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「聴く」で良くなる子供との関係★子育て心理学

脱ぎっぱなしの靴下や、食器の片付け、勉強など毎日毎日、我が子の行動が細かく気になって注意ばかりしちゃう。
毎晩、怒りすぎたことを後悔する。

こんなループから抜け出せなくて、子供との関係が自分の理想とは違う感じになっちゃってるなんてこと、子育てあるあるですよね。

私ももれなく、そんな状態でした。

私の声は毎日繰り返されるBGMのような存在。

聞き慣れすぎて、心に入らない。

細々と注意してしまうのは、どうして?

「そりゃ、我が子が大人になって人並みの生活ができるように。食べた後の食器も片付けれないようでは、将来子どもが困るから、ちゃんと教えないと」

母親というのは、こんな心配や焦りから、細々と注意をしてしまうことが多いのだと思います。

愛情ですよね。

愛情あるからだと思ってました。

でも、ここで困るのは、子供ではなく母親。

内省をすると

「食べた食器を片付けられない娘に不安を感じてしまうことに、母親の私が困るから、ちゃんとできるようになってほしい。」

こちらが、私の本音なんだ…

気になってしまうことの多くは、本当は
「私が困るから…」なんですよね。


食器の後片付けなんて、自分でやるしかなければやりますよね。自分たちもそうしてきたよなぁと。

そう分かっていても、気になってしまうんですよね。

でも、その不安から抜き出して、母娘の関わりが心地良い状態にする方法。
その第一歩が「聴くを意識すること」でした。

カウンセリングの基本は「傾聴」ですが、子育ても然り。

「聴く」が全てではないけど、変化の要因の多くを占めたと思う。

「聴く」の習慣は凄く重要でした。

その上で、自分が変わる。

と言っても、全く無理せずに私が私を解放して行った感じ。当時の自分にとっては自然な変化でした。

娘との関わりにも「聴く」を意識しようと思い、実行してからすぐに変化を感じました。

「そんなふうに考えていたんだ」彼女なりに、とてもしっかり考えを持っていることとか、娘の新たな一面を沢山知ることができました。

娘の良い部分に目がいくようになり、娘に不安を感じることが無くなりました。

うちの娘は、元々私に自分の話をしてくれない方では無かったけれど、
「聴いてほしいだけで、意見は求めていない」スタンスでしたね。

私もツイ自分の意見を言ってしまうので、そこで反発されるんですよね。

でも、娘の話1つ1つをもっと知りたいなって(カウンセリングでは共感にあたる)気持ちで。

いつものように、自分の意見を話しそうになったら、自分でそこをいったん横に置いて、その続き、もっと聴きたいなって感じで「それでそれで?」と更に語ってもらうように聴く。

もし、以前の私と似たようなループに陥って困っている人がいたら、是非やってみてほしいです。

こちらが思っている以上に、いろんな話をしてくれました。

そして大事なのが、無条件に娘を受容すること。

何よりも、娘の存在じたいを大切に思っているのに、それが娘に伝わるような関わり方になっていなかったことを反省しています。

「⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎が出来るあなただから、素敵!」

ではなく、

「あなたが素敵!」

この違いが大切。

そう思える自分を感じながら、娘の話を聴いていると
自然と肯定的な関わりができていました。

そうしてると、今までは
「ママの意見は聞いてないよ!」ってすぐに言われちゃうのに

「どう思う?」とか「ママだったらどうする?」とか
意見を求められるようになりました。笑

アレ?意見は求めていなかったんじゃないんかーい!笑
という感じですが。

求められると改て私の意見の言い方が、押し付けがましくないように、娘を尊重するようになりました。

こんなやり取りを経て
母娘の信頼関係が再構築できたと言いきれます。

すごく単純そうなことだけど、
愛され、尊重され、信頼されている実感や
否定されない安心感

こんなものをお互いに感じる関係になれたと思います。

娘は今大学4年生で進路を決める時期なんだけれども、私は娘を信頼出来ます。娘の特性も愛おしく尊重できます。

だから私から娘に「こうなってほしい」 とか、「こうするべき」 なんてことは思わないし、言わなくなりました。

頭では分かっていても、「一応あれだけは言っておこうか」なんて気になって、聞かれてもいないことを、お節介に言ってしまう私が居ました。

突然降ってくるお節介、警戒しちゃいますよね。

以前の私のままでこの時期をむかえていないことが、誇らしい。
(このことは又の機会に詳しく書きます。)

カウンセリングでは、「伝え返し」とか「オウム返し」という手法があります。
闇雲に使えばいいってわけじゃないけど。

お子さんの話しから、印象的なワードを繰り返してみてください。

「今日、〇〇に行ったら景色が凄く綺麗でびしたの!」なんて話していたら

「へ〜」とかではなくて、

「ビックリするほど景色が綺麗なんだ〜」
みたいな感じです。

多用すれば良いというわけでは無いけど、本人のペースに合わせ、「あなたの話に関心を持って聴いてるよ。もっと知りたいよ」という気持ちを込めて。

そこには親の主観がなく、子どもが感じたことをそのまま受け止めてあげることで、安心が生まれます。

そして、次々と話しが盛り上がって、その子らしさ、知らない間に頼もしく成長した我が子に出会えますよ♪

「聴く」は想像以上に良い変化を生んでくれますよ。

でも、効果や変化を期待している下心ではなくて、前述のような気持ちを持って関わるのがポイントです。

「傾聴」というと、奥深く知るほどハードルが高くなるものですが、
まずは「聴く」を意識することから♪

心理学を学んで、1番変化があったのが、子どもとの関わり方です。

実際に実践したことや変化を記していこうと思います。

読んでくださってありがとうございました。



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