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俳句と詩 夏の残り香


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夏の残り香

赤々と膨れ上がった火の玉がぽとり
消えてゆく
何もかもがせつなくて
   わたしは押し黙る
線香花火が置き去りにしたものは
沁み入る程の残り香と
遠のいてゆく夏草の記憶


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夏の名残り
手花火が置き去りにした静けさよ
季語【手花火】 晩夏

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ハイクサークル8月の兼題にて。
今回勧められて前書きと言うものを置きました。「夏の名残り」が前書きです。
句の前に一語もしくは一文を置いて共鳴させるものだそうです。

詩は俳句とコラボしたものです。



#ハイクサークル #現代語俳句 #詩 #創作

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