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吉田 翠*詩文*
2021年10月8日 18:57
何者になろうと望んだのか大きく手足をバタつかせて薄暗い森の奥へ奥へと行ってしまった聡明と愚昧友達として囁いた小鳥達はあなたをふたりにしてしまったわけではなかろうに泣いて泣いて引き裂かれたのはきっと小さなハートチラチラと陽を浴びた薄く光る花に囲まれてそれでもおそらく枝を折りながらずっと叫んでいるのでしょここで待ち構えるトゲの刺さったわたしの手には黄ばんだひと巻