけ追いかけるのではなくて、自分の本当の気持ちの部分でのつながりを深めていくことなんじゃないかなと思います。


*一生そいとげたいという気持ちが見えなくなる日もある。
そんな積み重ねでまたひとつ、エンドレスパートナーシップの絆が深くなります。


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