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吉田 翠*詩文*
2019年2月23日 07:35
人の手が届かない本物の夜どこからが空でどこからが地面なのかもわからなぬまま乾いた砂の上でもし夢を見るとしたら帽子を被った案内役のうさぎは大きすぎる月の光にいたずらのひとつも仕掛けられなくてすごすごと帰ってしまうどんな冒険もいくじなしは呆然とした目だけをこちらに向けて自分は何も知らないからときっとそう後に残されたわたしがどんなに気まずい思いをしようともお構いなしにきっと
2019年2月17日 17:26
眩しかった落葉樹の枝先のその先から覗く太陽凍りつきそうな時間あの夜が明けた朝に強い風の中で光る太陽を芽を吹くその時に向かい、寒さの中で充分にしまりを見せた木々の隙間から見た 凛烈な時は何を与えようとするのか静かな歓喜が見えるだろうか風は知っているだろうか 冬の空は正直で、美しい *************** 春一番の後、不規則な天気は春に向かう合図だ。固く
2019年2月9日 18:28
足の下の砂が水にさらわれてゆく波打ち際でわたしの世界はどうしてこんなに小さいのだろう恐れを美化し続けたいつまでも明けない朝いったい何に酔った日々を繰り返していたのだろう不規則に連なる音はやがて次の崩れる波の音を運びわたしの憂いと、儚い記憶を持ち去って行っただからわたしはここに来る だからわたしは何も求めずとも良いのだと知るためにここに来る #詩 #海
2019年2月2日 17:21
人の雑音が遠ざかり容赦のない白き闇に迷う世界幻影の果ての陶酔した終焉という世迷い言に侮蔑の咆哮あざ笑うのは天か地か終焉を迎えるのはむしろ知った気になっている己の心・・・・・・・・・・・・・・・・・・妄想だが… 何もここまで問い詰めなくてもいいやん😅怖いわ🧐前に吹雪は書いたけど、もうひとつ書きたくなっちまったので😆 #詩 #吹雪 #冬はどうも厳しめ