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吉田 翠*詩文*
2021年4月14日 19:11
キャラバンが見た夜空の回廊ラクダの背が運んだ絹人は動き道は動かず今は打ち捨てられた都の足跡を覆う草は痩せた装束わずかに残る年老いた伝説は時代に消えた北辰を指さす者虚構を疑わずに恐れるものをただ恐れていればよかった世界キャラバンが見た夜空の回廊北辰を指さす者石のつぶてのひび割れにその身を押し込んだたくさんの冒涜と踏みつけられては足首を掴む神々の切れ端再びここで踊
2021年4月26日 19:10
風に飛ばされて来たのか冬を越えた帽子がひとつたんぽぽのそばでカサカサと小さな音を立てる春に迷子になった帽子は最初から転がる先を決めていたようにふわりと飛んだ綿毛を見上げたまま次の風を待つ春は、どうしても。土曜絵画に出したたんぽぽに、帽子を描き加えました。ほんの少し構図を変えて、久しぶりにフォトギャラリーにも入れてみました。 #詩 #創作