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2019年2月の記事一覧

詩 いいわけ

詩 いいわけ

人の手が届かない本物の夜

どこからが空でどこからが地面なのかもわからなぬまま乾いた砂の上でもし夢を見るとしたら

帽子を被った案内役のうさぎは大きすぎる月の光にいたずらのひとつも仕掛けられなくて

すごすごと帰ってしまう

どんな冒険もいくじなしは呆然とした目だけをこちらに向けて
自分は何も知らないからと

きっとそう

後に残されたわたしがどんなに気まずい思いをしようともお構いなしに

きっと

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詩 春を待てば

詩 春を待てば

眩しかった

落葉樹の枝先のその先から覗く太陽

凍りつきそうな時間
あの夜が明けた朝に強い風の中で光る太陽を

芽を吹くその時に向かい、寒さの中で充分にしまりを見せた木々の隙間から

見た

凛烈な時は何を与えようとするのか
静かな歓喜が見えるだろうか
風は知っているだろうか

冬の空は正直で、美しい

***************

春一番の後、不規則な天気は春に向かう合図だ。
固く

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詩 波の音は明けない朝を洗って

詩 波の音は明けない朝を洗って

足の下の砂が水にさらわれてゆく

波打ち際でわたしの世界は

どうしてこんなに小さいのだろう

恐れを美化し続けたいつまでも明けない朝

いったい何に酔った日々を繰り返していたのだろう

不規則に連なる音はやがて

次の崩れる波の音を運び

わたしの憂いと、儚い記憶を持ち去って行った

だからわたしはここに来る

だからわたしは
何も求めずとも良いのだと知るために

ここに来る
#詩 #海

詩 白き咆哮

詩 白き咆哮

人の雑音が遠ざかり

容赦のない白き闇に迷う世界

幻影の果ての

陶酔した終焉という世迷い言に侮蔑の咆哮

あざ笑うのは天か地か

終焉を迎えるのはむしろ

知った気になっている己の心

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

妄想だが… 何もここまで問い詰めなくてもいいやん😅
怖いわ🧐

前に吹雪は書いたけど、もうひとつ書きたくなっちまったので😆
#詩 #吹雪 #冬はどうも厳しめ